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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
自然?環境?人間1(科学史a)/NATURE,ENVIRONMENT AND HUMANITY1(HISTORY OF SCIENCE(A)) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月1/Mon 1 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 聡 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、科学と技術が歩んできた道のりを最新の研究成果に基づいて辿ることによって、人間の営みとしての科学?技術についての理解を深めることを目的とする。また、こうした学びを通じて、知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)を鍛えることも併せて目的とする。 科学は永遠不変の真理であって、人間とは関わりなく存在していると思われがちである。だが、科学は人間によって形成されてきたのであり、そのあり方は歴史の中で変化し続けている。時とともに変化する科学や技術のあり方を捉えるためには、教科書的な知識を鵜呑みにするだけでは不十分であり、既存の知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)が不可欠になる。そうした批判的思考を養う機会として、授業内容へのフィードバックや期末レポートの作成などを活用することが求められる。 (下記の項目も参照) |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?対面授業とともに、授業を録画してオンデマンド配信もおこなう ?授業に関する告知、資料の公開、授業に関する質問の受付、授業へのフィードバックおよび期末レポートの提出などは、manabaを通じて行う ?批判的思考の基礎固めとして、授業に関連した文章を要約する課題を出題する (学期を通じて3題出題し、文章の内容を授業内で解説する。事前?事後学修、および評価方法の項目も参照) ?批判的思考を育成するために、上記の要約を出発点として、各自でテーマを設定して文献調査などをおこない、期末レポートを作成する (期末レポートへの取り組み方は、第1回の講義で説明する。評価方法の項目も参照) ?いまや社会インフラであるPCやインターネットについてのリテラシーを自然に身に着け、スキル向上を図るために、Zoom、manabaなどのオンラインツールを積極的に活用した授業運営をおこなう。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
?配布資料やノートを見直したり、授業動画を視聴するなどして、授業で取り上げた事柄に関する理解と問題意識を深めるとともに、manabaに授業へのフィードバックをおこなう(毎回30分から1時間程度) ?授業で出題する文章の要約課題に取り組む(学期を通じて3題:1題につき6-12時間程度) ?上記の要約を出発点として、各自でテーマを設定して文献調査などをおこない、期末レポートを作成する(20-30時間程度) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
「授業の目的?内容」に記載した内容に基づいて、下記の項目に対する到達度評価をおこなう: ①科学や技術の歴史における具体的事例が書かれた文献を正確に読み解くことができる ②科学や技術の歴史について、具体的事例を通じて自身の考えを合理的に述べることができる ③科学や技術について自分とは異なる考え方や価値観があることを知り、自身の考えを批判的に検討しつつ述べることができる 成績評価の対象は、文章の要約と文献調査から構成される期末レポート、および、授業へのフィードバックや質問内容である。 成績評価基準については、第1回の授業で具体的に説明する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
科学史II 文化としての科学a,b 科学技術基礎論I,II 科学技術と社会b 全学総合講座(大学における教養教育) 全学総合講座(社会の中の科学) |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
自然、環境、人間に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション、科学の歴史を学ぶ意義について | 講義全体の構成や履修する際の注意点、および期末レポートへの取り組み方を説明するとともに、科学の歴史を学ぶ意義について考える。 | |
2 | 古代の宇宙観 | 古代の宇宙観を例として、古代における科学的思考を考える。 | |
3 | 大翻訳運動と科学?技術 | 中世における二つの著名な翻訳運動を取り上げて、科学的知識の伝播について考える。 | |
4 | 中世の科学?技術 | 中世アラビアの数学や中世ヨーロッパの自然哲学など、興味深い事例を取り上げて、中世の科学と技術について考える。 | |
5 | 天動説から地動説へ | コペルニクスによる地動説の探究を中心に、ルネサンス期の科学研究のあり方を考える。 | |
6 | 魔術?錬金術?占星術と科学?技術 | 魔術?錬金術?占星術と科学?技術との関わりを歴史の中で考える。 | |
7 | 機械論的自然観と科学革命 | 16-17世紀の科学革命期には、世界を機械仕掛けとして理解しようとする「機械論的世界観」が登場した。機械論的世界観の背景と特徴、影響などを検討することによって、近代科学の誕生について考える。 | |
8 | 科学と宗教 | 科学と宗教は対立すると考えられがちだが、本当にそうなのだろうか。地動説を唱えたことで宗教裁判(異端審問)にかけられたガリレオ?ガリレイの活動を事例として、科学と宗教との関係を考える。 | |
9 | 「最初の自然科学者」か「最後の錬金術師」か:ニュートンと近代科学 | 多くの科学的発見をおこなったニュートンは最初の自然科学者とされることが多いが、彼の活動の大半は「最後の錬金術師」と言われるようなものだった。ニュートンの生涯と活動を事例として、科学のあり方を考える。 | |
10 | オイラーの時代:18世紀の科学 | 18世紀でもっとも有名な科学者の一人であるレオンハルト?オイラーの生涯と活動を事例として、初期近代ヨーロッパの科学活動について考える。 | |
11 | 科学史における女性 | 17-18世紀には、少数ながら科学研究活動を行う女性が登場した。ラウラ?バッシとエミリ?デュ?シャトレという二人の女性の生涯と活動を中心に、この時代の女性と科学との関わりについて考える。 | |
12 | 産業革命と科学 | 18世紀中ごろにイギリスから始まった産業革命は、世界を大きく変えることになる。イギリスの産業革命を事例として、科学と技術との関わりを考える。 | |
13 | フランス革命と科学 | 世界史的な大事件であるフランス革命は、科学にも大きな影響を与えた。フランス革命で処刑された化学者ラヴォワジエとその妻の生涯と活動を事例として、フランス革命が科学のあり方に与えた影響について考える。 | |
14 | 「scientist(科学者)」の登場と人間社会 | 古代から「scientist(科学者)」という言葉が登場した19世紀初頭までの科学?技術の歩みを振り返りつつ、科学?技術と人間社会との関わりについて考える。 |