シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
情報通信ネットワークb/INFORMATION NETWORK(B) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
経済学部経営学科/ECONOMICS MANAGEMENT |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木4/Thu 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
三宅 真 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
三宅 真 | 経営学科/MANAGEMENT |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
情報通信ネットワークは,人工知能(AI)を伴って,社会の重要なインフラストラクチャとして発展を続けています。社会のさまざまなところでディジタルトランスフォメーション(DX)が進んでいます。これからもさまざまな分野において,情報通信を使って,新しいソリューションの開発と新しい価値の創造が活発に続いてゆくことでしょう。 授業の目標は,ソサエティ5.0と呼ばれる今後の社会に必要な情報通信のリテラシーを身に付けることです。情報通信の原理と仕組みを学び,情報通信ネットワークの全体像を学びます。そして,情報通信を正しく,有効に活用できる知識を身に付けます。携帯電話?スマートフォンなどの身近な実例を取り上げて,システムとテクノロジーの基本的なことがらをわかりやすく解説します。 経営学科では,情報の原理および情報を扱う人間社会を理解して,データとツールを使って各種の問題解決につなげる能力を身に付けることをめざしています。この授業では,情報通信と社会の関係,情報通信と私達人間の関係についても考察を行います。加えて,リスク分析の手法を学んで,情報を使ってさまざまな問題の分析を行う力を身に着けます。 履修後は,履修系統図に示されている2年次以降の学科専門科目,教職関連科目,演習科目の学修を円滑に進めることができます。 他学部の学生諸君の受講も歓迎します。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
1.対面授業を行います。合わせて,Zoomを使って,対面授業のコンテンツのオンライン配信を行います。もし対面授業を中止せざるを得ない状況が生じた場合は,Zoomを使ってオンライン授業の動画コンテンツを配信することを検討します。 2.授業は,テキスト(教科書)を使って行います。 3.全体の授業の中で,課題を複数回,提示します。意見を求める課題については,受講生諸君の意見をとりまとめて全員にフィードバックし,理解と議論を深めます。問題を解くことを求める課題については,後日の授業中に正解をフィードバックします。課題の回答の提出は,manabaで受け付けます。 4.受講生諸君は,授業での学修を踏まえて情報通信についての調査研究を行って,結果をレポートにまとめて提出してください。レポートの提出は,manabaで受け付けます。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1.事前学修では,教科書の該当箇所を読んで,専門用語を中心に下調べをしておいてください。(2時間) 2.各回の授業の事後学修のポイントは,授業計画詳細情報を参照してください。事後学修において,学んだ内容を確認し,疑問点を復習と質問で解決してください。受講生諸君との主な質疑応答をフィードバックしますので,他の受講生諸君の質問と回答を読んで知識を確実なものとしてください。(2時間) |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
調査研究レポート(50%),授業への参加度(50%)によって評価します。 ?調査研究レポートは,情報通信ネットワークについての分析力と考察力によって評価します。 ?授業への参加度は,授業での質疑応答,課題への回答によって評価します。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
情報通信ネットワークa 情報と職業 情報メディア論 情報システム論b コンピュータ?アーキテクチャ アルゴリズム論b オペレーションズ?リサーチa 経営意思決定論a |
||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
21世紀の重要なインフラストラクチャとなった情報通信ネットワークに関する専門知識を習得し、情報通信技術の活用ならびにネットワーク環境の構築について分析のうえ、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | ガイダンスと序論(情報通信ネットワークとは) | この授業で学習する内容の全体像を理解し,情報通信ネットワークの概要を学ぶ。 | 事後学修のポイント:身近な情報通信ネットワークの実際例 |
2 | 情報通信ネットワークと社会 (1):通信とコミュニケーション | 情報通信とヒューマンコミュニケ―ション,アナログ通信とディジタル通信の関係を学ぶ。 | 事後学修のポイント:情報通信と人間社会,アナログ通信とディジタル通信 |
3 | 情報通信ネットワークと社会 (2):ディジタル通信とワイヤレス通信 | ディジタル通信とワイヤレス通信の概要を学び,今日の情報通信の特徴と課題を学ぶ。 | 事後学修のポイント:ディジタル通信とワイヤレス通信によって世界をつないでいる今日の情報通信の特徴と論点 |
4 | ディジタル通信の信号と周波数 | ディジタル通信の信号と2進数の関係を学び,通信の信号と周波数との関係を学ぶ。 | 事後学修のポイント:2進数と10進数,信号の周波数とフーリエの定理 |
5 | ワイヤレス通信の信号と電波 | 電波の基本的な性質を学び,ワイヤレス通信で使われている信号とその特徴を学ぶ。 | 事後学修のポイント:電波の周波数と伝わり方,電波と信号の周波数帯域とブロードバンド通信 |
6 | 携帯電話システム | 5Gを含む携帯電話システムの構成とテクノロジーを学ぶ。 | 事後学修のポイント:携帯電話と人間社会,セルシステムの構成と特徴,ワイヤレスブロードバンド通信のテクノロジー |
7 | 情報伝送 (1):ディジタル信号の伝送 | ディジタル信号を作ってネットワークで伝送する仕組みを学ぶ。 | 事後学修のポイント:PCM通信とサンプリング,ディジタル通信と通信ネットワークの関係 |
8 | 情報伝送 (2):パケット通信とインターネット | パケット通信の仕組みとインターネットのプロトコルを学ぶ。 | 事後学修のポイント:パケット通信の待ち行列理論,パケット通信からインターネットに至るテクノロジーの進化とイノベーションの仕組み |
9 | 情報理論 (1):情報と情報量 | 情報通信の発展を支えている情報理論のキーポイントを学ぶ。 | 事後学修のポイント:情報の情報量とエントロピー |
10 | 情報理論 (2):情報と符号化 | 情報理論に基づいて,正確な情報を効率的に伝送する仕組みを取り上げます。 | 事後学修のポイント:帯域圧縮と誤り訂正の理論とテクノロジー |
11 | 暗号通信 | 暗号を使って情報を安全に伝送する仕組みを学ぶ。 | 事後学修のポイント:共通鍵暗号,公開鍵暗号,SSL/TLS通信 |
12 | 情報と確率 | 確率を使って情報を分析し,原因や結果を推定する手法を学ぶ。 | 事後学修のポイント:情報の確率と人間社会,ベイズ推定,リスク分析の手法 |
13 | AI(人工知能) | AIのテクノロジーと情報通信の関係を学ぶ。 | 事後学修のポイント:AIと人間社会,ニューラルネットワーク,ディープラーニング,サイバーフィジカルシステム |
14 | 量子情報通信と量子コンピュータ | 量子力学の原理を使って行う情報通信と情報処理のテクノロジーを学ぶ。 | 事後学修のポイント:量子ゲート方式,量子アニーリング方式,情報理論と物理学の関係 |