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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化2(日本文化研究b)/HISTORY AND CULTURE2(JAPANESE CULTURAL STUDIES (B)) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
平田 彩奈惠 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平田 彩奈惠 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
「花」を切り口として、日本文学を中心にさまざまな作品を読んでゆく。花はそのもののイメージに加え、和歌や文学作品における描写を通して付与されたイメージが重なり、後世に受け継がれてゆく例が多くある。 この授業ではそういった作品をピックアップしながら、イメージの醸成について考えてゆく。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
※本授業はオンライン(録画配信)と対面の併用で行う。まずはオンライン授業からはじめ、新型コロナウィルスの感染拡大状況を見ながら、対面授業の再開については周知する。課題については、responによるリアクションペーパーの提出を毎回課す。 連続したテーマを数週にわたって扱うため、毎週の内容をよく理解してから翌週に臨むこと。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業前には、各回のテーマについて疑問点を整理し、臨むこと。 授業後は、配付された資料を読んで理解を深めること。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回のリアクションペーパー、授業時の発言(60%)。なお、この中には第13回の報告内容も含まれる。 学期末のレポート(40%)。 上記を基に、AA、A、B、Cの4段階で評価する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
各自の関心に応じて、日本文化研究の科目を履修し、多角的な視点を身につけることが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
教科書、参考文献ともに授業中に示す。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 授業の進め方および参考になる文献などを示す。 ※この回はオンラインでの実施を予定している。 |
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2 | 「花言葉」の歴史と日本におけるひろがり | 花に対するイメージは、現代においては「花言葉」に影響される面も大きい。その歴史と日本における広がりを知る。 | |
3 | 梅と和歌 | 梅の和歌における詠まれ方を知り、実際に和歌を鑑賞する。 | |
4 | 桜と文学(1)和歌 | 桜を詠んだ和歌を鑑賞し、どのように詠まれているのかを知る。 | |
5 | 桜と文学(2)「桜の森の満開の下」とパロディ | 坂口安吾「桜の森の満開の下」を読み、その表現について考える。また、安吾の小説を翻案した森見富美彦の「桜の森の満開の下」と比べ、どのように改変されているのかを考える。 | |
6 | 紫草と文学(1)和歌と歌物語 | 染料に使われる紫草について学んだうえで、紫草を詠んだ和歌を読み、どのように描写されているのかを知る。また、歌物語での描かれ方を見る。 | |
7 | 紫草と文学(2)額田王と紫草 | 宝塚歌劇『あかねさす紫の花』を通し、紫草を詠んだ和歌がどのように扱われているかを考える。 | |
8 | 紫草と文学(3)源氏物語 | 「紫のゆかりの物語」と呼ばれる『源氏物語』においてどのように紫草が描写されているのかを読み、古典におけるイメージの重層化について考える。 | |
9 | 撫子と文学(1)和歌 | 撫子が詠まれた和歌を取りあげ、どのように扱われているかを考える。 | |
10 | 撫子と文学(2)物語 | 『源氏物語』における「撫子」の描写について、玉鬘と紫の上を中心に考える。 | |
11 | 『源氏物語』の登場人物と花 | 『源氏物語』の登場人物名には花の名を冠するものが多い。それらの由来について、物語を読みながら理解する。 | |
12 | 花と襲(かさね) | 平安時代の装束における「襲(かさね)」の色目に花の名が使われている場合を取り上げ、どのような色なのかを知る。あわせて、装束についても理解する。 | |
13 | 花と身近な日本文化 | 花の名をあしらった商品、花がモチーフになっている歌や文学作品など、自分たちのまわりにある花と関連する物について報告し、花のイメージとのかかわりを考える。 | |
14 | まとめ | 授業を振り返り、さまざまな花の描かれ方とそのイメージを総括する。 |