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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
地誌学Ⅱ(教職)_2018年度以前入学者用/TOPOGRAPHY II |
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開講所属 /Course Offered by |
大学免許/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水3/Wed 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
浦部 浩之 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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浦部 浩之 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
地球上にいる人間の約8割は発展途上国に暮らしている。そして世界人口の約13%に当たる約9億人は、国際貧困ライン(1日1.9ドル)以下の生活を強いられている。我々は今この問題に正面から向き合わなければならない。たとえば、経済開発は重要だがそれを環境に負荷を与えずに行えるのか。市場経済と自由競争の社会で脆弱な貧困層にいかなる社会政策(教育?保健?福祉)を進めていけばよいのか。先進国による開発援助はいかにあるべきか。今日の新興国の成長は、国際関係の構図をいかに変えつつあるのか。 本講義ではこうした現代世界における政治的?地理的課題について考え、それを通じて国際関係を見つめる視野を涵養することを目標とする。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
【重要な注意事項】 ※2022年度のこの授業の形式について この授業は過去3年間の履修者数がいずれも100名を超えているため、大学(学部)から示されている指針に従い、毎回の授業はオンライン形式で行う。ただし、対面での授業には一定の重要性があるので、全14回の授業の半数を超えない範囲で(最大で6回)、教室での授業も実施する。なお、対面授業を行う際にはZoomでも同時配信するので、オンライン(リアルタイム)形式で受講することも可能である。教室での授業を行わない回は、YouTubeで動画を配信するオンライン(オンデマンド)形式で実施する。また1ないし最大2回の範囲で、授業全体の理解が深まるような文献を講読する形式の授業を取り入れることがある。 定期試験期間に期末試験を実施する。この試験は必ず教室で受験しなければならない(下記の「評価方法」欄も参照のこと)。 【本欄、2022年8月20日に一部加筆修正】 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
[事前学修] 授業の3日前(日曜日)までに、manabaに授業の形式や概要を掲示するとともに、授業で映写するスライド(パワーポイント)をPDFファイルのかたちでアップロードしておく。必ず毎回、それを確認しておくこと。 [事後学修] 授業内容を発展的に理解するための自主学修課題を毎回の授業で案内する。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回の授業後に提出してもらう計14回のレポート(70%)、期末試験(30%)。 レポートの出題内容は、授業のポイントを簡潔にまとめてもらうものなので、これを作成することがよい復習(学んだこと、考えたことの定着)にもなるはずである。 レポートの性質が上述のとおりのため、毎回の授業を欠かさずきちんと受講していればそれだけでほぼ確実に単位認定に必要な最低水準は超えるが、期末試験の受験は、単位認定上の必須条件とする(未受験の場合、単位を認定しない)。 なお、感染症の拡大状況などにより、期末試験が中止となることがありうる(全学的に期末試験中止の措置がとられる場合のほか、状況を見極めて授業担当者[浦部]の判断で取り止めることも想定に含めている)。試験中止の場合は、毎回の授業後に提出してもらう計14回のレポートのみで評価する(期末試験に代えて期末レポートを課すことはないので、念のためそのことにも留意のうえ、毎回の授業はやむをえない事情がない限り必ず受講しておくこと)。 【本欄、2022年8月20日に一部加筆修正】 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 授業の概要説明 現代社会と南北問題 |
授業の計画、および南北問題の概要について説明する。 | 「詳細情報」欄に記載のとおり(以下同じ) |
2 | 地球環境(1): 環境問題と南北対立 |
環境問題の政治争点化と南北対立について学ぶ。 | |
3 | 地球環境(2): 貧困と環境破壊の悪循環 |
貧困と環境破壊の悪循環、持続可能な開発の概念について学ぶ。 | |
4 | 地球環境(3): 地球温暖化問題 |
地球温暖化問題、それをめぐる南北間の協調と対立について学ぶ。 | |
5 | 南の開発(1): 第三世界の独立と開発援助戦略 |
第三世界の独立と開発援助の誕生、開発戦略の変遷について学ぶ。 | |
6 | 南の開発(2): ナショナリズムと南北関係 |
ナショナリズムの拡大、南北関係の変化について学ぶ。 | |
7 | 南の開発(3): 貧困問題と新しい開発戦略 |
貧困と「人間開発」、SDGsに代表される新しい開発戦略について学ぶ。 | |
8 | 資源と暮らし(1): 世界の食糧問題 |
世界の食糧問題、それへの国際的取り組みと南北対立について学ぶ。 | |
9 | 資源と暮らし(2): 水問題と砂漠化問題 |
水問題と砂漠化問題、それへの国際的取り組みと南北対立について学ぶ。 | |
10 | 資源と暮らし(3): 人口問題と移民?難民問題 |
人口増加の問題、南北間の人の移動の問題について学ぶ。 | |
11 | 安全なグローバル社会の構築(1): 自然災害と防災 |
貧困と自然災害の関係、減災?防災への国際的取り組みについて学ぶ。 | |
12 | 安全なグローバル社会の構築(2): 核拡散と原子力利用 |
核拡散防止への国際的取り組み、原子力利用との調和について学ぶ。 | |
13 | 安全なグローバル社会の構築(3): 感染症と国際衛生 |
人類が直面してきた感染症の歴史、それへの国際的取り組みについて学ぶ。 | |
14 | 授業の総括: 南北問題の将来 |
現代のグローバル課題と南北問題の将来について考える。 |