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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
トランスナショナル文化特殊講義(シティズンシップ教育論)/SPECIAL LECTURE ON TRANSNATIONAL STUDIES
開講所属
/Course Offered by
外国語学部交流文化学科/FOREIGN LANGUAGES TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
月4/Mon 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
花本 広志

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
花本 広志 交流文化学科/TOURISM AND TRANSNATIONAL STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
 この授業は、外国語学部交流文化学科の学位授与方針(DP)及び教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「グローバル化が進む国際社会に関する専門知識を修得し、越境的 (トランスナショナル)な視点から世界の社会や文化、政治経済、思想を分析して自らの見解を提示でき る能力」の養成に資するため、シティズンシップ教育とそのあり方について学びます。
 ここで、シティズンシップ教育とは、citizenship(市民性)、すなわち、自由で平等な、自らの意思に基づいて行動する存在である「市民」としての知識、技能、態度や価値観を育む教育のことです。「主権者教育」と呼ばれることもあります。もっとも、そもそも「市民性」とは何かについては議論のあるところですし、主権者教育と同じなのかについても議論があります。さらには、法教育との関係も問題となります。それらの点も含めて、この授業では、シティズンシップ教育とは何か、どうあるべきか、その教育方法などについて、協同学習の手法の1つである「LTD話し合い学習法」により学習していきます。そのうえで、最終的には、受講者が協同して、中学3年生~高校2年生程度向けのシティズンシップ教育用教材(50分×2)を作成することを目指します。また、(受講者が希望し、かつ、日程が合えばですが)高校生を対象として実際に模擬授業を行うことも予定しています。
 授業は原則として対面で行う予定ですので、各自が確実に感染対策を行ったうえで参加して下さい。さし当たり初回の授業は対面で行う予定ですが、感染症拡大の状況によってはリアルタイムオンライン型に切り替えることもあります。その場合、manabaを通じてお知らせしますので、少なくとも前日には確認するようにして下さい。なお、対面授業への参加が難しい事情がある場合は、できるだけ早期に(初回授業開始前は教務課を通じて)担当教員に相談してください。事情に応じて対応策を考えます。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 この授業では、協同学習の手法の1つである「LTD話し合い学習法」(以下「LTD」という)により、シティズンシップ教育について学んでいきます。LTDは、複雑な学習法ですので、授業の最初の4回分はLTDの理解と練習にあてます。もっとも、LTD自体、民主?共生の価値観の醸成も目的とする学習法であり、シティズンシップ教育に適合的な教育手法でもあるので、LTDについて学ぶこと自体、シティズンシップ教育の理解に資するものと思います。
 シティズンシップ教育について一定程度学んだ後で、模擬授業の準備を行います。テーマや内容、授業方法、獲得目標と評価方法、配布資料など、(必要に応じて教員のサポートを受けながら)すべて受講者自身がグループで話し合いながら作成していきます。また、近隣の高校の協力を得て、実際に高校生対象の模擬授業を行うことも予定しています。
 第1回のオリエンテーションでは、授業の目的と概要、成績評価の方法などについて詳しく説明します。受講者のみなさんの主体的な参加が必須となる授業ですので、受講希望者は、可能な限り第1回目のオリエンテーションに出席して、どのような授業か理解したうえで履修してください
事前?事後学修の内容
/Before After Study
 シティズンシップ教育について学ぶフェーズにおいては、事前学修として、LTDの方法に従って、教材となる文献につき予習ノートを作成します。事後学修では、授業でのLTDミーティングの結果を受けて、グループで授業日誌を作成します。
 模擬授業用の教案?教材作成のフェーズでは、事前学習として個人の準備メモの作成が、事後学修としてグループとしての成果物の提出が求められます。
 なお、高校生を対象とする模擬授業は、協力いただく高校側の日程の都合上、春休み中の実施となります(3月中頃の可能性大)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキストは特に指定しません。
LTDに使用する課題文や模擬授業を設計?実施するうえで必要な参考資料等は、manabaを通じて適宜配信します。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
『LTD話し合い学習法』
著者
/Author name
安永悟?須藤文
出版社/URL
/Publisher
ナカニシヤ出版
ISBN
/ISBN
9784779508837
その他(任意)
/other
授業それ自体の参考文献ではありませんが、授業で使用する学習法であるLTDについて事前に知りたい人は読んでみてください。
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
ア 原則:下記の条件をすべて充足する限り、A(優)の評価とします。
 ① 正当な事由1のない欠席?遅刻?早退が2回以内であること(遅刻?早退は、0.5 欠席とする〔以下同じ〕)。
 ② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内であること。
 ③ 宿題や課題の期限内提出率が  80%以上であること。
 ④ 模擬授業用の教材作成及び模擬授業の実施に十分な貢献をしていること。
 ⑤ ラーニング?ポートフォリオを所定の期限までに提出し、 その自己評価が  80 点以上であること。
イ AA(特優): AA(特優)は、下記の条件をすべて充足する場合とします。
 ① 正当な事由のない欠席?遅刻?早退が1回以内であること。
 ② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内であること。
 ③ 宿題や課題の期限内提出率が  90%以上であること。
 ④ 模擬授業用の教材作成及び模擬授業の実施に顕著な貢献をしていること。
 ⑤ ラーニング?ポートフォリオを期限までに提出し、その自 己評価が 80 点以上であること。
 ⑥ 教員(花本)によるラーニング?ポートフォリオ評価が  90 点以上であること。
ウ その他: ア、イ以外で、下記の条件をすべて充足する場合は、B(良)、1つで も充足しない場合は、F(不可)とします。ただし、①③④のいずれか1つのみわず かに不足する場合で、かつ、宥恕すべき特段の事情があるときに限り、C(可)とす ることがあります。
 ① 正当な事由のない欠席?遅刻?早退が3回以内であるであること。
 ② 正当な事由のあるものも含めて、欠席が4回以内であること。
 ③  宿題や課題の期限内提出率が  70%以上であること。
 ④  教材作成及び模擬授業実施に平均的な貢献をしていること。
 ⑤ ラーニング?ポートフォリオを期限までに提出し、その自己評価が 70 点以上であること。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
従来の科目では扱ってこなかったトランスナショナル文化に関する特定の専門知識を習得し、そこにおける現状および課題等について分析を行い、見解を提示できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 オリエンテーション オリエンテーション(授業の概要、ねらいと獲得目標、成績評価の基準と方法、授業の進め方などの説明)
なし
2 グループ分け、LTDを支える教育理論と技法 グループ活動の練習(兼学習の環境作り)
LTDを支える教育理論と技法の解説と練習
なし
3 予習及びミーティングの解説と練習 LTDによる学び方(予習及びミーティング方法)を修得する。 事前:LTDの予習及びミーティングの仕方に関する配布資料を一読
4 LTDウォーミングアップ(練習用課題文使用) LTDミーティングの方法の確認と練習 事前:LTD練習用課題文について予習のうえ、予習ノートを作成。
事後:(グループで)授業日誌の作成
5 LTD(1):シティズンシップ教育論① シティズンシップ教育とは何か、それが必要な背景や理由について理解する。 事前:シティズンシップ教育とは何か、それが必要な背景や理由について記した短めの課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。
事後:(グループで)授業日誌の作成
6 LTD(2):シティズンシップ教育論② シティズンシップ教育とは何か、それが必要な背景や理由について、より深く理解する。 事前:シティズンシップ教育とは何か、それが必要な背景や理由について論じた長めの課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。
事後:(グループで)授業日誌の作成
7 LTD(3):シティズンシップ教育の課題 シティズンシップ教育の課題や疑問点について考察する。 事前:シティズンシップ教育の課題や疑問点について論じた課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。
事後:(グループで)授業日誌の作成
8 LTD(4):シティズンシップの授業 シティズンシップの授業の内容や方法について考察する。
事前:シティズンシップの授業の内容や方法について論じた課題文についてLTDの予習を行い、予習ノートを作成。
事後:(グループで)授業日誌の作成
9 LTD(1)~(4)の振り返り これまでのLTDミーティング全体を振り返る。
模擬授業のテーマについて検討する。
事前:①これまでの課題文を読み返して、シティズンシップ教育について学んだことを自分の言葉でまとめる。②模擬授業で取り上げたいテーマを各自2つ以上、それらの理由とともに考えて、メモにまとめる。
10 シティズンシップ教育用教材作成(その1):授業計画(教案)の検討 グループで協力して、シティズンシップ教育用の授業計画(案)を検討する。 事前:各グループで選んだテーマについて、各自、授業計画(教案)の原案を作成する。
事後:(グループで)授業計画(教案)を練り直して一応完成させる。
11 シティズンシップ教育用教材作成(その2):授業内容?教材の検討 グループで協力して、シティズンシップ教育用の授業内容と教材について検討する。 事前:各自の責任範囲について、授業内容(案)を考え検討し、教材(案)を作成する。
12 シティズンシップ教育用教材作成(その3):授業内容の決定?教材の作成 グループで協力して、シティズンシップ教育用の授業内容を決定し、教材を作成する。 事前:各自の責任範囲について、授業内容(案)と教材(案)を練り直す。
13 模擬授業のリハーサルと最終調整 完成した教材を使って、模擬授業のリハーサルを行い、問題点を洗い出して最終調整を行う。 事前:(グループで)授業内容を確定し、授業計画(教案)及び教材を完成させる。
事後:高校生対象の実際の模擬授業の準備
14 授業全体のまとめと振り返り 授業全体のまとめと振り返り
ラーニング?ポートフォリオについて説明
事後:ラーニング?ポートフォリオの作成
高校生対象の実際の模擬授業の準備

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