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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15 |
開講科目名 /Course |
全学総合講座(企業の社会的責任と企業活動)/INTERDEPARTMENTAL LECTURES(SOCIAL RESPONSIBILITIES OF CORPORATIONS AND CORPORATE ACTIVITIES) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金4/Fri 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
吉川 信將 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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吉川 信將 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
1.学修を通じた獲得目標 (1)企業の社会的責任の意義の理解 ?企業が社会的責任を果たす意義は何か、具体的な企業活動の状況を通じて、理解を深めること (2)企業活動の実態認識 ?企業風土や企業活動の方針等は、業種?業態によって様々であることを認識すること 2.質疑応答を通じたインプットとアウトプット (1)講演内容に課題意識を持って聞く能力向上 ?各回の講演内容について、課題意識を持って、集中して聴講する習慣を身に付けること (2)疑問に感じたことを表現する能力向上 ?講演内容について質問や確認事項があった場合に、適切に発言できること |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
1.内容: テレビ業界、金融、総合商社、製造業、人材派遣業、弁護士事務所、監査法人等に勤務中、若しくは関係していた現役の役員、上級管理職、弁護士、公認会計士により、企業の社会的責任を念頭に、実務体験(苦労したこと、やりがいを感じたこと等)も交えて講演をして頂きます。 若手企業担当者による企業説明会とは異なった視点の講演を通じて、将来の職業選択や業界選択の一助になると考えます。 各回の授業とも、全体質疑や講演の後の質疑時間を設ける予定です。受講者の積極的の授業姿勢が特に望まれます。 2.質疑:有益な機会ですので、約70分強の講演の後、講演(者と質疑の時間を取ります。積極的な学生諸君の参加を期待しています。 3.その他:新型コロナの影響で、対面式からオンライン授業に変更となったときには、zoomによるライブ授業となります。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
講演者の業界や企業について、事前にインターネットや業界紹介の書籍等でおおよその認識をしたり、事後に興味が湧いた講演内容について、該当企業のHPを参照したり業界関連の書籍等により深く学修すると、特に有益です。事前学修と事後学修で各1時間以上が望ましい。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
外部講演者の講演中、9回以上の出席が期末レポート提出、すなわち単位を認定するうえでの条件となります。期末レポート70%、授業への参加態度?姿勢30%の割合で評価します。 講演者に、教室内で直接質問した学生に対して、授業における積極性の観点から加点します。 なお、対面での授業ができなくなった場合には、期末レポート100%で評価することがあります。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
獨協大学の学生として相応しい態度で授業に参加すること。遅刻?早退は厳禁とします。 なお、授業計画はあくまで予定であり、講演者が直近の内容を織り込む等の理由で、変更もあり得ます。最終的には、第1回のイントロダクションの際に紹介します。 テキスト:講演者の方から、必要に応じてプリントの配付や参考文献の紹介があります。 |
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到達目標 /Learning Goal |
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション 授業の進め方、注意点、評価の仕方等 吉川信將 法学部教授 |
イントロダクションとして、授業の進め方、注意点、評価の仕方等について解説します。 | 事前?事後学修の欄参照 |
2 | ブラック企業とは 副島智子(パソナグループ財務経理本部チーム長) |
人材派遣会社で派遣社員や派遣先会社との具体的な対応を通じて培ってきた知見をもとに、企業での働き方と労働者の権利を正しく知ることの大切さの理解を深めつつ、ブラック企業の見分け方等、具体的に解説致します。 | 同上 |
3 | 科学技術と法 高田寛 明治学院大学法学部教授、元ヒューレッド?パッカードTrade Manager |
そもそも企業が社会的責任を果たすためには、法規制と自律的な企業運営との間でどのように折り合いをつけていくか、例えば遺伝子組換作物と製造企業の法的問題について、他国の状況も紹介しつつ、考えていきます。 | 同上 |
4 | 企業における内部統制 保川宏昭(三菱重工環境エンジニアリング取締役執行役員) |
三菱グループの中核企業である三菱重工業での長年の実務経験を踏まえて、空調機からロケットまでの幅広い商品群を消費者や他の内外の会社に提供することを通じて、社会貢献を果たす努力をしていることを紹介します。 | 同上 |
5 | テレビはまだ面白い 浅海信悟(テレビ朝日映像取締役) |
長年、テレビの制作現場に携わってこられた経験に基づき、テレビが社会に与える影響を踏まえて、どのような放送責任を果たしていくべきか、テレビの視聴率との関係も解説しつつ具体的に考えてみます。 | 同上 |
6 | 金融機関とSDGs 稲田 博志(あおぞら銀行コンプライアンス統括部リーガルカウンセル、弁護士) |
金融機関としてのSDGsへの対応のご講演予定ですので、今日的なテーマとして理解を深めることが大切です。 | 同上 |
7 | 生活協同組合のDNAと社会的役割 伊藤治郎(日本生活協同組合連合会執行役員渉外広報本部長) |
生活協同組合は地域に根差した活動を行っています。生協で広報本部長を担当した経験から、生協誕生の経緯や地域密着の活動を如何に行っているかを説明することによって、地域社会への貢献を具体的に紹介します。 | 同上 |
8 | 総合商社における企業法務の役割 河村寛治 明治学院大名誉教授 一般社団法人GBL研究所代表理事会長 |
国際法務実務の経験から、海外中心のグローバルビジネス活動のリスクマネジメントを如何に行うかを具体的に解説し理解を深めてもらうことを通じて、企業理念の重要性を含めリスクマネジメントの大切さを学びます。 | 同上 |
9 | 海外大型プロジェクトのリスクと国際エンジニアリング会社の挑戦 蒲生邦道(アミファ取締役監査等委員) |
東洋エンジニアリングでの役員としての経験、とりわけ発展途上国産業の近代化とインフラ整備といった大事業を通じて、企業としての社会貢献の具体的な状況を紹介し、若者が海外に果敢に挑戦する動機づけとします。 | 同上 |
10 | 広報と宣伝の役割 大村芳徳(BSテレビ東京常務取締役管理局長) |
長年、マスメディアの第一線で活躍されてきた経験を踏まえて、企業としての広報と宣伝の役割と意義について理解を深めることを目的とします。 | 同上 |
11 | 公認会計士の職業とその魅力 和久友子(あずさ監査法人パートナー公認会計士) |
大手監査法人で長年、公認会計士として企業の会計監査や金商法等の立案にも携わった経験から、会計監査を通じて適正な企業会計の重要性を確認するとともに、公認会計士の職業とその魅力についても紹介します。 | 同上 |
12 | 自動車産業における地球環境への取り組み 森下隆(日産自動車取締役会室担当部長) |
文明の利器でもある自動車が人々の利便性に貢献し続けるとともに、安全?安心や環境にやさしい自動車の開発?製造?販売に日夜努力していることを通じた活動を紹介します。 | 同上 |
13 | 企業の不祥事対応 信頼のV字回復の為の意識と行動 竹内朗(プロアクト法律事務所代表弁護士) |
金融機関での企業実務経験や大手弁護士事務所での経験を踏まえ、企業におけるリスク管理の第一人者として企業のリスク予防のための方策を具体的に紹介しつつ、企業としての社会的責任の果たし方を考えていきます。 | 同上 |
14 | まとめ 企業の社会的責任とは何か 吉川信將 法学部教授 |
講演の先生方の授業を通じて、企業がその社会的責任を果たすことの意義について受講者に振り返ってもらうとともに、総括的なまとめを行います。 | 同上 |