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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
総合科学特殊研究(社会のなかの化学物質a)/SPECIAL TOPICS ON INTEGRATED ARTS AND SCIENCES: CHEMISTRY AND SOCIETY A |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木4/Thu 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
内田 正夫 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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内田 正夫 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
私たちの日常生活は化学物質に取り囲まれています。金属やプラスチックなどの材料、燃料、衣料や食品等々、工業的に生産されている化学物質だけでも十万種類。それどころか、私たちの身体を作っている生体物質そのものも化学物質。それらの働きも、化学の力で理解が進んでいます。 これら化学物質は私たちの生活を豊かで安全なものにすると同時に、不適切な利用の拡大によっては私たちの身に危険を及ぼしかねません。 いわゆる「理系」「文系」の境もなく、私たちの身の回りの物質の特性やそれらの利用を理解することは、現代社会を生きる私たちに必須の教養です。この授業では、これらさまざまな化学物質がどんな特徴を持ち、どのように利用されているかを学びます。また、併せて科学技術にかかわるエッセイや雑誌記事を読み、その理解を基礎として、現代の社会生活をみずからの判断力に基づいて自覚的に築く力を養ってもらいたいと考えます。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は講義形式。併せて、科学技術にかかわるエッセイや雑誌記事を読み、討論を行う。 授業は教室での対面授業を基本としますが、Zoomを用いたリアルタイム配信と録画も併用します。コロナ禍のもと、大学に出校することをためらう人は、(木)の定時にZoomに接続してください。また、その時刻にZoomを視聴できない人のために、録画のオンデマンド配信もします。ただし、これは原則として授業後3日間だけとします。(教室からのZoom接続が不具合であったり、録画がうまくいかなかった場合にはご容赦ください。) 大学サイトのZoom?PorTaII?manabaのシステムを利用します。各回の講義の概要や関係画像、その他連絡事項をmanabaまたはPorTaIIにアップロードしますから、参照してください。 中間小レポートについては総括的に講評を行うので、各自の提出した物に自身で改訂を加えていただきたい。 学期末テストの正解はテスト後にmanabaにアップロードします。 ※ ただし第1回(4月14日)だけはオンデマンド形式(動画)です(コロナの流行状況の予測がつかないため)。manabaに動画ファイルをアップロードしますので、視聴してください。第2回からは教室で対面授業の予定です。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
あらかじめ配布プリントと参考資料(科学エッセイ等)を読んで授業に臨んでください(事前自学2時間)。 また授業で参考文献等を指示するので、できるだけ幅広く読んでください(事後自学2時間)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
学期末テスト(30%) ただし、コロナ流行が収束しない場合はテスト方法を工夫します。 中間レポート(40%)と5~10分の口頭発表(20%) 平常点(授業内での簡単な[クイズ](manabaに入力)(10%) |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
「総合科学研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって人文?社会?自然科学を総合的に研究分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 銅?鉄?貴金属① | エジプト、スキタイから足尾銅山まで | |
2 | 銅?鉄?貴金属② | 現代注目の金属材料 レアメタル | |
3 | 酸アルカリ工業① | 硫酸とソーダの大量生産から始まった近代化学工業 | |
4 | 酸アルカリ工業② | 最初の工場公害 酸性雨 acid rain | |
5 | アンモニア合成の光と影① | 20世紀の人口増加を支えた窒素肥料 | |
6 | アンモニア合成の光と影② | 硝酸:火薬の原料 | |
7 | 生物化学兵器① | 塩素ガス ホスゲン イペリット | |
8 | 生物化学兵器② | サリン 炭疽菌 化学兵器禁止条約 | |
9 | 農薬の光と影① | DDTの開発 『沈黙の春』 | |
10 | 農薬の光と影② | 有機リン 生物農薬 総合防除 | |
11 | 鉛の光と影① | 古代ローマの汎用金属材料:鉛 | |
12 | 鉛の光と影② | バッテリとアンチノック剤 | |
13 | プラスチックの時代① | 塩化ビニル ポリエチレン 高機能プラスチック | |
14 | プラスチックの時代② | プラスチックごみの処分とマイクロプラスチック問題 |