シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
全学総合講座(大学における教養教育)/INTERDEPARTMENTAL LECTURES(LIBERAL ARTS EDUCATION IN UNIVERSITIES) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月4/Mon 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 聡 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この講義では、様々な立場で活躍されている方々から、教養や教養教育に関する多様な視点や論点を提供していただくことによって、受講生が大学で何をどのように学ぶのかを考えるきっかけを提供することを目的とする。また、学びびを通じて、知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)を鍛えることも併せて目的とする。 大学での学修は高校までの勉強と異なることが多いため、大学での学修に困難を覚える学生が少なくない。また、AI(人工知能)の普及やグローバル化などの変化は、大学での学びにも大きな変化をもたらしている。その中には、専門教育や卒業後の仕事と直接には関係ないように見える教養教育に対する不要論も含まれている。他方、社会がますます複雑化すると同時に、専門分野が著しく細分化されている現在では、個々の専門分野を学ぶだけでは不十分であるという見方も広がっている。このような状況では、学生たちが何をどのように学んだらよいのか、ということを考える糸口が見出しにくくなっているのである。 この講義では、高校までの勉強と大学での学修とのギャップを埋めるために、高校までの学習内容に関連付けながら、これからの時代に求められる教養とは何かについて、様々な事例や論点が提供される。受講生は登壇者から提供された知識や論点を鵜呑みにするのではなく、そうした知識や論点に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)を働かせることが求められる。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?講義は、対面、または、Zoomを利用した遠隔リアルタイム、または、事前収録、のいずれかの方法で実施される ?対面または遠隔リアルタイムの授業は、授業を録画してオンデマンド配信もおこなう (ただし、部分的にオンデマンド配信できない内容が含まれる可能性がある) ?授業に関する告知、資料の公開、授業に関する質問の受付、授業へのフィードバックおよび期末レポートの提出などは、manabaを通じて行う ?第2-14回の授業に対するフィードバックの提出を求める ?批判的思考の基礎固めとして、第2-14回の授業の中から一つ選び、授業内容の要約を作成する ?批判的思考を育成するために、上記の要約を出発点として、各自でテーマを設定して文献調査などをおこない、期末レポートを作成する ?いまや社会インフラであるPCやインターネットについてのリテラシーを自然に身に着け、スキル向上を図るために、Zoom、manabaなどのオンラインツールを積極的に活用した授業運営をおこなう ?期末レポートへの取り組み方は、第1回の講義で説明する (事前?事後学修の内容、および、評価方法の項目も参照) |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
?配布資料やノートを見直したり、授業動画を視聴するなどして、授業で取り上げた事柄に関する理解と問題意識を深めるとともに、manabaに授業へのフィードバックをおこなう(毎回30分から1時間程度) ?第2-14回の授業の中から一つ選び、授業内容の要約を作成する(3-6時間程度) ?上記の要約を出発点として、各自でテーマを設定して文献調査などをおこない、期末レポートを作成する(20-30時間程度) |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
単位取得には、授業へのフィードバックを8回以上提出することを必須とする。 「授業の目的?内容」に記載した内容に基づいて、下記の項目に対する到達度評価をおこなう: ①授業内容を正確に理解することができる ②大学で何をどのように学ぶかについて、自身の考えを具体的かつ合理的に述べることができる ③大学での学び方について、自分とは異なる考え方や価値観があることを知り、自身の考えを批判的に検討しつつ述べることができる 成績評価の対象は、授業内容の要約と文献調査から構成される期末レポート、および、授業へのフィードバックや質問内容である。 成績評価基準については、第1回の授業で具体的に説明する。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
科学史I,II 文化としての科学a,b 科学技術基礎論I,II 科学技術と社会b 全学総合講座(社会の中の科学) |
||||||||||
備考 /Notes |
授業内容やテーマはおおむね「授業計画詳細内容」に記載の通りだが、都合により登壇者や順番などを変更することがある。 変更内容はmanabaに掲示する。 |
||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | イントロダクション、教養、教養教育とは何か |
野澤 授業全体の構成や履修する際の注意点、および授業報告への取り組み方を説明するとともに、「教養」「教養教育」という言葉について説明する。 |
|
2 | 教養主義を再構築する 牧師の視点(仮) | 上田彰(日本基督教団伊東教会牧師) 牧師の視点から、教養主義について考える。 |
|
3 | 教養教育の歴史と多様性 |
塚原修一(関西国際大学教育学部客員教授) 教養教育の歴史と多様性について、国際比較の視点で考える。 |
|
4 | 古典を学ぶ意義について(仮) | 堀川宏(獨協大学国際教養学部専任講師) 西洋古典学を事例として、古典を学ぶ意義について考える。 |
|
5 | 大学における英語学習 BICSからCALPへ | 安間一雄(獨協大学国際教養学部教授) 大学における英語学習の狙いについて、教養の観点から考える。 |
|
6 | 数学を学ぶ意味: 学ぶこと?問うこと | 山西徹(数学教師) 数学Ⅰの内容を事例として、数学を学ぶ意義について考える。 |
|
7 | 歴史を学ぶ意味について(仮) | (登壇交渉中) 高校で学ぶ世界史の内容を事例として、歴史を学ぶ意味について考える。 |
|
8 | 化学を学ぶ意味について(仮) | (民間企業研究所勤務の方に登壇交渉中) 高校で学ぶ化学の内容を事例として、化学を学ぶ意味について考える。 |
|
9 | スポーツとは何か(仮) | 村山光義(慶應義塾大学教授) スポーツの起源や役割、スポーツと科学技術との関わりなどの分析を通じて、スポーツの意義について多面的に考える。 |
|
10 | 生殖医療について(仮) | 波由加里氏(お茶の水女子大学ジェンダー研究センター) 生殖補助医療や出生前診断などを事例として、生殖を巡る医療について考える。 |
|
11 | 芸術を学ぶ意味について(仮) | (登壇交渉中) 製作または鑑賞する芸術を学ぶとはどのようなことなのだろうか。現代において芸術を意味について考える。 |
|
12 | 文系と理系のあいだ | 塚原修一(関西国際大学教育学部客員教授) 文系と理系という区別はどのような背景と意味があるのだろうか。文系と理系を巡る諸問題を考える。 |
|
13 | Life Workを越えて:自由に生きよう!思い切って生きよう!(仮) |
坂巻雄太(本学国際教養学部卒業生) 起業した本学卒業生が、学ぶ意味や働く意味を考える。 |
|
14 | 国際システムの変貌と軍事戦略 | 瀉桂太郎(海上自衛隊幹部学校?戦略情報研究室) 「抑止」という概念を軸として、冷戦期から現代にいたる国際システムと軍事戦略の変遷を展望する。 |