シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
スピーチ?コミュニケーション論a/SPEECH COMMUNICATION(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
柿田 秀樹 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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柿田 秀樹 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、視覚イメージによるコミュニケーションの批判的読み方を、映画やビデオ、写真、絵画など様々な映像メディアを使って学習します。映像という視覚イメージに組み込まれた文化的諸力の問題を主題として解説していきます。映像表現や構造、映像の技術的語りなどを批判的に解釈することで、表象=イメージがいかなるものかを考察し、そのメディア性の批判を展開していくことになります。 メディアの批判的アプローチでは、見えてしまっているという自明の事実を問い直すことが最も大切です。そもそも自分はなぜ見えるのかという経験そのものを考えなおすことがなければ、批判とは言えません。この批判は常に己に向けられます。映像をつぶさに考察することで発見される見方が、これまで思い込みで見えていた世界とは異なる、新たな視覚をもたらす分析をしていきます。見えてしまっていることを根本的に問い直す為の視座と抽象概念を様々な批判的アプローチと共に探っていきます。 本授業は、英語学科の学位授与方針(DP)や教育課程の編成?実施の方針(CP)が示す「メディア?コミュニケーションに関する専門的知識や諸理論を修得し、様々な視点からメディアやコミュニケーションを分析、批判的に読み解き、自らの見解を効果的に表現する」ことの中でも、とりわけ視覚コミュニケーション理論に関する思考?理解力を高めることを目的としています。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業はオンラインで行います。メディア?コミュニケーションコースの専門科目ですので、各週の主題にあわせて講義します。授業時間帯に、講義内容や映像資料を視聴してもらい、そのうえで課題を提出してもらいます。 授業はシラバスに沿って進めていく予定です。毎回教材と一緒に、その日に行うことの順番ややり方と講義内容を記した「講義」ファイルをPortaで配布します。 「講義」ファイルの指示にしたがって配信資料を閲覧して教材を読み、課題を進めてください。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートなどに答えて、Portaで提出してください。教材に関する問いを出すので、その解答を次回授業前日(月曜日)までにファイルで提出してもらいます。講義から2週間後にフィードバックする予定です。 詳細は1週目の授業でお話ししますので、必ず出席してください。1週目の授業に関する指示と必要な情報は、授業数日前にPortaの掲示板で配信しますので、前日迄に必ず確認してください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1)コミュニケーション分野の専門科目ですので、毎週それに関する講義をします。講義内容を読んで、課題の設問に答えてください。 2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、Portaを通じて解答のファイルを期日までに提出してください。 3)映画や絵画などの視覚メディアの批評を学習する授業ですので、課題となる絵画や映画のスクリーニングが必須となります。基本的に映画自体は著作権上の問題で配布できないので、各自で準備し、授業前に全て観ておくようにしてください。 4)授業の時間に加えて、事前に1時間、事後に2時間程度(週によっては、事前に2時間、事後に1時間程度)の学修が必要です。授業の前には、次回の課題となる絵画や映画を閲覧して、次回に講義される予定の専門用語や抽象概念の意味等を諸文献できちんと調べて理解し準備した上で授業に臨み、授業後は課題を解いて当該の課題文を読み直して、各自で必ず復習してください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業の最終日にまとめの課題(20%)を行う予定です。毎回の小テストの課題(80%)とまとめの課題の結果を合わせて、出席状況も鑑みて総合的に評価します。 課題未提出の欠席は課題の平均点を著しく下げますので、全て提出してください。 |
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関連科目 /Related Subjects |
コミュニケーション論、コミュニケーション論特殊講義、コミュニケーション論文献セミナー、メディア文化論、イメージ文化論、交流文化論(トランス?ナショナル?メディア論)、交流文化論(ツーリズム特殊講義)、交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義) | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
発話を中心としたコミュニケーションに関する諸理論を習得し、分析を行い、批判的に読み解くことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | 授業の概要と進め方について | 次週に向けての準備と『古畑任三郎』のスクリーニング |
2 | ポストモダンの探偵 | テレビドラマ『古畑任三郎』の分析 | 授業の復習とウィリアム?ターナーの諸絵画の閲覧 |
3 | 不定形な自然の表象と無意識の力―ターナーの絵画に流入する近代の力 | ターナーの絵画に見られる力の表象の分析 | 授業の復習と『エイリアン』のスクリーニング |
4 | 鈍い意味による意味生成の次元 | 映画『エイリアン』の非ー物語に関する分析 | 授業の復習とデビッド?ホックニーの諸絵画の閲覧 |
5 | デビッド?ホックニーの美術史批判 | 『Secret Knowledge』(BBC) | 授業の復習とデビッド?ホックニーの諸絵画の閲覧 |
6 | (暗室)箱の中の手 | デビッド?ホックニーの逆遠近法と鏡の投影に関する分析 | 授業の復習とフランシスコ?ベーコンの諸絵画の閲覧 |
7 | 近代批判としての体液の痕跡―心の喪失 | フランシスコ?ベーコンの近代批判とウォルト?ディズニー | 授業の復習と『トゥルーマンショー』のスクリーニング |
8 | 空間の広告化、広告の空間化ーイデオロギー空間としての広告 | 広告の遍在とイデオロギーとしての資本主義と『トゥルーマンショー』に関する分析 | 授業の復習と『JSA』のスクリーニング |
9 | 多文化主義と越境される国境ー越境が生成する文化的差異 | 接触領域としての『JSA』の視覚論に関する分析 | 授業の復習と『ヴェラ?ドレイク』のスクリーニング |
10 | ジェンダーと階級と知の権力 | 映画『ヴェラ?ドレイク』の分析 | 授業の復習と身体表象に関する諸絵画の閲覧 |
11 | 身体の認識と表象―ジェンダー生成の表象空間 | 形象に介在するジェンダー表象のポリティクス | 授業の復習とエドヴァルド?ムンクの諸絵画の閲覧 |
12 | 記号?モノとしての身体ー眼差しが生成する自己 | エドヴァルド?ムンクの自画像の眼差しに関する分析 | 授業の復習と『マトリックス』3部作のスクリーニング |
13 | ヴァーチャルなモノの精神分析 | 『マトリックス』の人類解放の失敗に関する講義 | 今回の授業と今学期全ての講義の復習 |
14 | 総括 | 今学期のまとめ | 講義全体の復習 |