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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
地方自治論a/LOCAL GOVERNMENT STUDIES a |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部法律学科/LAW LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月2/Mon 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大谷 基道 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大谷 基道 | 総合政策学科/POLICY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業は、法学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「多様な現代社会を対象として、政治学の専門的知識やグローバルな思考力を身に付ける」ことに資するため、政治学的な視点から地方自治に関する専門知識を修得し、地方自治に関する様々な事象について自らの見解を提示できるようになることを目指すものである。 我々の生活は、水道、道路、公園、ゴミ収集、学校、救急?消防、福祉、医療など、地方自治体が提供する数多くの行政サービスによって成り立っている。これらの行政サービスの範囲や質は、地域住民の意思に基づいて決定されるため、住民が地域の意思決定のあり方について無関心でいることはできない。 また、近年は、地方自治体による一元的なサービス供給が困難となり、住民、NPO、民間企業等との協働も進められている。そのため、自治体職員以外の者が地域行政に深く関与する機会が増加しつつあり、住民一人ひとりが地方行政?地方自治に関する理解を深める必要性がこれまでになく高まっている。 この授業においては、まず「地方自治とはいかなるものか、そしてそれがいかに身近なものか」を理解することから始める。そして、皆さんが一人の住民として地域の課題に接した時に「何が課題の本質で、その解決策はどうあるべきか」を判断できるよう、地方自治に関する必要最低限の知識を修得するとともに、地方自治の現場では実際にどのように物事が進められているのかを具体的事例を通じて理解する。特に春学期においては、主に地方自治体の組織?制度を理解することに重点を置く。 なお、自治体職員(地方公務員)を志望する学生にとって、自らが身を投じることとなる地方自治の現場に関する理解は不可欠であり、採用試験(特に面接や集団討論)においても地方自治の知識が必須となるため、当科目を履修することが望ましい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義形式を基本としつつ、可能な限りインタラクティブな授業とするため、適宜受講生からの発言を求め、自分で考える機会を作る予定である。 授業は主にパワーポイント資料(毎回レジュメとして配付)に沿って進められるが、同資料はあくまで要点に過ぎないので、受講生には適宜メモをとり教員による口頭説明まで的確に理解することが求められる。 なお、質問に対する回答、中間レポートの解説?コメント等は、適宜manabaにアップする。 【注意:2022年度の授業形態】 ◆第1回:ガイダンス的な内容が中心のため「オンデマンド配信」で実施する。(「教室での対面授業」と「Zoomでのライブ配信」は実施しない。)視聴方法などの詳細は、第1回の授業日の9:00までにPortaとmanabaにアップする。 ◆第2回以降:「教室での対面授業」と「Zoomでのライブ配信」を併用する。対面受講とZoom受講で評価に差はつけないので、各自の判断で受講方法を選択して差し支えない。(「オンデマンド配信」は原則として行わない。) |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業前にテキストの指定された箇所を一読しておくこと(1時間程度)。また、授業後は、配付されたレジュメと自身のメモを参照しながらテキストを改めて精読するとともに、manaba上に提示する復習用小テストに取り組むこと(3時間程度)。 なお、地??治に関する時事的な話題も適宜扱うので、普段から新聞の地域?や地元?治体の広報紙(多くはネットで閲覧可能)などを読み、地??治に関する動向を把握しておくこと。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
◆期末レポート(60%)?指定するテーマについてのレポート(2千字程度)を課す。これにより、授業で学んだ地方自治に関する制度と実態、その変化等についてどの程度把握し、自分なりの見解を示すことができるかを測定する。評価のポイントは、①授業内容に基づいていること、②論点を的確に捉えていること、③定義、背景、制度の概要と長所?短所、その影響など一連の大きな流れを押さえていること、などを中心とする。 ◆中間レポート(30%):学期半ばにレポート(1千字程度)を1回課す。課題は学期前半部の授業の内容の理解を問うものとする。具体的な課題は授業中に提示する。評価のポイントは期末レポートと同じである。なお、提出期限後にレポート課題の要点を解説するので、それを踏まえてさらに理解を深めること。 ◆復習用?テスト(10%)?毎回の授業の終了後 、manaba上で授業内容に関する?テストを課す。これにより、各回の授業で学んだ基礎知識の理解度を測定する。詳細については授業中に指?する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
「行政学」、「地方自治法」、「政策過程論」、「地域政治論」などの科目を併せて履修することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
必要に応じて、地方自治体で実際に地方行政実務に携わる職員(地方公務員)の方などをゲストにお呼びし、その実態をお話しいただく機会を設ける。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
地方自治に関する基礎的知識のうえに、地方自治の体系、および、それらの重要な項目?論点や制度を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 地方自治論とは何か | 地方自治論とは何かを理解するとともに、講義の概要と進め方を把握する。 | |
2 | 地方自治制度の概要と沿革 | 地??治体とは何か、その役割は何によってどのように規定されているのか、いつから現在のような仕組みとなったのかを理解する。 | |
3 | 国と地??治体の役割分担 | 公共サービスを提供する政府には、国(中央政府)と地??治体(地?政府)がある。政府全体の果たすべき役割を踏まえつつ、両者の役割の違いを理解する。 | |
4 | 都道府県と市町村 | 地??治体には都道府県(広域?治体)と市町村(基礎?治体)がある。両者の概要とその違い、それぞれの果たすべき役割などについて理解する。 | |
5 | ?都市制度 | 政令指定都市、中核市などの?都市制度について、その概要と近年の動向を理解する。 | |
6 | 広域行政 | 一部事務組合、広域連合、連携協約、事務の委託などによる広域?政について、その概要と近年の動向を理解する。また、大規模災害時における遠隔自治体との協力体制についても理解を深める。 | |
7 | 首長 | 首長(知事?市区町村長)の役割、選挙、住民や政党との関係等について理解する。 | |
8 | 議会 | 地方議会の役割、地方議員の選挙制度や活動実態等について理解する。 | |
9 | 自治体の組織 | 地域の具体的な行政事務を行う各執行機関と、それぞれの組織体制、役割等について理解する。 | |
10 | 地方公務員の人事管理①(職種と業務内容) | 地方公務員制度の概要と、地方公務員の主な職種、業務内容等について理解する。 | |
11 | 地方公務員の人事管理②(採用から退職まで) | 地方公務員の採用、昇進、退職のしくみについて、国家公務員との違いに留意しつつ、理解する。 | |
12 | 地?税財政制度①(歳入) | 地方自治体の歳入構造について、地方税、地方交付税などを中心に理解する。 | |
13 | 地方税財政制度②(歳出) | 地方自治体の歳出構造について、どのような分野にどの程度支出しているのか、その実態を理解する。 | |
14 | 予算編成過程 | 地??治体の予算がどのようにして編成されるのかを理解する。 |