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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
民法b(19以降)/CIVIL LAW(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部経済学科/ECONOMICS ECONOMICS |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金4/Fri 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
湯川 益英 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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湯川 益英 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
経済的な営為は、契約によって行われる。 たとえば、私が大学から賃金を付与され、家族がそれで日常生活に必要な買物をするという営みは、雇用契約と売買契約を介して行われる。 こうした契約についてのルールは、13種類の典型的な契約として民法に規定されている。 民法bでは、財産法の体系を概観した上で、総則との連関に配慮しつつ、典型契約の中でも日常生活において締結される頻度の高い売買?賃貸借?消費貸借?雇用?委任?請負等の契約についての規定に重点を置き、不法行為法?不当利得法?事務管理法などを含めて債権法について学ぶ。 また、上記につき、法体系の中での民法の位置づけを明確にし、学部?学科のCPに則して、専門科目群の一科目として、経済?経営の基礎?基点である商品交換における法実践の能力を養う。 春学期の民法aと同様、身近な具体例を素材に、判りやすく活気のある展開を目指したい。 なお、本講義は、上記の指針に沿って民法の理論と実践をまなぶとともに、その学修を通して、本学部?学科の学位授与方針(DP)に定められた能力と歴史観?自然観?倫理観を身につけ、もって、地域社会?国際社会に貢献できる人材の育成を目標とする。 民法b?紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=6tGk_YdI_nU |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
対面授業と併せて、PorTaⅡやmanaba、オンデマンドの配信等を用いて、授業内容の提供とコミュニケーションペーパーの提出、提出された意見に対する私からのコメントというやり取りを、受講者諸君と行い、それを通して、商品交換法としての物権法についての理解を深める。 また、具体的な法的問題の解決について、受講者間での議論?討論の場を設け、法実践の能力を養う。 ただし、コロナの感染状況によっては、対面授業は行わず、Zoomによる遠隔授業を中心にした形式に切り替えることがある。 質問や相談については、メール?ライン等によって個別に対応する。 ケースメソッドとレクチャーメソッドを併用し、身近で具体的な事例に則して、民法の法実践を追体験する。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
テキストの該当部分を授業前に一読し、授業後に再読すること。 授業理解の前提としては、それぞれ60分程度の事前?事後の学修が要求される。 該当頁については、授業計画詳細情報の「事前?事後学修の内容」欄を参照されたい。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期中に3回の小レポートの提出を求め、第1回と第2回を25ポイント、第3回を50ポイントとして、 100ポイントを満点とする。 授業内容を理解し、それに則した法的問題の解決が論理的な文章をもって明解に論述されているかを重視して評価する。 なお、授業での発言?質問等、授業への積極な参加姿勢を加点対象とする。 加点の幅についてはガイダンスで説明するが10ポイントを限度に考えている。 定期試験は行わない。 |
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関連科目 /Related Subjects |
春学期 「民法a」 秋学期「法学a」 |
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備考 /Notes |
補足レジュメを逐次配布し、参考文献を適宜紹介する。 その他、詳細についてはガイダンスで説明する。 |
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到達目標 /Learning Goal |
民法の知識を習得し、民法総則および物権に関する条文を正しく解釈できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 秋学期授業の内容と日程、債権法の学修方法、債権法の体系 | レジュメ1 |
2 | 債権総論 | 債権の概念と社会的機能、債権の客体、債権の効力、責任財産の保全、連帯債務と保証債務、債権譲渡、債権の消滅 | 講義用テキスト:66~81頁 |
3 | 契約総論 | 契約の意義と性質、契約の種類、同時履行の抗弁、危険負担、契約の解除 | 講義用テキスト:93~104頁 |
4 | 売買契約-総論 | 売買契約の意義と特性、売買の予約、売買の手附け | 講義用テキスト:105~106頁 |
5 | 売買契約-売主の担保責任 | 権利の瑕疵、他人物売買、物の瑕疵、瑕疵担保責任と債務不履行責任 | 講義用テキスト:106~108頁 |
6 | 賃貸借契約 | 規定と特性、賃借権の物権化現象、賃借権の譲渡と転貸、賃貸借契約の終了 | 講義用テキスト:110~111頁 |
7 | 不動産賃貸借契約-借地借家法 | 借地借家法の意義、定期借地権、定期建物賃借権 | 講義用テキスト:110頁 |
8 | 消費貸借契約 | 意義と特性、金銭消費貸借、利息 | 講義用テキスト:109~110頁 |
9 | 雇用契約?委任契約 | 雇用契約の特性、労働の商品性、労働の従属性、労働三法、安全配慮義務論、委任契約の特性、委任契約と代理 | 講義用テキスト:111~112頁 |
10 | 請負契約 | 特性、雇用契約との相違、建築請負、製作物供給契約 | 講義用テキスト:111~112頁 |
11 | その他の契約 | 贈与契約、使用貸借契約、寄託契約、和解契約、組合と法人 | 講義用テキスト:109頁、111頁、112~113頁 |
12 | 事務管理?不当利得 | 事務管理の概要と意義、事務管理と委任、不当利得制度の意義と類型論 | 講義用テキスト:114~116頁 |
13 | 不法行為 | 一般不法行為、使用者責任、工作物責任、製造物責任法 | 講義用テキスト:116~120頁 |
14 | 要件事実と事実認定-法理論と法実践 | 債権法の法実務 | レジュメ2 |