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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
ラテンアメリカの国際関係/INTERNATIONAL RELATIONS OF LATIN AMERICA |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
浦部 浩之 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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浦部 浩之 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義では世界のなかにおけるラテンアメリカの位置づけやその歴史的歩みを学ぶとともに、この地域をとりまく国際関係の諸問題について理解することを目標とする。 ラテンアメリカは発展途上地域であるが、言語的?文化的にはスペインなどのヨーロッパ的特色も有し、また多くの第三世界諸国と異なり、独立国としても200年近い歴史のある、世界のなかで固有の性質をもつ地域である。 本講義ではまず、世界のなかのラテンアメリカという視点からこの地域の歴史的歩みを捉える。そのうえで、対米関係やラテンアメリカ諸国間の関係に関する重要論点について学ぶ。そして、今日のグローバル化の影響やラテンアメリカで強まりつつある新しい地域主義の動向、日本やアジアなどの域外諸国との関係を知り、この地域が抱える21世紀の課題について考える。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
【重要な注意事項】 ※2022年度のこの授業の形式と履修制限について [1] 授業形式 この授業は、第10回授業を除き、教室での対面形式で実施する。なお、授業内容(もしくは感染症に関わる社会的な状況)に応じ、一部の回について、教室での授業をZoomでリアルタイム配信することもある。 卒業論文の提出期日に当たる第10回授業(12月8日)は、YouTubeを通じた動画配信形式で実施する(3年生を含め全員に同じ授業を行う)。 毎回の授業ごとにレポートを提出してもらう(下記の「評価方法」欄も参照のこと)。そのフィードバックは、原則として次の回の授業で行う。 [2] 履修制限 安全な対面授業の環境を確保するため、2022年度は、この授業の履修者は原則として①3年生以上であり、かつ②スペイン語選択の者に限定したい。なお、スペイン語選択の2年生は全クラス、同じ時間帯に必修のスペイン語の授業があるので、この授業の履修者は必然的に3年生以上になるはずである。 上のとおりの制限は設けるが、中国語や韓国語の選択者であっても、この授業の内容が本人の研究と関連が深い場合は、この授業の履修を歓迎する。ただし、履修は3年生以上に限る。 【本欄、2022年8月20日に一部加筆修正】 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
[事前学修] 授業の3日前(月曜日)までに、manabaに授業の形式や概要を掲示するとともに、授業で映写するスライド(パワーポイント)をPDFファイルのかたちでアップロードしておく。必ず毎回、それを確認しておくこと。 [事後学修] 授業内容を発展的に理解するための自主学修課題を毎回の授業で案内する。 ※事前学修と事後学修に要する時間について 事前?事後学修を含む授業時間と単位については文科省令「大学設置基準」第21条に定められているが、この規則はすべての大学のすべての授業に適用される標準であり、当科目に関してはこれに加えて特記することはない。 なお、事前学修と事後学修の比率は、当科目ではおおむね2対8が目安となる。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業後に提出してもらう計14回のレポート(90%)、期末レポート(10%)。 授業後に提出してもらうレポートの出題内容は、授業のポイントを簡潔にまとめてもらうものなので、これを作成することがよい復習(学んだこと、考えたことの定着)にもなるはずである。 期末レポートは、14回の授業を通じて学びになったことを記してもらうものである(追加の学修課題を課す性質のものではない)。このレポートの提出は、単位認定上の必須条件とする(毎回の授業後のレポートをきちんと提出していれば十分に合格点に達するが、この期末レポートの提出がない場合は単位を認定しない).。 【本欄、2022年8月20日に一部加筆修正】 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
ラテンアメリカの国際関係に関する基本的事項を総合的かつ体系的に理解し、これに関して分析および見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 授業の概要説明: ラテンアメリカと国際社会 |
授業の計画、およびラテンアメリカの国際関係の基本構図について説明する。 | 「詳細情報」欄に記載のとおり(以下同じ) |
2 | 国際関係史(1): 19世紀~:独立と米国の覇権主義 |
国際関係の視点からラテンアメリカの歩みを概観する(19世紀~20世紀初頭)。 | |
3 | 国際関係史(2): 20世紀~:国家発展の追求と困難 |
国際関係の視点からラテンアメリカの歩みを概観する(1920~80年代)。 | |
4 | 国際関係史(3): 1990年代~:米州協調の推進と摩擦 |
国際関係の視点からラテンアメリカの歩みを概観する(1990年代~現在)。 | |
5 | 米国との関係(1): キューバ革命と米国外交 |
ラテンアメリカと米国との関係を考察する(米国とキューバの対立)。 | |
6 | 米国との関係(2): 冷戦終焉?民主化と米国の援助政策 |
ラテンアメリカと米国との関係を考察する(米国による援助政策の狙い)。 | |
7 | 米国との関係(3): ネオリベラリズム改革の推進と軋轢 |
ラテンアメリカと米国との関係を考察する(ネオリベラリズムとそれへの反発)。 | |
8 | 域内諸国間の関係(1): 資源開発と国境紛争 |
ラテンアメリカ諸国間の関係を考察する(国境問題をめぐる摩擦)。 | |
9 | 域内諸国間の関係(2): 経済統合と地域主義の波 |
ラテンアメリカ諸国間の関係を考察する(経済統合?地域統合とその変遷)。 | |
10 | 域内諸国間の関係(3): グローバリズムへの異なる選択 |
ラテンアメリカ諸国間の関係を考察する(新しい地域主義の誕生と軋轢)。 | |
11 | 国際交流(1): 日本との関係と日系人社会 |
ラテンアメリカと諸地域との交流を考察する(日本との関係の歩み)。 | |
12 | 国際交流(2): 人の移動とヒスパニック社会 |
ラテンアメリカと諸地域との交流を考察する(米国社会とヒスパニック)。 | |
13 | 国際交流(3): 急速な中国との関係深化 |
ラテンアメリカと諸地域との交流を考察する(急増する中国の貿易?投資)。 | |
14 | 授業の総括: ラテンアメリカの展望 |
国際社会におけるラテンアメリカの位置づけと将来について考察する。 |