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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
環境法b(経済学部用)/ENVIRONMENTAL LAW(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金3/Fri 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
湯川 益英 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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湯川 益英 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
環境法は、環境権の実現という理念のための規範であるのと同時に、実際の環境問題の解決と被害者に対する救済という実践のための法規範でもある。 環境法bでは、判例?裁判例をマテリアルスとして、具体的な事例研究によって、主として、環境問題の解決と環境被害者の救済がどのようになされるべきかについて考察する。 また、学科CPに則して、専門科目群の一科目として、法と経済学という観点からも環境法を位置づけ、故意?過失と効率性の関係についても学修する。 なお、本講義は、環境法の理論と実践をまなぶとともに、その学修を通して、本学部?学科の学位授与方針(DP)に定められた能力と歴史観?自然観?倫理観を身につけ、もって、地域社会?国際社会に貢献できる人材の育成を目標とする。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
身近で具体的なケースをきっかけにして、「環境法とは何か」?「リーガルマインドとは何か」について、受講者諸君とともに考えてみたい。 対面授業と併せて、PorTaⅡやmanaba、オンデマンドの配信等を用いて、授業内容の提供とコミュニケーションペーパーの提出、提出された意見に対する私からのコメントというやり取りを、受講者諸君と行い、それを通して、法?法律についての理解を深める。 出欠の確認は、上記コミュニケーションペーパーの提出によって行う。 また、具体的な法的問題の解決について、受講者間での議論?討論の場を設け、法実践の能力を養う。 ただし、コロナの感染状況によっては、対面授業は行わず、Zoomによる遠隔授業を中心にした形式に切り替えることがある。 質問や相談については、メール?ライン等によって個別に対応する。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
PorTaⅡを介して、事前に問題提起を行うので、それについて授業前に考察し、授業を踏まえて知識の定着を図る。 授業理解の前提としては、それぞれ60分程度の事前?事後の学修が要求される。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期中に3回の小レポートの提出を求め、第1回と第2回を25ポイント、第3回を50ポイントとして、 100ポイントを満点とする。 授業内容を理解し、それに則した法的問題の解決が論理的な文章をもって明解に論述されているかを重視して評価する。 なお、発言?質問等、授業への積極な参加姿勢を加点対象とする。加点の幅についてはガイダンスで説明するが 10ポイントを限度に考えている。 |
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関連科目 /Related Subjects |
春学期「環境法a」?「法学a」?「民法a」?「国際環境法a」 秋学期「民法b」?「国際環境法b」 |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
環境法の意義や機能、環境法に関する事例、重要な判例?学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 秋学期の授業を鳥瞰し、授業の方法、成績評価の方法等について説明する。 | |
2 | 特定履行?損害賠償と「差し止め」の法理 要件事実と事実認定 |
ケーススタディの準備として、環境問題の解決のための法理論について理解する | |
3 | ケーススタディ1:大気汚染 | 大気汚染に関する代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、その解決を考える | |
4 | ケーススタディ2:水質汚濁 | 水質汚濁に関する代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、その解決を考える | |
5 | ケーススタディ3:騒音 | 騒音?振動?悪臭等に関する代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、その解決を考える | |
6 | ケーススタディ4:土壌汚染 | 土壌汚染に関する代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、その解決を考える | |
7 | ケーススタディ5:廃棄物 | 廃棄物?リサイクルをめぐる紛争についての代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、その解決を考える | |
8 | ケーススタディ6:日照?痛風 | 日照?痛風妨害等についての代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、その解決を考える | |
9 | ケーススタディ7:自然保護 | 自然の権利訴訟の意義と問題点について、代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして考える | |
10 | ケーススタディ8:文化財の保護 | 文化的環境の保護?史跡保存等の紛争に関する代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、その解決を考える | |
11 | ケーススタディ9:原子力問題 | 代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、原発に固有の法的問題とその解決を考える | |
12 | ケーススタディ10:環境瑕疵 | 環境瑕疵?景観の破壊等についての代表的な判例?裁判例をマテリアルスにして、その解決を考える | |
13 | 環境法と経済学 | 「過失と効率性」という観点から、環境問題の法的解決のあり方を考える | |
14 | 授業の総括 | 環境法bの総括を行い、環境法の意義?機能と問題点について考える |