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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
経済学史b(教職)_2018年度以前入学者用/HISTORY OF ECONOMICS(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学免許/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月2/Mon 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
黒木 亮 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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黒木 亮 | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
<講義の目的> 本講義の目的は、経済学の形成過程を追体験し、経済理論への理解を深めてゆくための手がかりとして、経済学者が実際に取り組んだ問題や社会的背景、時代的文脈を考察することにある。「豊かな歴史観、自然観、および、倫理観を中核とする教養に基礎付けられた経済学の専門知識を習得した、国際的視野を有する優れた社会人の育成を目的とする」カリキュラムの1つとして、19世紀末の経済思想から、われわれの社会を支え、その将来を基礎づけるであろう今日の経済思想までを通覧する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
<講義の方法> 講義は原則として対面で行い、ライブ配信や録画配信は行わない。基本的には授業時に配布するプリントや教科書に沿って講義を進めていき、理解度の確認のため、manabaの小テストを適宜行っていく予定である。なおコロナ禍による遠隔授業への変更などの必要が生じた場合には、このmanabaの小テストなどを援用し、教科書の該当範囲や重要なポイント、講義内容への理解度の確認を毎回実施する形に切り替える予定である。 以上の講義への出席や小テストへの回答に加え、関連する経済思想の確認?調査や各人の関心に応じたファクト?チェック、予習?復習の時間を各自のペースで積み上げ、多様な経済思想や経済学の歴史に触れる機会を増やしていくことが望ましい。 授業内容や小テストなどに関する質問は、メール(kurogi-703@dokkyo.ac.jp)でも受け付け、できるかぎり講義中に(必要な場合は個別に)回答する予定である。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
<予習と復習の範囲など> 授業のなかで(あるいはや小テストで)確認する重要なポイントや次回の講義概要の予告等を通じ、教科書の該当箇所や参考となる文献などを示し、それらを通じた復習と予習、発展的な自学自習を促す。教科書の該当箇所の精読やキーワードの下調べ等に毎回1時間程度、同様の復習に1時間程度をかけてもらいたい。また小テストがある週には、15分から30分程度(制限時間25分以内を予定)の自己チェックに挑戦してもらう。さらにこれらにくわえ、授業で紹介される古典などにも直接あたり、それらの精読に少しずつ――ひまひまに週当たり2時間程度――取り組んでもらいたい。 なお小テストは、1問3点で5問(計15点)の選択問題からなり、終了時に正解と得点が表示される方式をとる予定であるが、正解以外の選択肢には、関連する重要なキーワードを配していくつもりである。それらを調べることが、そのまま予習?復習の機会となるだけでなく、興味関心の幅を広げる契機にもなるはずである。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
複数実施予定(回数は未定)の小テストの結果によって理解度を把握する。評価はその積み上げを基本(8割前後)とし、学期末にレポートと期末試験のいずれかないし両方を行い、それら出来具合を(2割前後)加味する形で総合評価を行う。 なお、小テストの累積得点が、6割以上に達していなければ、C評価以上は難しい。学期末のレポートなどからの加点はあるが、基本は小テスト(と期末テスト)での総得点を基準とした「相対評価」となる。総得点が高い順から、AA(1割程度)、A(2割程度)、B(3割程度)、C(3割程度)とする予定である。 |
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関連科目 /Related Subjects |
経済学、ミクロ経済学、マクロ経済学 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
経済学の形成過程を追体験することで経済理論への理解を深め、経済学者が実際に取り組んだ問題や社会的背景、時代的文脈について分析し、見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | ガイダンス | 春季から秋季への橋渡し | 19世紀末から20世紀中盤までの思想家の顔ぶれ |
2 | シュモラー | 歴史学派の経済学 | 講壇社会主義、社会政策学会 |
3 | メンガー | 主観主義のミクロ経済学 | 水とダイヤモンドのパラドクス |
4 | ジェヴォンズ | 快楽と苦痛の微積分学 | 限界効用分析 |
5 | ワルラス | 社会主義者による一般均衡理論 | 一般均衡理論、黒子としての企業家 |
6 | マーシャル1 | 古典派と新古典派の価値論の統合 | 需給均衡論、マーシャリアン?クロス |
7 | マーシャル2 | 有機的成長論 | 内部経済?外部経済、騎士道精神 |
8 | ヴェブレン1 | 『有閑階級の理論』 | 顕示的消費、制度学派 |
9 | ヴェブレン2 | 『営利企業の理論』 | 慢性的不況論 |
10 | シュンペーター | 企業者による創造的破壊の動学 | 経済発展論、イノベーション |
11 | ケインズ1 | 確率革命とマクロ経済学の誕生 | 『雇用?利子および貨幣の一般理論』、流動性選好説 |
12 | ケインズ2 | 貨幣経済における非自発的失業とケインズ政策 | 有効需要論、非自発的失業 |
13 | ケインズ以降の経済学 | 新旧ケインジアン、ポストケインジアン、シカゴ学派、マネタリスト、ハイエク | フィリップス曲線、合理的期待 |
14 | まとめ | 制度化された経済学の死角と経済学史の視角 | 19世紀末から20世紀中葉までの研究者の顔ぶれ |