シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
英米法b(18以前)/ANGLO-AMERICAN LAW b |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
法学部法律学科/LAW LAW |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
吉川 信將 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
吉川 信將 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業は、法学部の学位授与方針(DP)に掲げられた「法学の専門的知識並びに法的なものの考え方(リーガル?マインド)およびグローバルな思考を身に付け」ること、教育課程の編成?実施方針(CP)に掲げられた「判例?学説や諸課題等を正しく理解し、個別の事象について自らの見解を提示できるようにすること」に資するため、英米法(特にイギリス法)の歴史?制度的特徴に関する基礎知識を習得することを目的とします。イギリス法は多くの現代民主主義国家の法に大きな影響を及ぼしていますが、いわゆる判例法主義をとっており、成文法主義をとる日本法とは大きく異なる面もあります。 本講義の前半では、イギリス法について、その歴史や社会との関わり、判例法主義の概要、法律家や裁判に関する制度の特徴、「法の支配」の意義等を学びます。後半では、イングランド法とスコットランド法というイギリス国内でも分化している法のあらまし、かつてイギリスが加盟していたEUとの法をめぐる問題といった法と法の対立や調和をめぐる課題を検討します。 本講義を通じて、受講生は、イギリス法の特徴をイメージしやすくなり、それはグローバル化を余儀なくされている現代の経済社会において重要とされる海外の法制度理解の一助となるでしょう。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本講義は講義形式で行います。教室での対面授業を予定していますが、シラバス作成時点以降の2024欧洲杯投注官网_沙巴博彩公司-官网平台の感染拡大の影響等によりオンライン授業等に移行する可能性がありますので、PorTaⅡ又はmanaba等による連絡事項に注意するようにしてください。 外国法には馴染みがない受講生も多いはずですので、本講義ではできるだけ質疑?応答の時間を設けて理解を促進したいと思います。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修として、テキストの指定範囲を一読するようにしてください。事後学修として、講義ノートを読み返し、配付資料や紹介資料等にも目を通して知識の定着?向上を図るようにしてください。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
評価は出席が前提となりますが、評価自体は学期中に数回行われる小テストの合計点(100%)で行います。このため、期末の定期試験やレポートは実施しない予定です。 なお、新型コロナ感染拡大等によるオンラインのみの授業への移行等により小テストの実施が難しくなった場合には、レポートの提出等を求めることがあります。この場合、小テストやレポート等の合計点(100%)に基づいて評価します。 授業内容を理解し、授業で説明した法制の概要や専門用語の意義を正しく説明できるかを評価項目とします。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
英米法の基礎、英米法の様々な学問分野に触れ、英米法に関する事例について重要な判例?学説を正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | ガイダンス、イギリス法を学ぶ意義 | 授業の進め方や履修上の注意等を確認する。日本を含む近代民主主義国家の法律にイギリス法が与えていることを確認する。 | 事前学修としてテキストの序論の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
2 | イギリス法の成立とその歴史(その1) | コモンローとは何かを確認するとともに、その成立と発展史を理解する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
3 | イギリス法の成立とその歴史(その2) | エクイティとは何かを確認するともに、その成立と発展史を理解する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
4 | イギリス社会とイギリス法(その1) | イギリス法理解の前提となるイギリス社会の歴史等の概要を理解する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
5 | イギリス社会とイギリス法(その2) | 他の諸国の法と比較することにより、イギリス法の特徴を把握する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
6 | 判例法主義 | イギリス法を含む英米法の特徴である判例法主義につき理解を深める。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
7 | 法律家制度(その1) | イギリスの裁判制度と法律家制度の概要を理解する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
8 | 法律家制度(その2) | イギリスの裁判官制度の概要を理解する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
9 | 法の支配 | 「法の支配」の意義とその発展の経緯を理解する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
10 | イングランド法とスコットランド法(その1) | イギリスで2番目に広く、2番目に人口も多い地域であるスコットランドに適用される法律の成り立ちを学ぶ。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
11 | イングランド法とスコットランド法(その2) | 最近のスコットランドの政治経済状況と法の関わりについて学ぶ。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
12 | イギリス法とヨーロッパ(その1) | EU加盟がイギリス法に与えた影響を理解する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
13 | イギリス法とヨーロッパ(その2) | ブレグジット(EU脱退)に至る背景とブレグジットがイギリスの社会?法に及ぼす影響を概観する。 | 事前学修としてテキストの指定範囲の一読(概ね1時間半)?事後学修として授業ノートの整理と内容確認(概ね1時間半) |
14 | まとめ | イギリス法の歴史、各国の法制度に与えた影響、現況等を再確認する。 | 事前学修として前回までの授業ノート全体の通読(概ね2時間)?事後学修として授業ノートの再整理(概ね1時間) |