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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
NPOマネジメント論b(環経学科用)/NPO MANAGEMENT(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金4/Fri 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高松 和幸 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高松 和幸 | 経営学科/MANAGEMENT |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
NPOという言葉が広く使われている。この言葉が,一般に浸透したのは最近のことです。NPOは,非営利組織と訳されますが,その内容については,必ずしも十分に理解されているとはいえないと思います 春学期ではNPOという言葉をめぐって,ボランティア,フィランソロピー,NGO,第三セクター,市民セクターなど,同じ意味の言葉や類似の言葉との比較を行い,もってNPOとは何か,について明らかにすることを目的としました。今学期では、市民社会とNPOに焦点を当てる予定です カリキュラムポリシーは、NPOに関する専門知識を習得し、NPOの事業や活動等について分析のうえ、解説できるようにすることです また、ディプロマポリシーは自立した良識ある市民としての判断力と実践力と国際的感性とコミュニケーション能力、時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能を身に着けることを目的とします |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
テキストを用いて対面で授業を行います。なお、状況によっては遠隔「課題掲示による授業」により授業も視野に実施します。テキストは最初の授業ガイダンス時に指示します 対面と遠隔では、テキストを用いて、以下の要領で行います 1.指定のテキストを用いて、遠隔の際には課題に回答する方式とします 2.対面ではテキストを用いて、都度、テキストの範囲内で講義します 3.参考図書は、事前?事後学習で利用できるように示したいと思います 捕捉ではオンライン(Zoom)やパワーポイントを利用する予定です。コロナの状況にもよりますが、都度、検討したいと思います。事前?事後学習で利用できるように、できるだけテキストを利用できるようにします。レポートは、manabaを利用します。質疑、意見などはmanabaの掲示板などを利用します |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前?事後学修においては、2単位か科目であるため、各2時間程度の予習?復習を含む4時間確保してください とくにレポート作成では、事後を含む学習に5時間の準備、その他2時間の準備、合計60時間の授業外学習を目安としています 事前:課題に回答するために指定テキストをはじめ、参考文献に当たることで理解度を高めます。また、メディアに出てくる企業名とその活動についても理解できるようにします 事後:理解したことが、今後の専門的知識の習得に役立つことと、具体的な企業研究ができるようにします |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
平常点?課題回答割合として50%、その内容により評価40%加点、その他質疑など10%加点します | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
経営組織論?全カリ「NPO論」など | ||||||||||
備考 /Notes |
毎回の授業時に、配布資料があります 参考文献:授業時指示 |
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到達目標 /Learning Goal |
NPO(非営利組織)に関する専門知識を習得し、NPOの事業や活動等について分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 第1回 レジリエンスと多様性 | レジリエンスとは、アドホクラシーからもわかるように、その場限りの制度として柔軟に対処することをいう。また独自に、心理学や防災分野でも発展してきた概念でもある | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
2 | 第2回 防災分野におけるレジリエンス | 大地震などが想定される多くの地域で、「このままでは大きな被害が出てしまうかもしれない」という現実を住民と自治体行政が見つめ、災害が起こる前に「事前復興」という取組みにとりかかる必要性をも提起 | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
3 | 第3回 経済分野におけるレジリエンス | 経済の強靱性(Economic Resilience)は、主として、開発経済、地域経済、マクロ経済の分野で定義?実証されてきた | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
4 | 第4回 コミュニティにおけるレジリエンス | コミュニティとは、「そこにいる人間がそれに対して何らかの帰属意識をもち、かつその構成メンバーの間に一定の連帯 (ネットワーク) ないし相互扶助(互酬性)の意識が働いているような集団をいう」と定義 | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
5 | 第5回 コミュニティの存続と成長 | コミュニティの均衡問題では、組織で適用できるような個人がどのような誘因によってコミュニティに参加するか、コミュニティへの参加をつうじて個人が目的や動機を満足することができるか | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
6 | 第6回 マッチングギフトにおけるレジリエンス | 旧態然とした組織体制や地縁?血縁などによるつながりと、新たなNPO など市民社会ネットワークとが、同じくレジリエンスの枠組みの中に混同して取り上げられている | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
7 | 第7回 マッチングギフトの調査結果の分析 | 積極的に寄付を行うためにはどの程度のマッチング比率が望ましいか尋ねたところ、279回答(71.0%)が社員:企業=1:1と回答している | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
8 | 第8回 行政の視点によるマッチングギフト | 基礎自治体では、地域を住民本位のコミュニティに変える政策実現に向けて、条例の制定による地域主権を主張するまちづくりがある。すなわち、条例によって地域を変える試みである | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
9 | 第9回 マッチングギフトの醸成と今後の課題 | コミュニティにおける近隣での自助?共助の関係に加えて、公助による支援の大切さが強調されている。コミュニティを考える視点として、1つは、 民間における個人生活を基本とする私的活動、居住最適化のための住民 | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
10 | 第10回 市民社会におけるレジリエンス | わが国では、1995年の阪神淡路大震災は130万人ものボランティアが活躍したことから、ボランティア元年とも呼ばれ、それが契機となって、1998年には特定非営利活動促進法が成立した | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
11 | 第11回 フランスのNPO | フランスにおけるNPOの生成と発展は中世からの病院財団など,国家と市民との中間に位置する団体が存在したが,フランス革命によりすべての民間団体が解体され,フランスは強力な中央集権国家となった | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
12 | 第12回 ドイツのNPO | ドイツにおけるNPOの現状は,充実した社会福祉ネットワークア張り巡らされた人々の生活の基盤を確固たるものとしている。こうした充実した社会福祉の国家は,教会,民間団体の3者によって作られている | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
13 | 第13回 NPOの管理問題 | 高齢者や障害者の介護や,環境保護のための教育などのNPOの活動を遂行していくためには,資金や労力が必要とされる | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |
14 | 第14回 NPOの成立基盤 | 最近では相互扶助の形で行われる非営利的有償サービスへの参加なども,ボランティア活動に含まれるようになり,より多義的なものとなっている | 事前学修:テキストを通読することで、その理論体系を理解できるようにする 事後学習:課題質問に応えることで専門的知見を習得する |