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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ことばと思想1(宗教学概説Ⅱ)/LANGUAGE AND THOUGHT1(INTRODUCTION TO RELIGIOUS STUDIES II)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  秋学期/FALL SEMESTER
曜限
/Day, Period
火4/Tue 4
開講区分
/semester offered
秋学期/Fall
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
坪光 生雄

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
坪光 生雄 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES
授業の目的?内容
/Course Objectives
近代の経験的な科学の一部門である宗教学にとり、「宗教」という対象はつねに両価的な存在である。それは過去の遺物、否定的な乗り越えの対象であると同時に、近代化の負の側面を批判し、補完する精神性の源泉として肯定的な位置を与えられている。たえず自己理解?自己形成へと動機づけられる近代の再帰的な意識にとって、「宗教」はつねに立ち戻るべきその根源に関係づけられる一方、解決済みのもの、すでに克服されたものとして簡単に扱われることもしばしばである。要するに、宗教は近代精神を生み出した母胎であるとともに、もっとも遠い他者であった。それゆえ、そもそも宗教学という学問的伝統それ自体が、近代から過去をかえりみる歴史的な視座によって規定されていると言うこともできよう。本講義では、このように宗教学の中核的な関心を構成してきた「宗教史」のさまざまな形態を概観し、近代における宗教言説の形成と展開を跡づける。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
講義を基本とする。自身でノートを取るなど、主体的に講義に参加してほしい。
毎回提出してもらうミニレポートについては、翌週の授業冒頭にフィードバックを行う。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前:配信する資料を確認すること(2時間)
事後:各回講義内容を復習すること(2時間)
その他、授業中に紹介する参考文献の中から自分の関心に近いものを選び、実際に読んでみることをおすすめする。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
毎回、担当者が作成したレジュメを配布する。また、数多い参考文献は講義内で随時紹介する。
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
『宗教史の発見――宗教学と近代』
著者
/Author name
ハンス?G?キッペンベルク
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
978-4000234122
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
『啓蒙と霊性――近代宗教言説の生成と変容』
著者
/Author name
深澤英隆
出版社/URL
/Publisher
岩波書店
ISBN
/ISBN
978-4000227537
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
成績評価は、期末レポート(70%)と各回授業終了時に課すミニレポート(30%)によって行う。ただしこのほか、任意の中間レポート課題(2000?2500字程度)の提出により、最大20%までの加点を認める。
期末レポートおよび任意レポート課題については、論理的に書かれているか、講義内容を反映しているか、独自の論点を説得的に展開できているか等の複数の要素を総合的に考慮する。剽窃等の不正行為が判明した場合には単位は認定しない。なお、各回のミニレポートについてもその記載内容に基づいて評価を行い、必ずしも出席の事実のみを考慮しない。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
授業で用いる資料は事前にmanabaで配信する。紙での資料配布は行わないので注意すること。
到達目標
/Learning Goal
ことばと思想に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 宗教史の歴史 本講義の視座
2 宗教概念の動揺 現代宗教学の方法論的課題
3 哲学のなかの宗教史 啓蒙からロマン主義へ
4 言語と比較宗教学の誕生 マックス?ミュラー
5 原始文化、アニミズム E. B. タイラー
6 宗教の社会的な次元、儀礼の重要性 W. ロバートソン?スミス
7 呪術、宗教、科学 J. G. フレイザー
8 ギリシア的なものへの視線 ロマン主義とニーチェ
9 宗教社会学の展開 コント、デュルケーム
10 贈与と供犠 モース、バタイユ
11 脱呪術化と近代化 ウェーバー
12 宗教学と神秘的経験 ジェイムズ、オットー
13 「世界宗教」言説の形成と展開 増澤知子
14 まとめ 宗教的な過去と近代の自己理解

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