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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/08/26 現在/As of 2022/08/26

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
歴史と文化2(映画研究入門a)/HISTORY AND CULTURE2(INTRODUCTION TO FILM STUDIES A)
開講所属
/Course Offered by
大学全カリ総合科目/
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
木2/Thu 2
開講区分
/semester offered
春学期/Spring
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
1,2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
常石 史子

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
常石 史子 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的?内容
/Course Objectives
<目的> 
この授業は、外国語学部の学位授与方針(DP)および教育課程の編成?実施方針(CP)が示す、「言語?文化?社会を理解するための専門知識」を習得した「国際的視野に立つ教養人」の育成に資するものである。
映画を見るという体験において、ただ「物語」や「メッセージ」を受け取ってよしとするのでなく、作品を成り立たせている話法、形式などに目を向け、論理的に作品を分析する力を養う。
具体的な作品に即して講義で学んだ内容を、別の作品に自ら応用することを課題として組み込み、論理的思考力および文章表現力を養う。
<内容>
映画館で、DVDやブルーレイで、あるいは配信で映画を見るとき、人はそこに何を見ているのだろうか。物語に一喜一憂し、登場人物の心情に感情移入し、作品が発信するメッセージに心を動かされる。美しい映像を、あるいは音響を堪能するという人もあるだろう。人にそのような反応を起こさせる映画とは、それではいったいどのような方法論によって成り立っているのだろうか。
この授業では映画研究において必要となる基礎的な概念を、画面にじっくりと向き合いながら習得する。具体的な作品に即して「講義篇」で学んだ内容を、「実践篇」において今度は自ら別の作品に適用してみることで、今後見るどの映画にも、その都度応用することができるようになるだろう。これからの長い人生で見ることになるたくさんの映画が、まるで違ったものに見えてきて、以前のように漫然と物語を楽しむことができなくなってしまう─、それこそがこの講義が目指す地点である。
春学期は「映画形式」を中心的なテーマとし、話法や語りといった概念を用いて物語を分析する。映画に限らず、文学理論に関心をもつ人にも推奨する。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
感染防止策を取った上で、対面授業を基本とする。ただし新型コロナウィルス感染状況などにより、授業形式を変更する可能性がある。
対面授業に参加できないやむを得ない事情がある場合は、事前の申告により、Zoomによるリアルタイム参加を許可する。
「実践」に位置付けられる授業であり、主体的な参加が求められるため、オンデマンドでの出席は原則として認められない。
授業はPowerPoint等で資料を提示しながら行う。
資料(テキスト含む)はPDFで配布する。授業は録画し、受講者が復習に活用できるよう全員に共有する。
授業連絡や課題の提出にはmanabaを使用する。
受講には、Amazon Prime Video(無償またはレンタル)を視聴できる環境が必要となる。
授業時間を延長して映画を上映する場合がある。
春学期、秋学期を通して受講することを前提に構成されている。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前学修(1時間程度):指定するテキストの該当部分を読んでおくこと。授業中に指示のあった作品を視聴しておくこと。
事後学修(3時間程度):授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解すること。
授業で学んだ内容を適用し、指定された作品を分析する小レポートを学期中3回提出する。
指定作品はシラバス記載から変更になる可能性がある。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
『フィルム?アート 映画芸術入門』
著者
/Author name
デイヴィッド?ボードウェル、クリスティン?トンプソン
出版社
/Publisher
名古屋大学出版会
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
2007年
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
3分の2以上の出席を評価の前提とする。
授業への参加度25%、学期あたり3回の「実践篇」で課される課題(各1200字程度)75%で評価する。
正当な理由があって欠席した場合、評価の前提となる出席数には影響しないが、課題を提出しない限り単位の取得はできないので注意すること。
関連科目
/Related Subjects
備考
/Notes
到達目標
/Learning Goal
歴史と文化に関する学問分野について、副題に示したテーマをもとに、21世紀型市民としてふさわしい実践的な知識を習得し、今後の複雑な国内および国際情勢に対処していく方法について、論理的かつ創造的思考を持って対応できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 ガイダンス 授業の概要、進め方、評価方法などを把握する。
映画を分析するということの意味を整理し、この授業の射程範囲と問題意識を共有する。
『オズの魔法使』の一部を視聴する。
事後学修:映画の残りを視聴する。
2 【講義篇】2章 映画形式の意味1(pp.45-57) 『オズの魔法使』等の映像を実際に視聴しながら、テキストの理解を深める。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
3 【講義篇】2章 映画形式の意味2(pp.57-63) 『オズの魔法使』等の映像を実際に視聴しながら、テキストの理解を深める。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
4 【実践篇】2章 映画形式の意味3(pp.63-64) 「映画形式の意味」の章のまとめ。
【課題1】提出前のグループワークを行う。
事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:【課題1】の準備を進める。
5 【実践篇】【課題1】へのフィードバック 【課題1】提出後のグループワーク、フィードバックを行う。
『市民ケーン』の一部を視聴する。
事前学修:【課題1】の提出。
事後学修:映画の残りを視聴する。
6 【講義篇】3章 形式上のシステムとしての物語1(pp.65-86) 『北北西に進路を取れ』等の映像を実際に視聴しながら、テキストの理解を深める。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
7 【講義篇】3章 形式上のシステムとしての物語2(pp.86-100) 『市民ケーン』等の映像を実際に視聴しながら、テキストの理解を深める。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
8 【実践篇】3章 形式上のシステムとしての物語 3(pp.100-102) 「映画形式の意味」の章のまとめ。
【課題2】提出前のグループワークを行う。
事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:【課題2】の準備を進める。
9 【実践篇】【課題2】へのフィードバック 【課題2】提出後のグループワーク、フィードバックを行う。
『荒武者キートン』の一部を視聴する。
事前学修:【課題2】の提出。
事後学修:映画の残りを視聴し、【課題3】の準備を進める。
10 【講義篇】6章 ショット─ミザンセン1(pp.171-201) 『秋刀魚の味』等の映像を実際に視聴しながら、テキストの理解を深める。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
11 【講義篇】6章 ショット─ミザンセン2(pp.201-217) 『荒武者キートン』等の映像を実際に視聴しながら、テキストの理解を深める。 事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:授業録画を見直し、授業およびテキストの内容を確実に理解する。
12 【実践篇】6章 ショット─ミザンセン3(pp.218-220) 「ショット─ミザンセン」の章のまとめ。
【課題3】提出前のグループワークを行う。
事前学修:テキストの該当部分を読んでおく。
事後学修:【課題3】の準備を進める。
13 【実践篇】【課題3】へのフィードバック 【課題3】提出後のグループワーク、フィードバックを行う。 事前学修:【課題3】の提出。
14 まとめ 春学期で学修した内容全体のまとめ、ディスカッション。 事前学修:学期を通しての疑問点などを整理する。

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