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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
国際関係論a/INTERNATIONAL RELATIONS a |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部国際関係法学科/LAW INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大串 敦 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大串 敦 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では、ソ連時代から現代にいたるまでのロシアとロシア以外の旧ソ連諸国の内政を扱う。ソ連の政治体制が独特な体制であったことは言うまでもない。その成立から解体、新体制の成立と現状を比較政治学的に分析?理解する。比較政治学の主要理論(革命論、体制変動論、政治体制論、政党政治、議会政治、連邦制、官僚制など)と地域に関する事実関係を理解することができればおおむね講義の目的は達成される。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本授業は、原則として講義形式で行われます。板書による古典的な方法で行うので、ちゃんと自身でノートをとるようにしてください(パワーポイントやレジュメ配布よりも、自分で手を動かしてノートをとった方が結局は学習効果は高いと私は考えています)。 事前事後学習での成果に関しては、授業内で解説?フィードバックします。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
文献リストを配布しますので、できるだけ目を通してください。 授業計画に記載してある事前事後学習の著作は難しいものも含まれます。全部ではなくとも、できる限り挑戦してみてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
期末試験(100%)による。試験では、授業内容を理解しているか、体系的に記述できているかを主に見ます。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
参考文献:文献リストを配布します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
国際関係に関する基本的知識のうえに、国際社会の成り立ち、国際関係の歴史的展開、国際関係における政治と経済の関わりを正確に解釈し、個別の事象について分析のうえ、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 目的と方法、スラヴ?ユーラシア地域の基礎条件 | 講義の概要の説明と、スラブ?ユーラシア地域の地理?気候など。 | 和田春樹『ロシア史』序章を読む |
2 | 革命の理論とロシア革命 | 革命の理論を紹介し、ロシア革命をどこまで説明できる考えます。 | ヴェルト『ロシア革命』を読む |
3 | 全体主義体制とスターリン体制 | 全体主義論とスターリン期のソ連の実際について。 | 横手慎二『スターリン:「非道の独裁者」の実像』を読む |
4 | 民主主義と共産主義体制 | 民主主義と共産主義体制の関係を考えます。 | 松戸清裕『ソ連史』を読む |
5 | ナショナリズム理論と帝国としてのソ連 | ソ連の民族統治とその限界を考えます。 | 塩川伸明『民族とネイション-ナショナリズムという難問』を読む |
6 | 近代化論、社会経済発展と共産主義体制 | ソ連の近代化政策とその限界を考えます。 | 塩川伸明『《20世紀史》を考える』を読む |
7 | 体制転換の理論とソ連解体1:近代化、移行 | 近代化論や移行論を紹介して、ソ連の体制変動を説明できるか考えます。 | フィリップ?シュミッター、G. オドンネル『民主化の比較政治学』を読む |
8 | 体制転換の理論とソ連解体2:新制度論 | 新制度論によるソ連の体制変動の説明を紹介します。 | ミハエル?ゴルバチョフ『ゴルバチョフ回想録』を読む |
9 | 連邦制の理論とロシアの連邦制 | 連邦制の理論を紹介し、ソ連解体後のロシアの連邦制の動態を考えます。 | 塩川伸明『ロシアの連邦制と民族問題-多民族国家ソ連の興亡III』 |
10 | 憲法体制の理論と旧ソ連諸国の憲法体制 | 準(半)大統領制の理論とロシアの憲法体制の成立を考えます。 | 溝口修平『ロシア連邦憲法体制の成立―重層的転換と制度選択の意図せざる帰結―』を読む |
11 | 政治体制転換と経済体制転換 | ロシアの経済改革を事例に、政治体制の変動と経済体制の変動の関係について考えます。 | マーシャル?I?ゴールドマン『強奪されたロシア経済』を読む |
12 | 政党政治の理論と旧ソ連諸国の政党政治 | 政党と政党システムの理論の紹介とロシアの政党政治の変遷を考えます。 | 油本真理『現代ロシアの政治変容と地方―「与党の不在」から圧倒的一党優位へ―』を読む |
13 | 新家産制国家論とロシア官僚制 | 新家産制国家論を紹介し、ロシア官僚制の特性を考えます。 | 松里公孝「ウクライナにおける現代家産制と公式政党の形成―オデッサ、トランスカルパチア、ドネツク、ドニプロペトロフシク州―」を読む |
14 | 競争的権威主義体制論と旧ソ連諸国の政治体制 | 現代のロシアの政治体制を考えます。 | 松里公孝『ポスト社会主義の政治:ポーランド、リトアニア、アルメニア、ウクライナモルドヴァの準大統領制』を読む |