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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
フランス芸術文化各論Ⅱ/STUDIES IN FRENCH ART AND CULTURE II |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部フランス語学科/FOREIGN LANGUAGES FRENCH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
熊木 淳 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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熊木 淳 | フランス語学科/FRENCH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
「前衛文学論」 前学期に引き続き、フランスの前衛について扱う。前学期では詩を中心に扱っていったが、ここでは(極めて特殊な)散文も扱うことになる。 フランスの「前衛詩」というとダダイスムやシュルレアリスムを想像するかもしれないが、それだけではない。むしろそれ以後、多様な展開を見せている。本講義では、20世紀半ば以降の前衛詩を中心に紹介していく。20世紀後半に展開される前衛詩は、これまでのダダイスムやシュルレアリスムなどが我々に与えてきた前衛のイメージとはやや異なり、集団的に活動するのではなく、むしろジャンルごとに細かく分かれて作品を生み出し続けていくようになる。また従来の紙に書かれる詩という表現方法からダダイスムやシュルレアリスムが行ってきた以上に逸脱し、詩とその媒体(メディア)といった重要な文学的問いを提示してきた。こういった問いを通じて、一見詩とは思えないような作品を通覧していく。 一般に前衛詩は難解であるとされているが、それは前提となる文脈が共有されていないだけで、その文脈を共有すれば問題意識は明確であることが多い。本講義では前衛詩に通底している共通の問題意識を強調することでそれぞれの前衛詩の理解を促していく。 当授業は「フランス語圏の芸術文化の多様な専門領域に関する知識を体系的?横断的に習得」することを目指すという点で学位授与方針5に定める能力を涵養し、また教養課程の編成?実施方針に関しては教養教育における「思想、歴史?文化、自然?環境?人間に関する概括的な知識の理解、さま座なん言語およびその文化的背景に関する知識の理解」に資する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は原則対面で行うが、やむを得ず対面授業に参加できない受講生がいる場合、何らかの形(オンデマンド)で遠隔での参加に対応できるようにする。また、今後の状況によっては全面オンデマンド授業になる可能性もある。 多くの前衛詩は言語の使用を問い直し、普遍性を目指す傾向があるため、フランス語の語学力が不可欠でないことも多い。残念ながら日本語での解説書はほとんどなく参考文献でもフランス語のテクストを提示するが、本講義でフランス語の能力を求めることはない。また前衛詩の特性上、しばしば視覚?音声詩料を用いて紹介することになる。 毎回授業のコメントを提出してもらうことになるが、フィードバックはmanabaにて個別に行うか、対面授業の場合は次回の授業で受講生全員で共有しつつコメントを返すこともある。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
前衛詩の作品、あるいはその翻案は、しばしばインターネット上で公開されている。これらを事前?事後に参照することで授業に臨むことが望ましい。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
レポート最大 80%、平常点 (毎回のリスポンスペーパーなど)最大20%(ただし 3 分の 2 以上の出席は必須とする) | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
フランス芸術文化を各論し、特定のテーマや作品に関する専門知識を習得し、分析?鑑賞のうえ批評できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 当授業の概要の説明 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
2 | アポリネールからポンジュへ | フランスにおける具体詩?視覚詩の前段階としてのカリグラム、およびフランシス?ポンジュの詩についての解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
3 | 具体詩?視覚詩 | フランスの具体詩?視覚詩の、日本やブラジルとの比較における解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
4 | 音声詩:デュフレーヌとショパン | ダダイスムの時代の音響詩との比較における音声詩の特異性についての解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
5 | 音声詩:ハイツィック | フランス音声詩の最重要人物であるベルナール?ハイツィックについての解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
6 | 音声詩:ハイツィック以降および他国との比較 | ハイツィック以降のフランス音声詩の解説、および他国の音声詩との比較 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
7 | パフォーマンス詩 | ジュリアン?ブレーヌを中心としたパフォーマンス詩の解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
8 | ヴィデオ?パフォーマンス | パフォーマンス詩の批判的展開としてのヴィデオ?パフォーマンスについての解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
9 | ウリポ | 班前衛としてのウリポについての解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
10 | 生成詩 | ジャン=ピエール?バルプを中心とした生成詩の解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
11 | 企業小説:理論 | 1980年代に生まれた企業小説についての解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
12 | 企業小説:実践 | 他のジャンル、および日本との比較における企業小説の現在の動向についての解説 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
13 | 企業小説と音声詩 | 組織の表象という観点からの企業小説と音声詩の比較 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |
14 | まとめ | 前衛の現在の動向についての総括 | 授業内容等に関してインターネット等で調べ、関連する動画等を鑑賞する。(約一時間) |