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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2021/09/15 現在/As of 2021/09/15 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化2(近代世界システム論)/HISTORY AND CULTURE2(MODERN WORLD SYSTEM THEORY) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2021年度/2021 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 丈二 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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野澤 丈二 | フランス語学科/FRENCH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
アメリカの歴史社会学者イマニュエル?ウォーラーステイン(1930−2019)が提唱した「近代世界システム」論を足がかりとして、今日にいたる世界の一体化の歴史を、主に経済史的な観点から検討する。 ヒト、モノ、カネの動きは国民国家の枠を越えてますます世界を巡っている。そして世界のほとんどの地域は、資本主義を原理とした経済で動いている。この授業では、現代のグローバルな世界経済システムについて、その歴史的な形成過程をさまざまな角度から検討する。そのうえで、現代の社会が直面する地球規模の課題(格差、環境、対立など)について考えていく。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
テキストの内容に沿って進行し、毎回ひとつの章を詳細に検討する。 理解した内容をより深く定着させるために、授業内で小課題を出す。期末試験の準備も兼ねているので、毎回の出席を心がけること。 必要に応じて、ウォーラーステインの著作からの抜粋も読んでいく。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
各回で扱う単元(章)に事前に目を通しておくことが望ましい。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
?期末試験(70%) ① 授業で扱った内容が理解できているかを確認する。 ② 自ら問題を設定し、議論を展開できる能力を身に付けているかを評価する。 ?平常点(30%)① 積極的な授業参加、② 小課題の取り組み、③ 出席状況 ※ 4回以上の欠席があった場合には、自動的に評価の対象外とする。 |
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関連科目 /Related Subjects |
特になし | ||||||||||
備考 /Notes |
授業内容や順番は、一部変更になる可能性もあります。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション | 授業の概要、学習方法、評価などに関する説明 | 授業内で具体的に指示します。 |
2 | 「近代世界システム」論とは? | 「世界システム」の概要について学びます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
3 | なぜヨーロッパだったのか? | いわゆる「大航海時代」と呼ばれる現象について考えます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
4 | ポルトガルのアジア圏への進出 | 16−17世紀の東アジアを中心に検討します。 | 授業内で具体的に指示します。 |
5 | スペインの興隆と衰退 | 16−17世紀のアメリカ大陸と西ヨーロッパの関係について学びます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
6 | なぜ中国ではなかったのか? | 西ヨーロッパとの比較のなかで、15世紀中国の海洋進出について考えます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
7 | 最初のヘゲモニー国家、オランダ | 17世紀を中心に、地球規模で展開された海洋交易活動について学びます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
8 | イギリスとフランスの抗争 | 18世紀における英仏の覇権争いについて、世界全体を視野に入れて考えます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
9 | 西ヨーロッパにおける日常生活の変化 | アジアやアメリカとの接触によって生まれた、新しい習慣について考えます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
10 | 近代世界システムと奴隷制 | 西ヨーロッパの経済的な発展と奴隷制の関係について考えます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
11 | 近代世界システムとアジア | 主にインドを事例として、アジアがいかに組み込まれていったのかを学びます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
12 | 近代世界システムと日本 | 19世紀以降の日本の状況を、世界の変化のなかに位置付けて考えます。 | 授業内で具体的に指示します。 |
13 | 「近代世界システム」論を越えて | 「世界システム」の概念を批判的に検証します。 | 授業内で具体的に指示します。 |
14 | まとめ | 春学期を総括する試験を実施 | 授業内で具体的に指示します。 |