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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
法曹特講(債権総論b)/LEGAL PROFESSION, SPECIAL LECTURE
開講所属
/Course Offered by
法学部法律学科/LAW LAW
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火2/Tue 2
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
3,4
主担当教員
/Main Instructor
納屋 雅城

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
納屋 雅城 法律学科/LAW
授業の目的?内容
/Course Objectives
 民法の「第三編 債権」の「第一章 総則」は学問上「債権総論」と呼ばれています。債権総論の基礎的な知識については民法Ⅲ(担保物権?債権総論)の授業で学ぶのですが、この授業は、民法Ⅲの授業では触れられない債権総論に関する更なる専門的知識を修得し、債権総論に関する条文、判例、学説を正しく理解し解釈することができるようになることを目的としています。そしてこの学修をとおして、法学部の教育課程の編成?実施方針(CP)や学位授与方針(DP)で掲げられている、法学の専門的知識および法的なものの考え方(リーガル?マインド)を身に付けることを目指します。
 具体的には、「第一章 総則」の中から「第二節 債権の効力」の後半部分(民法423条~426条)、「第三節 多数当事者の債権及び債務」(民法427条~465条の10)、「第四節 債権の譲渡」(民法466条~469条)、「第五節 債務の引受け」(民法470条~472条の4)について、関連する条文、判例、学説を学びます。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
 教科書およびmanabaを通じて配布する教材を使って、講義形式で授業を進めていきます。対面授業で実施しますが(第1回の授業を含みます)、社会情勢の変化によっては遠隔授業で実施する場合もあります。なお、授業の様子を録画した動画を授業後にmanabaを通じて配信します(機器の不具合等のために録画ができなかったときは、その回の動画の配信はありません。予めご了承ください)。
 授業に関する連絡は主にmanabaを通じて行いますので、manabaの掲示内容(特にコースニュース)をこまめにチェックしてください。授業内容や後記の確認テスト等に関する質問はmanabaの掲示板で、授業の履修等に関する質問はmanabaの個別指導コレクションで、それぞれ受付?回答します。またmanabaの掲示板は、授業で取り上げた問題について皆さん同士で自主的に議論する場等としても活用することができます。
 なお、上で記した授業内容との関係上、民法Ⅲの単位を取得してからこの授業の履修登録をしてください。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
 授業前は、「授業計画」を参考にして、教科書の指定された範囲を一読しておいてください(教科書の具体的な範囲は、1つ前の回の授業時に指示します)。授業後は、教科書やレジュメを精読してください。特に後記の確認テストの結果を自ら主体的に確認し、理解が不十分な箇所があるときは、その箇所を重点的に復習してください。また必要なときは、上記の配信動画を視聴してください。時間は、事前学修?事後学修それぞれについて2時間程度を目安としてください。なお、事前?事後学修の際には、関連条文は六法等で必ず確認をしてください。またこの事前?事後学修の際にも、上で記したmanabaの掲示板を利用することができます。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『民法Ⅲ 債権総論[第4版](有斐閣Sシリーズ)』
著者
/Author name
野村豊弘ほか
出版社
/Publisher
有斐閣
ISBN
/ISBN
978-4-641-15950-1
その他(任意)
/other
2018年発行
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
『プラクティス民法 債権総論〔第5版補訂〕』
著者
/Author name
潮見佳男
出版社/URL
/Publisher
信山社
ISBN
/ISBN
978-4-7972-2795-6
その他(任意)
/other
2020年発行。上級者向けの本です。
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
 確認テストの合計点100%。毎回の授業後に、manabaの小テスト機能を使って確認テストを実施します。各回の授業で取り上げた債権総論に関する専門的知識を問う問題を数問ずつ出題しますので、期限までに解答を提出してください(正解や問題についてのコメント等は、テスト終了後にmanabaで確認することができます)。合格点を取るためには、授業をしっかりと聴き、教科書やレジュメを精読することによって、債権総論に関する専門的知識を修得し、債権総論に関する条文、判例、学説を正しく理解していることが必要とされます。しっかりと準備をしたうえで、時間に余裕をもってテストに臨んでください。
関連科目
/Related Subjects
 この授業では民法(中でも特に財産法と呼ばれる部分)を取り扱いますので、民法入門、民法Ⅰ、そして民法Ⅱを履修済みであることが望ましいです。なお、民法Ⅲについては「授業の形式?方法と履修上の注意」に書いたとおりですので、注意してください。
備考
/Notes
授業に出席する際は、最新版の六法を必ず持参してください。
到達目標
/Learning Goal
法曹に求められる基本かつ重要な法律知識のうえに、法曹三者の仕事(とりわけ弁護士の業務)、弁護士の事件処理の方法論を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 債権総論とは 授業の概要や進め方等について把握するとともに、「債権総論」とは何なのかを理解する。
2 債権者代位権①(債権者代位権の意義、要件) 債権者代位権の意義と要件について理解する。
3 債権者代位権②(債権者代位権の行使、効果) 債権者代位権の行使と効果、債権者代位権の転用について理解する。
4 詐害行為取消権①(詐害行為取消権の意義、要件) 詐害行為取消権の意義と要件について理解する。
5 詐害行為取消権②(詐害行為取消権の行使、効果) 詐害行為取消権の行使と効果について理解する。
6 分割債権?債務、不可分債権?債務 分割債権?分割債務と、不可分債権?不可分債務について理解する。
7 連帯債務①(連帯債務の意義、効力) 連帯債務の意義と効力、連帯債権について理解する。
8 連帯債務②(連帯債務における求償) 連帯債務における求償について理解する。
9 保証債務①(保証債務の意義、効力) 保証債務の意義と効力について理解する。
10 保証債務②(保証人の求償権、特殊な保証) 保証人の求償権と、特殊な保証(連帯保証、共同保証)について理解する。
11 債権譲渡①(債権の譲渡性) 債権の譲渡性(特に譲渡制限特約)について理解する。
12 債権譲渡②(債権譲渡の対抗要件) 債権譲渡の対抗要件について理解する。
13 債権譲渡③(債権譲渡の効果) 債権譲渡の効果について理解する。
14 債務引受 債務引受と、契約上の地位の移転について理解する。

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