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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
租税法a/TAX LAW a |
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開講所属 /Course Offered by |
法学部総合政策学科/LAW POLICY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
高浜 智輝 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高浜 智輝 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
かつて、アメリカ合衆国の建国の父とも呼ばれた政治家のベンジャミン?フランクリンが?この世には避けて通れないものがある。それは死と租税である。?と述べたように、租税は、私たちの日常生活や企業の事業活動等、様々な局面と密接に関連しています。たとえば、皆さんがアルバイトをしたり会社員として働き、給料を得た時には、所得税がかかります。また、コンビニやスーパー、通販サイト等で商品を購入すれば、消費税がかかります。さらに、起業して株式会社を設立すれば、法人税を納めることになるでしょう。このように、私たちは、毎日のように税に接し、当たり前のように税金を納めています。 そこで、?租税法a?の講義では、租税法全般における基本的な制度について学習した後、日本の租税法の中心にあり、かつ、学生の多くの皆さんと関係するであろう所得税法の基本的な仕組みについて学習します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
講義は教科書およびパワーポイントを用いて講義形式により行ないます。加えて、理解を深めるため、講義中にリアクションペーパーを配布し、授業内容のまとめを行なってもらいます。さらに、受講生に対して質問を投げかけ意見を求める場合があります。講義期間中に行う課題は、次回の講義内でフィードバックを行います。 なお、私語等により講義を妨害した学生は、下記の成績評価に関わらず大幅な減点?単位不可となります。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
【事前学習】教科書の該当箇所を一読し、わからない箇所をピックアップする。また、租税に関するニュースや新聞等を読むようにし、アンテナを張るようにしましょう。(1時間) 【事後学習】教科書およびパワーポイント資料を読み直し、復習するようにしましょう。授業で十分理解できない法律用語や概念があったら、授業が終わった後で教科書や参考文献等を用いて調べるようにしましょう。(3時間)なお、パワーポイント資料の巻末には、下記の教科書および参考文献以外の資料をいくつか列挙するので、より深く学習したい方は、それらの資料にあたってみてください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
定期試験80%(記述式試験)、②平常点20%(講師からの質問に対する応答、学生自身の質問および提出されたリアクションペーパーの内容等を総合的に勘案して評価します。) ただし、新型コロナウィルスの影響等により、試験を行なうことができない場合には、①定期試験に代わるレポート課題80%、②毎回の講義で提出を求めるリアクションペーパーの内容等20%により評価します。 |
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関連科目 /Related Subjects |
憲法、行政法、民法、会社法、国際租税法 | ||||||||||
備考 /Notes |
公欠等の場合には必ず証明書等を提出してください。提出できない場合には、無断欠席として取り扱います。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
租税法の基礎、租税法の仕組み、租税法の特定分野に関する重要な項目?論点や制度を体系的かつ正確に解釈し、個別の事象について見解を示すことができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 授業の概要、成績評価、および租税法を学ぶ意義について説明する。 | |
2 | 租税法の基本原則 | 租税法の重要な原則である租税法律主義と租税公平主義について学習します。 | |
3 | 租税法の歴史と法形成過程 | 租税法はどのように形成されてきたのかについて歴史的に学ぶことに加え、実際にどのように租税法が形成されていくのかについて学習します。 | |
4 | 納税義務 | 納税義務とは何か、実際の納税に関する制度である申告納税制度と源泉徴収制度を中心に学習します。また、納税環境に関する租税制度?取り組みについても学習します。 | |
5 | 所得税の概要 | 所得とは何なのか、何故所得を区分するのかについて学習することに加え、次回以降に学習する10種類の所得について大枠を学習します。 | |
6 | 所得分類①-利子所得、配当所得および不動産所得 | 所得税法における利子所得、配当所得および不動産所得の意義および計算の仕組みについて学習します。 | |
7 | 所得分類②-給与所得、事業所得および退職所得 | 所得税法における給与所得、事業所得および退職所得の意義および計算の仕組みについて学習します。 | |
8 | 所得分類③-山林所得および譲渡所得 | 譲渡所得を中心に、所得税法における山林所得および譲渡所得の意義および計算の仕組みについて学習します。 | |
9 | 所得分類④-一時所得および雑所得 | 所得税法における一時所得および雑所得の意義および計算の仕組みについて学習します。 |
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10 | 必要経費 | 所得から控除することが認められている必要経費とは何なのか、何故必要経費の控除が認められるのかについて学びつつ、必要経費に係る基本的なルールについて学習します。 | |
11 | 損益通算、所得控除および税額控除 | 損益通算、所得控除および税額控除の意義?趣旨と実際の規定について学習します。 | |
12 | 所得の帰属 | 所得が?いつ?課税されるのか(年度帰属)、?誰?に課税されるのか(人的帰属)という2つの帰属に関するルールについて学習します。 | |
13 | 租税法と私法、および租税回避 | 租税法の解釈のルール、租税法と私法との関係はどのように考えられているのか、租税回避とはどのような現象のことをいうのかについて学習します。 | |
14 | 講義のまとめおよび試験 | これまでの講義で学んだことを振り返り、重要なポイントについて再度簡単に解説?確認します。その後、まとめとして試験を実施する。 |