シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/08/29 現在/As of 2022/08/29 |
開講科目名 /Course |
全学総合講座(グローバル化と世界の労働)/INTERDEPARTMENTAL LECTURES(GLOBALIZATION AND GLOBAL LABOR) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学全カリ総合科目/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木3/Thu 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
大重 光太郎 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
大重 光太郎 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
経済のグローバル化とともに世界における労働のあり方が大きく変化している。先進国においては、「第四次産業革命」、規制緩和、労働力不足が就労を取り巻く環境を大きく変化させ、雇用の流動化と不安定化が進んでいる。途上国においては市場経済の広がりの一方で劣悪な労働条件が広がりつつある。さらには先進国への労働力移動の大きなうねりが見られる。労働の変容をグローバルな視点で理解することを通じて、聴講者が日本の状況を複眼的?国際的観点から認識できるようになることを授業の目標とする。 本授業では、最初に日本の労働をめぐる状況を3回の授業で扱い、その後、グローバル化のなかでの労働のあり方を、さしあたり先進国、途上国、その二つを架橋する労働力国際移動という三つの領域に分け、それぞれの領域の現状や問題、それに対する多様なアクター(政府、企業、労働組合、NGO、国際機関など)の取り組みを見ていきたい。授業は各回、それぞれの分野について外部講師を招いて行うことを予定している。 *この科目は、獨協大学の3つのポリシーのうち学位授与方針(DP)が示す「能力」、すなわち「人文科学、社会科学、自然科学などの各分野に関する深い教養」、「今後の複雑な国内および国際情勢に対処できる実践的な独立の人格」、「国際的視野に立つ教養人としての素養」を高めるために、教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「歴史?文化?社会に関する深い教養に基礎付けられた専門知識を習得した、国際的視野に立つ教養人を育成する」ことを目的に行われるものである。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
?授業は、毎回ゲストを招いてのオムニバス形式で行う。授業の最後に10~15分ほどの質疑時間を設ける。 ?授業方式として、対面方式 とZoomのリアルタイム配信を併用する。毎回のゲストとの質疑と直接のディスカッションを重視するため、オンデマンド配信は行わない。ZoomのアクセスURLは、manabaに掲示する。毎回おなじURLを用いる。 ?授業ツールとしては、manabaを利用する。(PorTa IIは利用しない)授業資料はmanabaに掲示する。 ?毎回の授業後にmanabaの「レポート」機能を用いてコメントペーパーを提出してもらう。コメントペーパー提出期限は授業週の水曜日(日付変更時まで)までとする。 ?詳細は初回授業で説明する。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
参加者には時事問題に関するアンテナを広げておくことを期待したい。 講義の後、配布資料や授業で紹介した文献やサイトなどを参照し、関心を持ったテーマをさらに調べてほしい。 |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
毎回のコメントペーパー(100%):毎回の授業後にmanabaの「レポート」機能から提出する。提出期限は授業週の水曜日(日付変更時まで)。授業時に出席確認は行わない。コメントペーパーは毎回5点満点で採点する。 学期末テスト、学期末レポートは行わない。 詳細は初回授業で説明する。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
*労働をめぐって日常的に情報にアンテナを張ってほしい。ゲストとの活発なディスカッションを期待しています。 *授業計画は、外部講師の都合により変更することがあります。最終的には初回の授業で連絡します。 |
||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
身近な難問や関心を学問に結び付け、現代社会に必要な教養を習得する動機づけとし、将来、様々な知的領域を探求できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | イントロダクション | 授業の問題関心、進め方 大重 光太郎(講座コーディネータ) |
|
2 | 働くことの意味と日本型雇用の課題 |
北 健一 ジャーナリスト |
|
3 | コロナで浮かんだ日本の働き方の課題 | 北 健一 ジャーナリスト |
|
4 | 空の安全と航空会社の責任 ーJAL解雇事件をめぐって |
宝地戸 百合子 JHU(JAL被解雇者労働組合) |
|
5 | 韓国の若者の働き方 | 金 直洙(キム?ジクス) 社会公共研究院(韓国の公共運輸労組付設研究機関)研究員 |
|
6 | グローバル経済とジェンダー ーフィリピン女性の労働?移動?定住 |
堀 芳枝 早稲田大学社会科学部教授 |
|
7 | Minimum wages in Europe (Lecture in English) | ゲアハルト?ボッシュ Gerhard Bosch ドイツ、デュースブルク=エッセン大学教授 |
|
8 | 中国のジェンダーと労働 | 李 亜姣(リ?アコウ) お茶の水女子大学基幹研究院リサーチフェロー |
|
9 | まっとうな移民政策を! もう始まっている多民族?多文化共生社会 | 鳥井 一平 NPO法人 移住者と連帯する全国ネットワーク 代表理事 |
|
10 | 東アジアにおける移住労働とその課題 | 巣内 尚子 東京学芸大学特任講師、ラバル大学(カナダ)大学院博士課程 |
|
11 | 子どもたちはなぜ移民するのか 南北の狭間で探す未来 | 工藤 律子 ジャーナリスト |
|
12 | インド?コットン生産地の児童労働 |
杉山 綾香 ACE(児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGO) | |
13 | 「つながりの経済」で生きる |
工藤 律子 ジャーナリスト |
|
14 | ILO、国際規制:国際労働機関(ILO)の意義と役割 | 高﨑 真一 ILO駐日代表 |