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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
コミュニケーション論文献セミナーb/READING SEMINAR IN COMMUNICATION (B)
開講所属
/Course Offered by
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火3/Tue 3
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
柿田 秀樹

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
柿田 秀樹 英語学科/ENGLISH
授業の目的?内容
/Course Objectives
 視覚文化論の古典とも言われている、ジョン?バージャーの『Ways of Seeing』を読み、<見える>とは何か、そして視覚とは何かを考えていく。
 バージャーの『Ways of Seeing』は、中世絵画から現代を取り巻く広告メディアや写真等を射程として、<見る>とは何かを考え直す名著である。視覚文化論の古典とも言える本著は、美術史の大きな流れを踏まえつつ、我々がものを見るとはどのようなことかを考察している。バージャーは見ることの中に隠された資本主義や帝国主義、そしてジェンダー等の文化的価値観を、イメージの言語として視覚的題材に読むことでえぐり出す。その読みを丹念に踏まえることで、いかにイメージは見える?見られるのかを理解することが可能となる。
 イメージの批評的な分析と考察を深めていく本授業においては、以下の3点が探求の目的となる。1)現代のイメージと古典絵画との歴史的な関係を踏まえること、2)視覚文化批評とは何かを理解すること、3)イメージのコミュニケーション論とは何かを理解すること。これら3点について、その批評的意義を探っていく。

 本授業は、英語学科の学位授与方針(DP)や教育課程の編成?実施の方針(CP)が示す「メディア?コミュニケーションに関する専門的知識や諸理論を修得し、様々な視点からメディアやコミュニケーションを分析、批判的に読み解き、自らの見解を効果的に表現する」ことの中でも、とりわけ視覚コミュニケーション理論に関する思考?理解力を高めることを目的としている。 
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 メディア?コミュニケーションコースの専門科目としてのセミナーですので、各週の主題にあわせて、文献を精読してもらいます。
 授業はオンライン(zoom及び教材配信)で行います(zoom授業の録画配信は学生が映り込んでいるので行いません)。
 教科書の1章を3週で取り上げ、そこに論じられた視覚メディアの理論的概念と分析を読みこみ3週間で理解していきます。
 1週目はバージャー自身が登場して解説するBBCの番組を観て、その内容を理解してもらいます。その上で、課題に関する問題の解答を授業3日前(土曜日)の期日迄にファイルで提出してもらいます。提出された課題の解説は、1週間後にフィードバックする予定です。
 2週目は、予め課題の章を読んで授業に参加し、zoomで議論してもらいます。加えて、議論のポイントと前提などの簡単な解説をPortaで配布します。それを基に課題の章を各自で読んでもらいます。当該の章に関する問題を解説と共に出すので、その解答を期日迄にファイルで提出してもらいます。
 3週目は、ズームでの議論とそれまでの課題の問題と解説を全て読んだ上で、当該の節を再読してもらいます。そして、Portaにアップロードされる章全体に関する問題の答えを期限迄に提出します。
 詳細は1週目の授業でお話ししますので、必ず出席してください。1週目の授業に関する指示と必要な情報は、授業数日前にPortaの掲示板で配信しますので、前日迄に必ず確認してください。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1)コミュニケーション分野の理論的文献を学習する授業ですので、毎週それに関する文献を映像資料などと共に読んでいきます。文献では多くの絵画や図版などが参照されるので、各自ネットで詳細に閲覧してください。

2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、Portaを通じて解答のファイルを所定の形式で提出してください。

3)授業の時間に加えて、事前に1時間、事後に2時間程度(週によっては、事前に2時間、事後に1時間程度)の学修が必要です。授業の前には、課題となる箇所を読んで専門用語の意味等を諸文献できちんと調べ理解し、準備をした上で授業に臨み、授業後は課題を解いて当該の章を読み直して、各自で必ず復習してください。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Ways of Seeing
著者
/Author name
John Burger
出版社
/Publisher
Penguin Books Ltd.
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 授業の最終日にまとめの課題(20%)を行う予定です。毎回の小テストの課題(80%)とまとめの課題の結果を合わせて、出席状況と授業中の活動への積極的な参加度も鑑みて総合的に評価します。
 課題未提出の欠席は課題の平均点を著しく下げますので、全て提出してください。
関連科目
/Related Subjects
コミュニケーション論、視覚コミュニケーション論、コミュニケーション論特殊講義、メディア文化論、イメージ文化論、交流文化論(トランス?ナショナル?メディア論)、交流文化論(ツーリズム特殊講義)、交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義)
備考
/Notes
参考文献:授業で適宜紹介します。
到達目標
/Learning Goal
各種のコミュニケーション論を主題とする文献研究によりコミュニケーションの諸理論を習得し、分析を行い、見解の提示ができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション 授業の概要と進め方についての説明 次週に向けての準備
2 Watching BBC, Ways of Seeing, Episode 1 当該の章に関するテレビ番組の閲覧と設問の解答 テレビ番組を閲覧して、授業の復習と『Ways of Seeing』の1章を読む
3 Reading Ways of Seeing (Chapter 1) 当該の章についての解説と議論、設問の解答 授業の復習と『Ways of Seeing』の1章を読む
4 Reading Ways of Seeing (Chapter 1, 2) 見ることの歴史性と美術史の先入見と複製技術に関する議論について、設問の解答 授業の復習と『Ways of Seeing』の1章と3章を読む
5 Watching BBC, Ways of Seeing, Episode 2 当該の章に関するテレビ番組の閲覧と設問の解答 テレビ番組を閲覧して、授業の復習と『Ways of Seeing』の3章を読む
6 Reading Ways of Seeing (Chapter 3) 当該の章についての解説と議論、設問の解答 授業の復習と『Ways of Seeing』の3章を読む
7 Reading Ways of Seeing (Chapter 3, 4) ヌードと裸の違いとジェンダー化された見る主体とその例外としての巨匠について、設問の解答 授業の復習と『Ways of Seeing』の3章と5章を読む
8 Watching BBC, Ways of Seeing, Episode 3 当該の章に関するテレビ番組の閲覧と設問の解答 テレビ番組を閲覧して、授業の復習と『Ways of Seeing』の5章を読む
9 Reading Ways of Seeing (Chapter 5) 当該の章についての解説と議論、設問の解答 授業の復習と『Ways of Seeing』の5章を読む
10 Reading Ways of Seeing (Chapter 5, 6) 所有形式としての油絵とその所有形式から逃れる巨匠の作品について、設問の解答 授業の復習と『Ways of Seeing』の5章と7章を読む
11 Watching BBC, Ways of Seeing, Episode 4 当該の章に関するテレビ番組の閲覧と設問の解答 テレビ番組を閲覧して、授業の復習と『Ways of Seeing』の7章を読む
12 Reading Ways of Seeing (Chapter 7) 当該の章についての解説と議論、設問の解答 授業の復習と『Ways of Seeing』の7章を読む
13 Reading Ways of Seeing (Chapter 7, 8) 現代の広告と絵画の伝統と広告の周辺に露呈する現実について、設問の解答 授業の復習と『Ways of Seeing』の7章を読む
教科書全章を読み直す
14 まとめ 教科書全体のレビュー 授業の復習

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