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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化1(地域文化)/HISTORY AND CULTURE1(REGIONAL CULTURE) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水3/Wed 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
鴈野 佳世子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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鴈野 佳世子 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
◆技法材料から学ぶ日本絵画史 絵画作品とそれを支えた材料や技術について考え、日本文化の特性を理解することを目指します。各時代の造形について、素材と技法に着眼した個別のテーマから考察することで、美術史を身近な問題としてとらえてみましょう。展覧会見学やワークショップを通して、授業で得た知識を体験として定着させ、作品に内在する古典知を自らの教養として活用できるようになってほしいと思います。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業形式:講義/展覧会見学/ワークショップ 授業方法:美術館?博物館での作品見学を踏まえ、疑問や論点を獲得します。その上で、講義を通じて、素材や技法に着目しながら各時代における美術の位置づけを確認します。さらに、ワークショップ形式の授業を通して実技を体験することで、美術作品についての複合的な視野を獲得します。後半に再度展覧会見学を行い、授業で得た知識を作品鑑賞に活かしながらレポートを作成してもらいます。 講義はパワーポイントのスライドが中心です。毎授業後、リアクションペーパーを提出してもらい、その提出をもって出席とします。質問はリアクションペーパーで受け付け、次回授業時に回答する他、全体で共有すべき問題については授業内で掘り下げます。 テキストは指定せず、資料はmanabaで配信します。授業前に確認し、手元資料として必要な人は各自プリントアウトしておいてください。 注意:初回ガイダンスはオンデマンド配信します。また、以降は対面授業と遠隔授業(動画配信型)の併用を予定しているため、対面授業の回と遠隔授業の回があります。遠隔授業の実施回については授業中にお知らせします。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習:講義で使用する資料は事前にmanabaで配信します。授業前に目を通し、疑問点や論点を考えておいてください(目安:30分程度)。また、可能であれば普段から美術の展覧会に足を運び、作品を直に見る機会を持ってください。 事後学習:授業で感じた疑問や興味をもった事柄について調べ、まとめてください(目安:30分程度)。自分なりに調べたことや考えたことを期末レポートに反映させてほしいと思います。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
平常点(出席、リアクションペーパー)20%、展覧会見学小レポート20%、期末レポート60% | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
テキストは指定せず、毎回資料を配信します。 参考文献は授業中に適宜紹介します。 展覧会見学は授業内に実施するのではなく、各自都合のよい日時に見学またはウェブ上でバーチャル展覧会の見学を予定しています。 |
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到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 授業の進め方と課題?レポートについての説明 参考資料の紹介 |
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2 | 展覧会見学 | 反転学習の導入として、授業内容に関連する展覧会見学を実施する(東京国立博物館常設展を予定)。自分なりの視点で展覧会を見学し、授業で取り上げる、色彩?素材?技法に関する疑問点や感想を小レポートにまとめる | |
3 | 古代?中世の色料について | 古代?中世の色材と美術の関わりについて 作例を通して東洋絵画の代表的な色材と彩色表現について考える。 |
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4 | 近世?近代の色料について | 近世以降の色材と美術の関わりについて 西洋からの合成色料の移入と美術表現への影響を中心に、近現代美術に至るまでの色彩表現の変遷を辿る。 |
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5 | 日本絵画の基底材について | 日本美術史上の代表的な作品を鑑賞しながら、木?石?紙?絹など素材と美術史の関わりを概観する。 | |
6 | 筆と線描 | 絵画に用いられる筆の種類や製法、用途について知り、東洋の古典美術における線描表現の特徴や意味を考える。 | |
7 | ワークショップ(1) 彩色と線描 |
日本画の絵具や筆の扱いを体験する (受講生の人数に応じて時間帯を区切って実施する) |
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8 | 金属材料について | 金属材料を用いた日本美術特有の表現について、基礎的な技術、用語、表現効果を学び、西洋や他のアジア諸国における表現と比較する。 | |
9 | ワークショップ(2) 箔技法 |
砂子撒きや切箔など、金属箔を用いた装飾技法を体験する (受講生の人数に応じて時間帯を区切って実施する) |
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10 | 技法(1):日本の模写史 | 日本の絵画史を概観し、大陸からの作品受容、「写し」や粉本を用いた絵作りの技法について考える。 | |
11 | 技法(2):技法書を読む | 中国?日本の絵画技法書から彩色の技法史を概観する。また、筆、墨、紙、絹など素材や道具に特有の技法について考える。 | |
12 | 美術品の形態と機能 | 美術作品の制作当初における実用的機能について 宗教儀礼や社交場での用途、調度品?貿易品としてどのような役割を果たしたのかを考える。 |
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13 | 展覧会見学 | 授業で得た知識や視点をもって再度展覧会を見学し、発見や感想をレポートにまとめる。 | |
14 | 授業まとめ | 授業の振り返りおよびレポート作成 |