シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
スピーチ?コミュニケーション論b/SPEECH COMMUNICATION(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
柿田 秀樹 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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柿田 秀樹 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
コミュニケーション学は古代ギリシアのレトリック研究に起源を持ちます。本講義では、20世紀以降折々の思想に影響を受けて変容してきた様々な現代レトリック論を理論家ごとに学んでいきます。そして、それぞれの理論家がひも解く、コミュニケーションや言葉、レトリックとは何かを理解することを目的とします。 ギリシア時代に弁論術として開花したレトリック理論ですが、その対象範囲は弁論のような音声記号だけにとどまることはなく、様々な文化や技術変容に伴い、20世紀以降は視覚や身体的触覚なども射程にいれ、今日では我々と世界を媒介するメディア論として更なる展開が進行しています。 このような現代の文化的影響も射程に入れつつ、コミュニケーションとは何か、文化とは何か、メディアとは何かを批判的に考察した、20世紀に台頭した構造主義以降の思想をコミュニケーション論として講義します。この批判理論と抽象概念の学習によって、現代の世界で実践されるコミュニケーションにまつわる複雑な社会?文化状況を改めて識別していくことが求められます。 本授業は、英語学科の学位授与方針(DP)や教育課程の編成?実施の方針(CP)が示す「メディア?コミュニケーションに関する専門的知識や諸理論を修得し、様々な視点からメディアやコミュニケーションを分析、批判的に読み解き、自らの見解を効果的に表現する」ことの中でも、とりわけ視覚コミュニケーション理論に関する思考?理解力を高めることを目的としています。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業はオンラインで行います。メディア?コミュニケーションコースの専門科目ですので、各週の主題にあわせて講義します。授業時間帯に、オンラインで講義内容や映像資料を視聴してもらい、そのうえで課題を提出してもらいます。 授業はシラバスに沿って進めていく予定です。毎回教材と一緒に、その日に行うことの順番ややり方と講義内容を記した「講義」ファイルをPortaで配布します。 「講義」ファイルの指示にしたがって配信資料を閲覧して教材を読み、課題を進めてください。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートなどに答えて、Portaで提出してください。教材に関する問いを出すので、その解答を次回授業前日(月曜日)までにファイルで提出してもらいます。講義から2週間後にフィードバックする予定です。 詳細は1週目の授業でお話ししますので、必ず出席してください。1週目の授業に関する指示と必要な情報は、授業数日前にPortaの掲示板で配信しますので、前日迄に必ず確認してください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1)コミュニケーション分野の専門科目ですので、毎週それに関する講義をします。講義内容を読んで、課題の設問に答えてください。 2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、Portaを通じて解答のファイルを期日までに提出してください。 3)映画や絵画などの視覚メディアを事例として用いてコミュニケーションのメタ理論としてのレトリック理論を学習する授業となります。それに関する諸理論を絵画などの映像資料などと共に学習していきます。講義では絵画や図版、画像などが参照されるので、各自ネットで詳細に閲覧しておいてください。 4)授業の時間に加えて、事前に1時間、事後に2時間程度(週によっては、事前に2時間、事後に1時間程度)の学修が必要です。授業の前には、次回の課題となる絵画や映画を閲覧して、次回に講義される予定の専門用語や抽象概念の意味等を諸文献できちんと調べて理解し準備した上で授業に臨み、授業後は課題を解いて当該の課題文を読み直して、各自で必ず復習してください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業の最終日にまとめの課題(20%)を行う予定です。毎回の小テストの課題(80%)とまとめの課題の結果を合わせて、出席状況も鑑みて総合的に評価します。 課題未提出の欠席は課題の平均点を著しく下げますので、全て提出してください。 |
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関連科目 /Related Subjects |
視覚コミュニケーション論、コミュニケーション論特殊講義、コミュニケーション論文献セミナー、メディア文化論、イメージ文化論、交流文化論(トランス?ナショナル?メディア論)、交流文化論(ツーリズム特殊講義)、交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義) | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト?参考文献:授業中に適宜紹介します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
発話を中心としたコミュニケーションに関する諸理論を習得し、分析を行い、批判的に読み解くことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション/フェルディナン?ド?ソシュールと記号論−言語論的転回 | 授業に関する概説と指示、そして主題に関する講義 | 講義の復習とソシュールに関するパッセージの読み |
2 | フェルディナン?ド?ソシュールと記号論 | 文化的な力を析出する記号論のアプローチと現代コミュニケーション理論について | 講義の復習とハイデガーに関するパッセージの読み |
3 | ハイデガーと存在論ーー世界ー内ー存在としての人間 | 世人と非本来的生き方について | 講義の復習とハイデガーに関するパッセージの読み |
4 | ハイデガーと存在論ーー言語の中から生起する現存在 | 現存在と投企について | 講義の復習 |
5 | 言語の行為論 | オースティンの言語行為論とデリダによる批判について | 講義の復習と「アメリカ独立宣言」と言語行為論批判に関するパッセージの読み |
6 | 物と記号の批判ーーゴッホとマグリット | 存在論と精神分析について | 講義の復習と絵画の閲覧 |
7 | 物と記号の批判ーーアンディ?ウォホール | 記号論への新たな展開について | 講義の復習と絵画の閲覧 |
8 | 精神分析とレトリックーーフロイト | 無意識が問いなおす本来のコミュニケーションの問題について | 講義の復習と精神分析に関するパッセージの読み |
9 | 精神分析とレトリックーーフロイトからラカン、ケネス?バークへ | 欲望の問題とシニフィアンについて | 講義の復習 |
10 | ミシェル?フーコー、表象、視覚技術ーー『言葉と物』 | エピステーメーと表象について | 講義の復習と絵画の閲覧 |
11 | ミシェル?フーコー、表象、視覚技術ーー古典主義と近代の断絶 | 古典主義から近代へのエピステーメーの変遷について | 講義の復習と絵画の閲覧 |
12 | ミシェル?フーコーの権力論ーー『監獄の誕生』 | 近代の権力とパノプティコンについて | 講義の復習とフーコーに関するパッセージの読み |
13 | ミシェル?フーコーの権力論ーー生権力と実存の美学 | セクシュアリティを権力の問題として批判する実存の美学について | 講義の復習とフーコーに関するパッセージの読み |
14 | まとめ | 今学期のまとめ | 今学期全体の復習 |