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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
総合科学特殊研究(ギリシャ神話と文学)/SPECIAL TOPICS ON INTEGRATED ARTS AND SCIENCES: GREEK MYTHOLOGY AND LITERATURE |
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開講所属 /Course Offered by |
国際教養学部言語文化学科/INTERNATIONAL LIBERAL ARTS INTERDISCIPLINARY STUDIES |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金4/Fri 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
堀川 宏 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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堀川 宏 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本授業の目的は、古代ギリシャ?ローマ世界における文学的営為について基本的な知識を得ながら、そこで語られる神話世界への扉を開くことにあります。 意外なことかもしれませんが、古代ギリシャには「ギリシャ神話」という体系的な書物はありませんでした。しかし個々の神話が様々な機会に語られることによって人々の思考の基盤をつくり、さらにはそれが「文学」へと発展してゆきます。本授業ではこのあたりの事情を確認しながら、古代ギリシャ?ローマの人々にとって神話とは(あるいは文学とは)何だったのかという問題を考えてゆければと思っています。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は教室での対面形式(必要な資料はmanabaで配布します)で実施しますが、状況に応じてZoomでの同時配信やオンデマンドでの録画配信も行います。毎回の授業後に簡単なミニ?レポートを書いてもらい、それによって自身の考えを言語化し、本授業のテーマに対して自分なりの理解を獲得することを目指します。詳細は第1回の授業で説明しますから、manabaでの掲示に従って必ず受講してください。なお、特別なアプリケーションを用意する必要はありません。 前提となる知識はとくに必要ありませんが、自身の考えを的確に言語化しようとする姿勢は強く求めます。ぜひ積極的に授業に参加してください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
初回授業で代表的な文献を紹介したうえで、皆さん自身の興味関心に応じて、学期中に数冊(2?3冊)の本を読むことを求めます。事前学習として読んでくれても構いませんし、授業で説明を受けたうえで、事後学習として読んでくれても構いません。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業でのミニ?レポートの得点(60%)と期末レポートの得点(40%)の合算により、AA、A、B、Cの4段階で評価します。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
古代ギリシャを代表する叙事詩『イリアス』を読む授業として、春学期開講の「文化史入門」があります。 | ||||||||||
備考 /Notes |
古代ギリシャの神話や文学に関心のあるすべての学生を歓迎します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
「総合科学研究科目群」の他科目では触れることが難しい分野や領域にわたって人文?社会?自然科学を総合的に研究分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 授業の目的と進め方を確認したうえで、代表的な参考文献の紹介を行います。 | |
2 | 英雄叙事詩①:『イーリアス』 | トロイア戦争を描いた英雄叙事詩『イーリアス』について学びます。 | |
3 | 英雄叙事詩②:『オデュッセイア』 | 英雄オデュッセウスの帰国譚である『オデュッセイア』について学びます。 | |
4 | ヘーシオドスの教訓詩:『神統記』『仕事と日』 | ヘーシオドスの主要作品である『神統記』と『仕事と日』について学びます。 | |
5 | 抒情詩の詩人たち:サッポー、アルカイオス、アナクレオーンなど | 古代ギリシャの抒情詩(=歌)について学びます。 | |
6 | ピンダロスの競技祝勝歌 | 「古代ギリシャ最大の抒情詩人」とも言われるピンダロスの作品について学びます。 | |
7 | ギリシャ悲劇①:アイスキュロスの「オレステイア三部作」 | ギリシャ悲劇の文化的背景を確認したうえで、アイスキュロスの悲劇について学びます。 | |
8 | ギリシャ悲劇②:ソポクレースの『オイディプース王』 | 「ギリシャ悲劇の最高傑作」として名高い『オイディプース王』について学びます。 | |
9 | ギリシャ悲劇③:エウリーピデースの『メーデイア』『バッカイ』 | 「ギリシャ悲劇の異端児」とも言われるエウリーピデースの悲劇について学びます。 | |
10 | ギリシャ喜劇:アリストパネースとメナンドロス | 古代ギリシャを代表する喜劇詩人の作品について学びます。 | |
11 | ギリシャ語散文の発展:歴史家と哲学者たち | 紀元前6世紀に起きた「理性の革命」について確認したうえで、散文(詩ではない表現形式)の発展をたどります。 | |
12 | ヘレニズム時代の文学:カッリマコスとアポッローニオス | 「新しい文学」の流れを作った、ヘレニズム時代の文学について学びます。 | |
13 | ローマでの展開①:ウェルギリウスとホラーティウス | ギリシャ文学を継承したローマの詩人として最も重要な二人について学びます。 | |
14 | ローマでの展開②:オウィディウス | ギリシャ神話をローマ風にアレンジして語った、技巧派詩人オウィディウスについて学びます。 |