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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15 |
開講科目名 /Course |
現代社会1(中東諸国への外国の介入と翻弄される民衆)/MODERN SOCIETY1(FOREIGN INTERVENTIONS IN MIDDLE EASTERN COUNTRIES AND PEOPLE NEGATIVELY AFFECTED BY THEM) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
八木 正典 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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八木 正典 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義は、国際教養学部のカリキュラム?ポリシー、ディプラマ?ポリシーを踏まえ、学部?学科の枠を越え、学際的学修を目的とする全学共通授業科目の4つの分野のひとつである「現代社会」に位置付けられています。本講義は、世界の諸地域の言語?文化?社会についての知識を習得し、さらに、日本が蓄積してきた「知」を 国際社会における教養の一環として積極的に発信しうる市民を育成することを上位目標としています。本講義では、中東諸国に域内?域外の外国勢力がどのように介入し、紛争や対立が、現地の民衆の安全にどれだけの被害をもたらしているのかを理解するための知識を習得することを到達目標とします。 講義内容は、中東諸国指導者の権力維持、地域紛争への外国の介入、展望を持てない人々の3つのカテゴリーを設け、具体的事例を挙げて、外国勢力がどう関与してきたか、その結果民衆がどのような影響を受けてきたのかを概観します。今も混乱が収まらないシリア、イエメン、リビア、イラン情勢やクルド人やパレスチナ人、ヒズボラがそれぞれ置かれた苦境の中で、状況打開のためどのような取り組みを行っているのかを学び、中東の複雑な国際?地域情勢を分析し、理解する力を身につけます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は、テキストは使用しません。基本的に毎回の講義タイトルに沿ったパワーポイント資料とその解説を行うクラウド録画した動画閲覧のためのURLを送付してオンデマンド形式で行います。パワポ資料は、概ね2日前を目途にmanabaで送付します。動画は講義時間直前に送付します。毎回小テストとアンケートをmanabaで出題します。初回を除き、3回分毎に課題のレポート回答を踏まえ、講師が総括コメントするセッションを設けます。小テストは、毎回5問程度で、正解を公開します。manabaでその回答を送付するとともに、特に重要な質問については、それを総括セッションで解説します。質問やコメントはアンケートで受け付けますが、その他の追加動画等の閲覧、質疑や意見交換は、主にmanabaの掲示板を用いて行います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習:manabaで送付する講義資料を事前に熟読(1時間程度)してください。 事後学習:毎回出題する小テストとアンケートにmanabaでお答えください。小テストとアンケートには約1時間、レポート作成に約2時間かけてください。課題は、第2回~4回、第6回~8回、第10回~12回に出しますので、レポートをmanabaで指定の日時(通常4日間程度を想定)までに提出してください。1000字以内を目途とします。小テストとアンケート結果についても、指定の日時(通常4日間程度を想定)までに提出してください。あるテーマについて、より深く知りたい場合は、アンケートあるいは掲示板でお知らせください。できる限り回答します。履修生同士の意見交換も推奨します。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
講義内容に関するアンケート提出(20%)、毎回の講義の理解度を確認する小テスト(30%)、課題に対する合計9回のレポート(50%)で評価します。レポートは、①質問に的確に答えているか、②授業内容の基本的な把握、③論述の明快さ、④独自に追加的に調べた知見などを重視して評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
中東情勢は、米国や中国、ロシアといった世界の主要国が深く関わっていますので、中東以外の地域情勢についても理解を深めることで、中東をより深く分析することが可能になります。 | ||||||||||
備考 /Notes |
講義資料(通常パワーポイント)、ならびに状況に応じて解説資料を事前送付します。意見交換を行う場合は、manabaの掲示板を利用します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
現代社会に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション(激変する中東情勢) | コース全体を説明するとともに、激変する中東情勢と民衆への影響を概観する。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。アンケート、小テストに回答する |
2 | 中東諸国指導者の権力維持(その1 サウジアラビア) | 中東諸国の指導者がどのように権力を維持しようとしているのかを分析する。サウジのサウード王家とMBS皇太子に焦点をあてる。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート1を提出する。アンケート、小テストに回答する |
3 | 中東諸国指導者の権力維持(その2 シリア) | シリアのアサド大統領の権力維持と展望に焦点をあてる。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート2を提出する。アンケート、小テストに回答する |
4 | 中東諸国指導者の権力維持(その3 トルコ) | トルコのエルドアン大統領の権力掌握、維持と展望に焦点をあてる。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート3を提出する。アンケート、小テストに回答する |
5 | 中東諸国指導者の権力維持(総括) | 2-4回の課題に対するレポートの主要点や質問?コメントに対してできる範囲で回答する | 事前送付資料がある場合には、目を通しておく。事後、アンケート、小テストに回答する |
6 | 中東紛争への外国の介入(その1 イエメン) | イエメンでは2015年3月のサウジ主体のアラブ連合軍の軍事介入以来、現在も戦闘は収まらず、民衆が犠牲になっている。その状況とバイデン政権誕生後の動きを説明する。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート4を提出する。アンケート、小テストに回答する |
7 | 中東紛争への外国の介入(その2 リビア) | リビアでは西部トリポリを拠点とする暫定政権とその支配を認めないハフタル軍との間で戦闘が続き、それぞれの陣営を諸外国が支援し、混乱が拡大してきた。しかしその後停戦が実現し、今後の見通しを展望する。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート5を提出する。アンケート、小テストに回答する |
8 | 中東紛争への外国の介入(その3 イスラエルによるイランの核開発阻止) | イランでは、2020年核施設の原因不明の火災や核科学者の暗殺が発生している。この背後にイスラエルがいるとの見方が存在する。イスラエルの意図と、イランの対応を説明する。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート6を提出する。アンケート、小テストに回答する |
9 | 中東紛争への外国の介入(総括) | 6-8回の課題に対するレポートの主要点や質問?コメントに対してできる範囲で回答する | 事前送付資料がある場合には、目を通しておく。事後、アンケート、小テストに回答する |
10 | 展望を持てない人々(その1 シリアのクルド人) | シリアでは、ISIS掃討作戦に地上のもっとも信頼できる部隊として参戦したクルド人勢力は、1万1千人の犠牲を出したにも関わらず政治的権利を何ら獲得できずにいる。米新政権下で展望が開けるのかを解説する。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート7を提出する。アンケート、小テストに回答する |
11 | 展望を持てない人々(その2 パレスチナ人) | 2020年いくつかのアラブ諸国がイスラエルとの国交正常化を断行した。「パレスチナの大義」に最早こだわらないアラブ諸国の思惑とパレスチナ人の対応を解説する。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート8を提出する。アンケート、小テストに回答する |
12 | 展望を持てない人々(その3 ヒズボラ) | かつてイスラエルへのレジスタンス組織としてアラブ世界でも一定の評価を得ていたレバノンのヒズボラは、米国のみならず、湾岸アラブ諸国からもテロ組織に分類されている。その背景を説明する。 | 事前送付資料(パワーポイント)に目を通しておく。課題に対するレポート9を提出する。アンケート、小テストに回答する |
13 | 展望を持てない人々(総括) | 10-12回の課題に対するレポートの主要点や質問?コメントに対してできる範囲で回答する | 事前送付資料がある場合には、目を通しておく。事後、アンケート、小テストに回答する |
14 | 外国の介入と翻弄される民衆 | 外国の介入は中東諸国政府の自国民の権利侵害にも大きな影響を及ぼす。それ例を紹介し、このコースを総括する。 | 事前送付の総括資料に目をとおしておく。事後、アンケート、小テストに回答する |