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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15 |
開講科目名 /Course |
自然?環境?人間1(科学技術基礎論Ⅰ)/NATURE,ENVIRONMENT AND HUMANITY1(FUNDAMENTAL STUDIES IN SCIENCE AND TECHNOLOGY I) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金2/Fri 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 聡 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、われわれにとって身近な事例の背後にある科学技術に注目し、その基本的な考え方や歴史的背景を探ることによって、科学技術が内包する問題点と可能性を学ぶことを目的とする。また、こうした学びを通じて、知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)を鍛えることも併せて目的とする。 現在の科学技術は、専門分化が極度に進行しているため、科学技術の専門家でさえ自分の専門分野以外のことは分からないことが増えている。だが、現在に生きるわれわれは、知らないうちに科学技術の成果を利用したり、科学技術的なものの見方や考え方の影響を受けたりしている。また、われわれが直面する問題を解決するためには、文系?理系という枠を超えて、様々な分野の人々と協働することがますます必要になっている。 この講義では、科学技術を歴史的に探究する科学技術史と、複雑化した現代の科学技術と社会との関係を探求する科学技術社会論という二つの学問分野をベースとして、科学技術を様々なコンテクストの中で捉えることによって、科学技術の問題点と可能性を見出すとともに、科学技術のあるべき姿を受講生とともに考える。 こうした複雑な問題に取り組むためには、単に知識を鵜呑みにするだけでは不十分であり、既存の知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)が不可欠になる。そうした批判的思考を養う機会として、授業内容へのフィードバックや期末レポートの作成などを活用することが求められる。 (下記の項目も参照) |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?オンデマンド配信によるオンライン授業を実施する ?授業に関する告知、資料の公開、授業に関する質問の受付、授業へのフィードバックおよび期末レポートの提出などは、manabaを通じて行う ?批判的思考の基礎固めとして、授業に関連した文章を要約する課題を出題する (講義全体で3題。文章の内容を授業内で解説する。事前?事後学修、および評価方法の項目も参照) ?批判的思考を養うために、要約課題に関連した事柄について各自でテーマを設定し、必要な資料調査などをおこなって、期末レポートを作成する (期末レポートへの取り組み方は、第1回の講義で説明する。評価方法の項目も参照) |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
?配布資料を読み、講義動画を視聴して、講義で取り上げた事柄に関する理解と問題意識を深めるとともに、manabaに授業へのフィードバックをおこなう ?講義で提示する文章の要約課題に取り組む(講義全体で3題) ?期末レポートの執筆に必要な資料調査などをおこなって、期末レポート完成する (期末レポートへの取り組み方は、第1回の講義で説明する) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末レポート(70%)、要約課題(30%)、授業へのフィードバック(最大で20%加点)で評価する。 なお、成績評価基準については、第1回の授業で具体的に説明する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
科学技術基礎論II 科学技術と社会b 科学史I,II 文化としての科学a,b 全学総合講座(大学における教養教育) 全学総合講座(社会の中の科学) |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
自然、環境、人間に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション、生命という問題 | 講義全体の構成や履修する際の注意点、および期末レポートへの取り組み方を説明するとともに、 | |
2 | デザイナーベビーから考える | 「デザイナーベビー」をキーワードとして、人間とゲノムに関する科学技術について考える。 | |
3 | 出生前診断?着床前診断について | 出生前診断と着床前診断をキーワードとして、第2回に引き続いて人間とゲノムに関する科学技術について考える。 | |
4 | ゲノムに関する科学技術と社会制度 | 第2-3回で取り上げた事例を振り返りながら、ゲノムに関する科学技術と社会制度について考える。 | |
5 | 進化論と優生学 | 進化論と優生学の歴史を辿ることによって、遺伝や遺伝子に関する問題を歴史的視点から再考する。 | |
6 | 脳死?臓器移植について | 脳死や臓器移植を巡る問題を中心として、生命の終末を巡る科学技術と社会制度について考える。 | |
7 | 安楽死について | 安楽死を巡る問題を中心として、第6回に引き続いて生命の終末を巡る科学技術と社会制度について考える。 | |
8 | 生命に関する科学技術と生命倫理 | 第2-7回で取り上げた事例を振り返りつつ、生命倫理という視点から問題を捉え直す。 | |
9 | 感染症と人類 | 感染症の仕組みや歴史を通じて、感染症と人類との関わりを考える。 | |
10 | 感染症と社会制度 | 感染症対策の社会的側面に注目して、感染症と人間との関わりを考える。 | |
11 | リスクからみた感染症対策 | 第9-10回の内容を振り返りつつ、リスクという観点から感染症対策を捉え直す。 | |
12 | 生命と食品 | 生命と食品との関わりについて、主として栄養と代謝の側面から考える。 | |
13 | 食品に関する科学技術と社会制度 | 第12回の内容を振り返りつつ、食品に関する科学技術と社会制度について考える。 | |
14 | 食のリスクと安全 | 第12-13回の内容を振り返りつつ、リスクの観点から、食の安全について捉え直す。 |