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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
ドイツ語圏の思想 b/AREA STUDIES IN GERMAN THOUGHT b |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月3/Mon 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
工藤 達也 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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工藤 達也 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
主にドイツ語圏の思想家を通史的に取り上げて、解説する。特に重要となる哲学や思想のキーワードについては具体的に説明していく。春学期の講義の続きだが、別個に受講してもよい。 履修者が修了後、どこの書店でも手に入る古典的な哲学書を独力で読める理解能力を獲ていることを目標とする。 今学期の講義は現代思想の入り口としてニーチェの『道徳の系譜』まで講義する。テーマはドイツ語圏に限定されず、背景にあるヨーロッパの思想などにも言及する予定である。特に難解な講義ではないので興味のある学生は聴講してほしい。ドイツ語学科以外の学生も歓迎する(ドイツ語の知識は前提にしない)。ニーチェより先のハイデガーやベンヤミンなど20世紀の現代思想に少し言及する。現代思想ゆえの過激な展開を期待し、またアクチュアルな思想問題に関心がある学生は歓迎する。 ドイツ語学科の概論科目の履修を経た学生がさらに専門的なドイツ語圏の思想の知識を修得すること、またさらに社会において公的立場で自らの独自な意見を述べられるまでのリテラシー形成を目指す。 ドイツ語圏の思想?文学概論の履修が望ましいが、履修条件とはしない。また今後の文学や思想の専門コースを選択する上で今後の役に立つと思うが、一般的な事柄なので専門は問わない。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義形式の対面授業を行う。基本教員が学生に向かって講義する形式だが、内容理解のために口頭で意見を聞くなどの対話形式を一部採用する。またアンケートを授業時間中に取り、また質問があればManabaなどで受け付け、回答する。 コロナ状況下で教室定員の制限を超過する場合は、隔週ごとの交代による入室制限をするなどし、出られなかった履修者はオンデマンドでその日の授業の録画を提供するなど工夫する。なお、コロナ状況の変化に応じて、完全体面にするか、逆に完全オンラインにするか等を決定するので、指示に注意して下さい。期末は最終授業日に課題提示してManabaで提出させる予定である。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業で紹介したキーワードを踏まえて調査しておく。配布したプリント内容や講義内容のノートを復習し、期末課題に備える。事前?事後学習は授業の前日に前回やったことのプリントを読み直すこと、またプリントのキーワードを前もって意味を把握するなど書籍やネットで調査する。合わせて一回につき1時間程度すれば事前?事後学習で十分に足る。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末課題(80%)、授業中の対話などの参加による平常点(20%)に基づいて評価を行う。特に期末課題は抽象的な概念用いる際に具体例に適用できる能力があるか、また説明するに足る分量を期間内に準備できるか、そしてそれがきちんと資料に基づいているか、それぞれ30%程度の配分で考慮する。課題は日本語で誤字脱字も減点対象となる。期末課題はManabaを用いた課題提出か、可能なら最終授業日に筆記試験形式で行うかいずれかの予定である。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
ドイツ語圏の文学?思想概論 | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト:プリントを配布します(オンライン)。 参考文献:配布したプリントの中で紹介します。 |
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到達目標 /Learning Goal |
ドイツ語圏の哲学や思想に関する専門的な知識、分野特有の思考?研究方法を発展的に習得し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | はじめに | ガイダンス | なし |
2 | ロマン派とドイツ観念論 | 講義と参考文献解読:空想の「自由」と観念論の破綻 | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
3 | ヘーゲルとマルクス | 講義と参考文献解読:市民社会の問題と疎外 | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
4 | 若いマルクスと『資本論』のマルクス | 講義と参考文献解読:ヘーゲルとマルクスの「弁証法」の差異 | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
5 | 『資本論』と宗教批判 | 講義と参考文献解読:『ユダヤ人問題に寄せて』からイデオロギー批判までのマルクス主義の経緯 | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
6 | マルクス主義と現代思想(1)-ルカーチ | 講義と参考文献解読:『経済学批判』:「存在が意識を決定する」とネオ?マルクシズム | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
7 | マルクス主義と現代思想(2)-ベンヤミン | 講義と参考文献解読:ベンヤミンによる資本主義の「夢」の解読『パッサージュ論』 | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
8 | ニーチェ(1)-ツァラトゥストラ | 講義と参考文献解読:『悲劇の誕生』から『ツァラトゥストラ』の概説と永劫回帰の思想 | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
9 | ニーチェ(2)-ニーチェ?コントラ?ヴァグナー | 講義と参考文献解読:19世紀後半の音楽と思想の関連解説。耽美主義と「デュオニソス的なもの」について | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
10 | ニーチェ(3)-道徳の系譜 | 講義と参考文献解読:善と「悪しき平等」としてのルサンチマン批判。ニーチェとフロイト | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
11 | ハイデガー(1)-実存思想 | 講義と参考文献解読:現象学概説(フッサール、ハイデガー、メルロポンティ、サルトル) | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
12 | ハイデガー(2)-本来性の問題 | 講義と参考文献解読:『存在と時間』の概略を説明の上、ハイデガーの現代批判を理解する | プリントの確認と重要キーワードの調査 |
13 | ハイデガー(3)-現存在分析の射程 | 講義と参考文献解読:ヒューマニズムと理性批判の文脈で『存在と時間』を読解する | プリントの確認と重要キーワードの調査 期末課題の準備 |
14 | 総括 | まとめ | なし |