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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
ヨーロッパの文化/EUROPEAN CULTURES |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木1/Thu 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
上村 敏郎 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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上村 敏郎 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、ハプスブルク君主国(オーストリア)は、20世紀初頭までヨーロッパの歴史を動かした大国の一つとして挙げることができるでしょう。本講義は、主に18世紀から20世紀初頭のハプスブルク君主国の歴史を題材に、特定のテーマを設定し、様々なトピックを紹介します。一つ一つのトピックから歴史的思考能力を育み、物事を多面的に見る力をつけていくことを目的にしています。 テーマは ?18世紀:啓蒙期にハプスブルク君主国の社会にはどのような変化が起きたのか?なぜそうした変化が生じたのか? ?19世紀:なぜハプスブルク君主国は崩壊してしまったのか? ただし、取り上げるテーマは変更する可能性があります。授業ガイダンスに必ず出席してください。 本講義は外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示すドイツ語圏の「言語?文化?社会を理解するための専門知識」を習得した「国際的視野に役立つ教養人」を育成することに資したものとなっており、秋学期はとくにハプスブルク君主国を事例とした歴史学的手法の実践について修得していきます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は講義形式で進行しますが、受講生に思考の機会を与えるため、適宜、課題を出したり、ディスカッションを求めることがあります。 レジュメの配布や課題のURLの掲示にSlackを利用します。 毎回、Google Formsを使って、穴埋めおよび論述(200字以上)の課題を提出してもらいます。 提出課題については次の講義の冒頭でフィードバックします。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
講義内で取り上げたテーマに関する参考文献を読む。指示された課題に取り組む。 事前?事後学修には総計4時間の授業外学修が見込まれる。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業内課題(課題の内容についてはガイダンスで説明する)100% | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
3年次開講の上村担当のテクスト研究(歴史)もハプスブルク君主国をテーマにしていますので、あわせて履修することで相乗的に専門知識を習得できます。 | ||||||||||
備考 /Notes |
*この授業計画は予定です。実際の構成はガイダンスで説明します テキスト:講義内で資料を配付する。 参考文献:ハプスブルク君主国の通史:岩﨑周一『ハプスブルク帝国』講談社、2017年 |
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到達目標 /Learning Goal |
主にドイツ語圏、フランス語圏を中心としたヨーロッパの各種文化に関して専門知識を習得し、多様なヨーロッパ文化を、言語、芸術、宗教、哲学、思想などの視点から分析のうえ、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 授業ガイダンス *受講生は原則参加必須 | 授業の進行の仕方、Slackの使い方、課題について説明します。時間に余裕があれば、ハプスブルク君主国の歴史Iにつながる導入講義をおこないます。 | 初回から課題を提出してもらいますので、必ず参加してください。 |
2 | 概説講義:ハプスブルク君主国の歴史I(18世紀まで) | 18世紀までのハプスブルク君主国の勃興と拡大の歴史を概観します | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
3 | 概説講義:ハプスブルク君主国の歴史II(18世紀) | マリア?テレージアとヨーゼフ2世の治世を中心に18世紀の歴史を概観します。 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
4 | 概説講義:ハプスブルク君主国の歴史III(19世紀) | ウィーン体制、1848年革命、アウスグライヒなど重要な出来事に焦点をあてながら、19世紀の歴史を概観します。 |
参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
5 | 概説講義:ハプスブルク君主国の歴史IV(第一次世界大戦と崩壊) | 第一次世界大戦とハプスブルク君主国の崩壊について概観します。 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
6 | テーマ史:啓蒙期のハプスブルク君主国の社会変化I(マリア?テレージア期の宮廷) | マリア?テレージアのハンガリー王戴冠式からみた宮廷儀礼とメディア | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
7 | テーマ史:啓蒙期のハプスブルク君主国の社会変化II(ヨーゼフ2世期の宮廷) | 啓蒙期に生じた宮廷文化の変化。 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
8 | テーマ史:啓蒙期のハプスブルク君主国の社会変化III(印刷メディア) | 18世紀のドイツ語圏の禁書市場 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
9 | テーマ史:啓蒙期のハプスブルク君主国の社会変化IV(書物の歴史) | 出版の自由と検閲。啓蒙期ウィーンの読書の歴史。 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
10 | テーマ史:啓蒙期のハプスブルク君主国の社会変化V(結社の歴史) | 啓蒙期の秘密結社とネットワーク | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
11 | テーマ史:啓蒙期のハプスブルク君主国の社会変化VI(過激な啓蒙) | ウィーンのジャコバン派:ハプスブルク君主国におけるフランス革命の影響? | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
12 | 特殊講義:「ウィーン料理」を歴史学する | 「ウィーン料理」をナショナリズム研究の観点から考察する | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
13 | 特殊講義:医療を啓蒙する | 啓蒙期ハプスブルク君主国の医療政策 | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |
14 | 全体のまとめと確認 | 全体を振りかえり、授業内レポートにフィードバックをしながら、最終的な講義の確認をおこなう | 参考文献や関連文献、予備知識を確認する。 課題を作成し、提出する |