シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
歴史と文化1(ラテンアメリカ研究入門)/HISTORY AND CULTURE1(INTRODUCTION TO LATIN AMERICAN STUDIES) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月4/Mon 4 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
佐藤 勘治 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
佐藤 勘治 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業は、ラテンアメリカ(カリブ海地域も含める)を対象とした地域研究入門 の授業である。日々の新聞記事、ニュースなどに現れるラテンアメリカに関する諸情報を理解するための基礎知識を修得したうえで、ラテンアメリカの特徴や魅力、抱えている課題についての理解を深め、さらに自ら調べる力を養成することを目的としている。 ラテンアメリカの人々の生活や社会の現状について、歴史的背景を中心に深く知る場としたい。 授業の冒頭で、授業テーマと関連する音楽や絵画、映像などを示し、ラテンアメリカの多様な文化に接する場にしたい。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
特別の事情が生じない限り、対面授業を基本とします。毎回、講義ノートをmanabaで事前配布します。講義ノートはある程度の量がありますので、授業では各回テーマのポイントを解説した上で映像資料の紹介など資料解説を中心にするつもりです。状況によってはリモートとなる場合がありますが、その場合でも同時履修を原則とします。数回ですがオンデマンド配信する可能性があります。 履修者には、毎回、授業時間内で講義内容に関する簡単な小テストを行なってもらいます。そのほか期末課題、数回小レポート提出を求めます。教材情報などについてはmanabaに置きますので、毎回確認してください。 課題や小テストのフィードバックは、授業中あるいはmanabaで行います。 スペイン語を履修しているか、履修するつもりの人の受講を特に歓迎します。ただし、スペイン語の知識は必須ではない。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
次の授業までにすべき課題を講義ノートで示します。講義ノートによる講義内容の把握と事後学修課題には概ね4時間必要です。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
毎回の小テスト60% 期末課題および小レポート40% | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
|||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 導入① この講義の対象地域と目的 |
ラテンアメリカ?カリブ海地域の国々33カ国と非独立地域。多様であるにも関わらず地域としてまとまって考えられているのはなぜか? 増田義郎『物語ラテンアメリカの歴史』中公新書 |
事後学修 NHK高校講座地理:ラテンアメリカ1、2をネットで見ること |
2 | 導入② 「ラテンアメリカ」についてのステレオタイプ | ラテンアメリカ?イメージのステレオタイプを批判的に検討する。ラテンアメリカにおけるサッカーと野球。アメリカとラテンアメリカ、地図。 | 事後学修 ラテンアメリカのレバノン系住民について調べる |
3 | 食文化① 多様性:地理?気候と植物?動物 | 南北アメリカから世界に広がった食材、コロンブス交換、チョコレートのイメージについて | 事後学修 トウガラシ、トマト、ジャガイモ、キャッサバなどの食材がどのように他地域で受容されたか調べましょう。 |
4 | 食文化② 事例研究:世界遺産メキシコ食文化 | 映像資料:トルティーリャの作り方。トルティーヤかパンか、メキシコにおける食をめぐるたたかい | 事後学修 ラテンアメリカ諸地域の食文化の事例を調べる |
5 | 人種?民族構成の特徴と歴史① 概要+カリブ海地域 | 人種?民族構成の特徴について全体像を論じたのち、カリブ海地域の特徴をコロンブス1492年到着から考える。 | 事後学修 川北稔『砂糖の世界史』を読む |
6 | 人種?民族構成の特徴と歴史② メソアメリカ、アンデス地域 | メソアメリカ、アンデス地域の人種?民族構成の特徴を論じる。「インディオ」と「メスティーソ」の誕生 | 事後学修 「人種」とは何か、調べる |
7 | 人種?民族構成の特徴と歴史③ コノ?スル+アジア系 | コノ?スルの「白人国家」+アジア系とレバノン系(日本人移民を中心に) | 事後学修 ラテンアメリカ日系人の歴史を調べる |
8 | 人種?民族構成の特徴と歴史④ アマゾン地域 | NHKスペシャル「ヤノマミ」を見る アマゾンにおける「未完成」の征服事業 |
事後学修 「イゾラド」について調べる |
9 | 文化と社会①:宗教と祭り | クリスマスにサンタは来ない:死者の日(メキシコ)、リオのカーニバル、インティ?ライミ(ペルー) | 事後学修 サンタクロースについて調べる |
10 | 文化と社会②:家族、女性、子供+文学、造形美術、音楽 | ラテンアメリカにおける家族familiaとは何か +ラテンアメリカ文学、音楽、造形美術、映画の代表作と作家 |
事後学修 授業中に取り上げた作品のうちどれかを鑑賞、読了する |
11 | 19-20世紀のラテンアメリカ 独立、「ラテンアメリカ」の誕生、キューバ革命まで |
独立(19世紀初頭)からキューバ革命1959年まで概観し、地域概念「ラテンアメリカ」がいつ誕生するのか論じる。 | ラテンアメリカ19世紀から20世紀に歴史的出来事から一つ選んで調べる。例えば、チリ革命、パナマ運河建設。 |
12 | 現代ラテンアメリカの政治と経済 | 現代ラテンアメリカの政治と経済の特徴と課題を権威主義、新自由主義、ポピュリズム、多文化主義、先住民運動などの用語を用いて概観する。 | 新聞記事などを読んで、最近のラテンアメリカの出来事を紹介できるようにしなさい。 |
13 | 米国ラティーノ:新しい民族集団の形成 | 米国におけるラテンアメリカ系住民であるラティーノ(ヒスパニックともいう)の成り立ちを概説し、米国がラティーノによって変わるのか考えたい。 | 米国ラティーノのうち、興味深い人について調べなさい。歌手や俳優、政治家などジャンルはいずれでも良い。 |
14 | まとめ | 南北アメリカの未来:「アメリカス」という考え方 |