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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26 |
開講科目名 /Course |
自然?環境?人間1(文化としての科学b)/NATURE,ENVIRONMENT AND HUMANITY1(SCIENCE AS A CULTURE (B)) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
野澤 聡 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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野澤 聡 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業では、『AIの倫理学』という文献の読解を通じて、文化としての科学技術が内包する問題点と可能性を学ぶことを目的とする。また、こうした学びを通じて、知識や常識に疑問をもって挑戦する批判的思考(critical thinking)を鍛えることも併せて目的とする。 AI(Artificial Intelligence:人工知能)の実用化が進むにつれて、AIの可能性や問題点についての議論も活発になりつつある。病気の画像診断や天気予報の精度は、AIを利用することによって飛躍的に向上しつつある。一方、AIを利用した採用試験や予防的な犯罪捜査に対しては、公平性が疑問視されている。『AIの倫理学』は、社会の中でAIを用いる場合に生じる倫理的問題について、最新の研究に基づいて分かりやすく具体的に説明したものである。 授業では、『AIの倫理学』の読解を軸としつつ、そこで扱われている事柄について、参加者間のコミュニケーションを通じて各自の理解を深めることによって、知識や常識に挑戦する批判的思考を鍛えるために互いに切磋琢磨することを目指す。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?対面授業とともに、授業を録画してオンデマンド配信もおこなう ?第2回の授業では、教員が文献内容の要約報告を担当するとともに、第3回以降の文献の要約報告の割り当てを決定する (事前?事後学修、および、評価方法の項目も参照) ?第3回以降の授業では、60分程度、担当する学生が文献の要約報告をおこなった後、教員も含めた出席者全員で内容に関する質疑応答とディスカッションをおこなって理解を深める ?批判的思考の基礎固めとして、『AIの倫理学』のなかで各自が関心をもった節を一つ選んで要約する (事前?事後学修、および評価方法の項目も参照) ?批判的思考を育成するために、上記で要約した内容に関連する事柄について各自でテーマを設定し、文献調査などをおこなって、期末レポートを作成する (期末レポートへの取り組み方は、第1回の授業で説明する。評価方法の項目も参照) ?いまや社会インフラであるPCやインターネットについてのリテラシーを自然に身に着け、スキル向上を図るために、Zoom、manabaなどのオンラインツールを積極的に活用した授業運営をおこなう |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
?第2回以降の授業では、全員が『AIの倫理学』の授業で扱う範囲を事前に目を通しておく(1時間程度) ?要約報告担当者は、担当箇所の報告資料(レジュメ)を作成しておく(3-6時間程度) ?授業後、manabaに授業へのフィードバックをおこなう(毎回30分から1時間程度) ?『AIの倫理学』のなかで各自が関心をもった節を一つ選んで要約する(3-6時間程度) ?上記の要約を出発点として、各自でテーマを設定して文献調査などをおこない、期末レポートを作成する(20-30時間程度) (期末レポートへの取り組み方は、第1回の授業で説明する) |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
「授業の目的?内容」に記載した内容に基づいて、下記の項目に対する到達度評価をおこなう: ①テキスト『AIの倫理学』を正確に読み解くことができる ②テキストの内容に関する自身の考えを合理的に述べることができる ③テキストの内容について自分とは異なる考え方や価値観があることを知り、自身の考えを批判的に検討しつつ述べることができる 成績評価の対象は、文章の要約と文献調査から構成される期末レポート、および、授業へのフィードバックや質問内容、授業内の質疑応答とディスカッションの内容である。要約報告を担当した場合は、レジュメと発表の内容も加点評価の対象とする。 成績評価基準については、第1回の授業で具体的に説明する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
科学史I,II 文化としての科学a 科学技術基礎論I,II 科学技術と社会b 全学総合講座(大学における教養教育) 全学総合講座(社会の中の科学) |
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備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
自然、環境、人間に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民にふさわしい概括的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | イントロダクション、AIの倫理学を学ぶ意義について | 授業全体の構成や履修する際の注意点、および成績評価基準を説明するとともに、AIの倫理学を学ぶ意義について考える。 | |
2 | 第1章 鏡よ、鏡 | 第3回以降の文献の要約報告の割り当てを決定するとともに、テキスト第1章の読解と議論をおこなって、AIがもたらす影響や倫理的問題、社会的問題について考える。 | |
3 | 第2章 スーパーインテリジェンス、モンスター、そしてAI黙示録 | テキスト第2章の読解と議論をおこなって、機械との競争やAIへの過大視について考える。 | |
4 | 第3章 すべては人間のこと | テキスト第3章の読解と議論をおこなって、汎用AI、ポストヒューマニズムなどについて考える。 | |
5 | 第4章 ただの機械? | テキスト第4章の読解と議論をおこなって、AIの道徳的地位について考える。 | |
6 | 第5章 Aiという技術 | テキスト第5章の読解と議論をおこなって、AIという技術や関連する分野などについて考える。 | |
7 | 第6章 データおよびデータサイエンスをお忘れなく | テキスト第6章の読解と議論をおこなって、機械学習、データサイエンスとその応用について考える。 | |
8 | 第7章 プライバシーやいつも挙げられるその他の問題 | テキスト第7章の読解と議論をおこなって、プライバシーとデータ保護などについて考える。 | |
9 | 第8章 責任能力を欠いた機械と説明不能な意思決定 | テキスト第8章の読解と議論をおこなって、AIの道徳的責任と説明能力などについて考える。 | |
10 | 第9章 バイアスと人生の意味 | テキスト第9章の読解と議論をおこなって、AIのバイアスや人間の労働などについて考える。 | |
11 | 第10章 政策提言 | テキスト第10章の読解と議論をおこなって、AIに関する政策提言について考える。 | |
12 | 第11章 政策立案者にとっての挑戦 | テキスト第11章の読解と議論をおこなって、AIを利用する際の新たな倫理のあり方について考える。 | |
13 | 第12章 気候こそが重要なのだ、愚か者! 私たちの優先度、人新世、イーロン?マスクの宇宙の車 | テキスト第12章の読解と議論をおこなって、AIと人間中心主義の関わりについて考える。 | |
14 | 全体の振り返りと期末レポートについて | テキスト全体を振り返るとともに、期末レポートの取り組み方について補足する。 |