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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
環境政策論a(環経学科用)/ECONOMIC THEORY OF ENVIRONMENTAL POLICY(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水1/Wed 1 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
塩田 尚樹 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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塩田 尚樹 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
現代社会が直面する深刻な社会問題である地球温暖化問題を中心に環境問題について具体的なイメージを深めた後,公的機関による環境政策の必要性について検討します.人間を幸福にするはずである物質的豊かさの追求が,経済規模の拡大とともに様々な矛盾を生み出し,逆に人間を苦しめることを認識してもらいます. 誰でも利用可能な完全無料の世界的オンライン型経済学教育プロジェクト CORE の「メインコンテンツ」であるebook ``The Economy, Economics for a Changing World''のUnit 20 Economics of the environment を使用します.同ebookは,2022年1月27日時点において,University College Londonなど世界63カ国の382の大学で経済学のテキストとして採用されており,次世代の世界標準として有望視されています.学部の2年生?3年生を主対象とするテキストとしては,質?量ともに相当レベルが高く歯ごたえのある内容となっていますが,この機会にぜひ挑戦してみてください. この授業を履修すれば,DPにおいて「学位授与要件」として示されている「豊かな自然観および倫理観を中核とする教養に基づき、現実社会に発生する多種多様な諸問題を広く経済学の視点から分析する能力」が育成されると考えられます. 「履修系統図」に示されているとおり,「学科専門科目」群における「経済政策?応用経済」部門の科目として,2年生以上の人の履修が可能です. |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
過去の登録者数から予測すると,この授業は300人超の履修が考えられます.よって,新型コロナ感染症のクラスター発生を回避するため,Zoomを使用した「同時双方向型オンライン方式」で授業を実施します.担当教員の板書および口頭説明によるテキストの内容と課題の解説が,授業時間の大部分を占めます.なお,実際の履修者の数と感染状況にもよりますが,可能であれば授業時間をうまく調整し,学生によるプレゼンテーションの機会を設けたいと考えています. | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
COREのウェブサイト https://www.core-econ.org/ に,毎週,各自でアクセスして,私が指定する部分を精読してください.なお,英文を読むのが苦手な人のために,必要に応じて,該当部分の試訳を配布する予定です. また,新聞?テレビ?インターネットなどで環境関連の話題を継続的にチェックする習慣を身につけてください.環境省やJCCCA(全国地球温暖化防止活動推進センター)のホームページは,特におすすすめです. 各自で調べた内容については,簡単でいいですから,ノート等にまとめておいてください. 事前学習および事後学修に,それぞれ,2時間程度費やすことが望ましいです. |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末レポート(100%)を実施し,AA,A,B,C,F の 5段階で評価します.評価の目安は以下のとおりです: AA: 担当教員が課す標準的課題(計算問題?記述問題など)を完全にこなし,その上,発展的課題にも十分に対応した. A: 担当教員が課す標準的課題(計算問題?記述問題など)を完全にこなし,その上,発展的課題にも対応した. B: 担当教員が課す標準的課題(計算問題?記述問題など)を完全にこなした. C: 担当教員が課す標準的課題(計算問題?記述問題など)をある程度こなした. F: 上記以外. |
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関連科目 /Related Subjects |
本学で開講されている「環境経済学」?「公共経済学」?「財政学」などを併せて履修すると,相互に理解が深まると思います.強制ではありませんが,履修科目選択の際,参考にしてください. | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
環境問題に関する専門知識を習得し、公的機関による政策の必要性?効率性について経済学的に分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | The fragile biosphere of our planet | 経済活動の地球の生物圏への影響 | |
2 | Externalities and market failure | 「外部性」や「市場の失敗」についての確認 | |
3 | Climate change causes and evidence | 地球温暖化の現状とその原因 | |
4 | Assessing the impacts of global warming | 地球温暖化が人間社会と生物圏にもたらす影響 | |
5 | The abatement of environmental damage | 自然環境が受ける被害の緩和策 | |
6 | Abatement costs and the feasible set | 実行可能な緩和政策群と各政策実施にかかる費用 | |
7 | The least-cost abatement curve | 環境被害緩和の便益と費用とのトレード?オフ | |
8 | Environment-consumption indifference curve | 財?サービスの消費量と自然環境の状態のよさについての社会の選好 | |
9 | Cost-benefit analysis | 費用便益分析 | |
10 | Optimistic and pessimistic policies | 楽観的な政策と悲観的な政策 | |
11 | Conflicts of interest | 労働者?企業および住民の利害対立 | |
12 | Mutual gains and the bargaining power | 相互利益と交渉力 | |
13 | `Carbon pricing' and environmental taxation | 『炭素の価格付け』とその例としての環境税 | |
14 | Cap and trade environmental policies | キャップ?アンド?トレード型環境政策の概要 |