シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化1(韓国の芸術と文化a)/HISTORY AND CULTURE1(KOREAN ART AND CULTURE (A)) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
水4/Wed 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
田代 裕一朗 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
田代 裕一朗 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本講義は、韓国における芸術(とくに造形)の変遷と展開を概観することで韓国の文化を理解することを目的とするものである。時代としては、前近代、つまり三国時代から朝鮮時代までを対象とし、各時代の造形を分野ごとに概観する。 基本的に講義形式の授業であるが、毎回の授業でコメントペーパー(短作文)の提出が必要となる。また韓国語能力を問わないが、固有名詞については基本的に韓国語発音にもとづき紹介する。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業の形式:対面授業と遠隔授業(オンデマンド配信型)の併用 ※対面授業を主としながら、同時に遠隔授業(具体的にはYoutubeによる収録動画配信)でも受講できるようにする。また回によっては、遠隔授業のみ実施する。 ※つまり対面授業の受講が困難な場合、動画の視聴を通して授業を受講することができる。 ※授業に関する各種連絡、コメントペーパー?レポートの提出は、manabaを通じて行う。 ※第1回講義は、遠隔授業(オンデマンド配信型)のみ実施する。 授業は作品スライドを見る形で進めるが、単純に知識を習得するのではなく、「韓国の美」とは何か、「見る(観察する)」とは何か、各自思索をしながら受講してほしい。 ※造形の理解には本来実物の観察が重要であるため、授業中に関連美術館の紹介などを行うが、現時点で無理に足を運ぶ必要はない(授業での評価対象とはしない)。将来機会をみつけて訪問し、授業内容の更なる理解に役立ててほしい。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学習:アップロードされた参考テキストを読み、各時代の流れについて把握したうえで授業に臨む。 事後学習:授業のなかで学んだことをもとにレポート(学期末)課題を設定し、それに対して考察を行うことで授業内容の理解を深める。 |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
コメントペーパー60%、レポート(学期末)40% ※コメントペーパー:毎授業中に指示する課題(造形観察課題、または文献テキストに対する感想文課題)に対してコメントペーパーを作成してmanabaに提出する。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
秋学期の「韓国の芸術と文化b」は近現代を扱うが、それぞれ独立した講義であり、単独での履修でも内容の理解には差し支えない。 | ||||||||||
備考 /Notes |
インターネットに接続可能なスマートフォン?タブレット?PCが必要である。 ※Microsoft Wordがインストールされていることが望ましいが、必ずしもその限りではない。 ※授業の特性上、参考テキストや授業動画に図版が多数含まれる。そのためファイルサイズが大きくならざるをえない点に留意してほしい(毎授業10~100MB) |
||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | ガイダンス | 授業全体についての説明を行う。 | |
2 | 三国時代 ① (壁画) | 高句麗古墳壁画を概観する。 | |
3 | 三国時代 ② (彫刻、金属工芸) | 高句麗、百済、新羅の仏教彫刻、金属工芸を概観する。 | |
4 | 統一新羅時代 (彫刻、金属工芸) | 統一新羅の仏教彫刻、金属工芸を概観する。なおここで高麗の金属工芸も併せて取り扱う。 | |
5 | 高麗時代 ① (陶磁器) | 高麗の陶磁器(主に青磁)を概観する。 | |
6 | 高麗時代 ② (螺鈿) | 高麗の螺鈿を概観する。なおここで朝鮮の螺鈿も併せて取り扱う。 | |
7 | 高麗時代 ③ (彫刻、仏画) | 高麗の仏教彫刻、仏画を概観する。なおここで朝鮮の仏教彫刻、仏画も併せて取り扱う。 | |
8 | 中間まとめ | 第2~7回の授業をまとめる。 | |
9 | 朝鮮時代 ① (絵画) | 朝鮮の絵画(一般絵画)を概観する。 | |
10 | 朝鮮時代 ② (陶磁器) | 朝鮮の陶磁器(主に白磁)を概観する。 | |
11 | 朝鮮時代 ③ (その他工芸各分野、建築) | 朝鮮の金属工芸、木工芸、服飾、建築を概観する。 | |
12 | 外史:日本人と韓国の造形①(概説) | 韓国の造形に魅せられた近代の日本人を紹介し、日本人との関係を考える。 | |
13 | 外史:日本人と韓国の造形②(柳宗悦) | 第12回に紹介した近代の日本人のなかでも、とくに韓国の造形に対する日本人の価値観にその後大きな影響を与えた柳宗悦に焦点を当て、足跡を辿る。 | |
14 | まとめ | 第2~13回の授業をまとめ、俯瞰的に造形の展開を概観する。 |