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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28 |
開講科目名 /Course |
国際政治学特殊講義/INTERNATIONAL POLITICS |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
月2/Mon 2 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
岡垣 知子 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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岡垣 知子 | 国際関係法学科/INTERNATIONAL LEGAL STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
国際政治学は西洋の国際関係の歴史的経験をもとに生まれた学問である。それはどの程度アジアの国際関係に応用できるのか?この演習では、西洋と東洋の政治思想から今日の国際政治理論や主要概念を比較検討しながら、国際関係論の普遍性、アジアにおける国際政治学の独自性と貢献、日本における国際政治学の特徴を考察する。国際政治学という一つの学問体系を自分なりに描き、今日における日本の国際政治学を時間的?空間的視点から相対的に位置づけるのが目標である。 | ||||||||||
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この授業は講義形式で行われる。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
週ごとに指定する文献を熟読して授業に臨む。事前準備、事後復習として、適宜、補助文献も参照することを勧める。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業への貢献度:40% プレゼンテーション:30% 学期末論文:30% |
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備考 /Notes |
テキスト?参考文献:毎回、テーマに則した文献リストを受講者に作成してもらい、受講者の意見を取り入れながら、必読文献および参 考文献を定める。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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到達目標 /Learning Goal |
国際政治学の分野における特定の課題に関する日本語及び外国語の学術文献又は関連資料等に基づく講義を通じて専門的な学識を獲得し、それを学術的な議論や論文執筆の場で活用できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 国際政治学概論(1)-理論と政策ー | 国際政治学の基礎文献を読みながら、学問分野の全体像を把握する。理論と政策の関係について学ぶ。 | |
2 | 国際政治学概論(2)ー学問の風土ー | 国際政治学の基礎文献を読みながら、異なる地域や国の学問的風土の特性を考察する。 | |
3 | 国際政治学概論(3)-方法論ー | 社会科学の方法論について学び、学問分野の全体像を把握する。 | |
4 | 国家の概念(ステイトとネイション) | 国家建設論に基づき、ステイトとネイションという二つの概念を学ぶことで、国家についての考え方が歴史的にどう変化してきたかを理解する。 | |
5 | 国家の概念(ナショナリズム) | ナショナリズムの台頭が国際政治や戦争の在り方に対して持った意味を学ぶ。 | |
6 | 国家の概念(非植民地化後) | 第二次世界大戦後の非植民地化のプロセスを通して今日の国家や国際システムがどう変遷したかを理解する。 | |
7 | 勢力均衡(17 世紀) | 17世紀の勢力均衡概念を理解する。 | |
8 | 勢力均衡(18 世紀) | 18世紀の勢力均衡概念が17世紀からどう変化したかを考察する。 | |
9 | 勢力均衡(19 世紀) | 19世紀の勢力均衡概念について考察する。 | |
10 | 国際システムの変遷(キリスト教世界) | イギリス学派の国際社会論の観点から国際システムがどう変遷してきたかを把握する。 | |
11 | 国際システムの変遷(実証主義の時代) | イギリス学派の国際社会論の観点からヨーロッパ中心の国際システムについて学ぶ。 | |
12 | 国際システムの変遷(新しい中世?) | イギリス学派の国際社会論の観点から今日の国際システムを歴史的変遷の中で位置づける。 | |
13 | 西洋国際政治思想(古代) | 代表的な国際政治思想に触れる。 | |
14 | 西洋国際政治思想(中世) | 代表的な国際政治思想に触れる。 | |
15 | 西洋国際政治思想(近代) | 代表的な国際政治思想に触れる。 | |
16 | 国際政治学と経済学 | 国際政治学と経済学の接点を探る。 | |
17 | 国際政治学と社会学 | 国際政治学と社会学の接点を探る。 |
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18 | 国際政治学と歴史 | 国際政治学と歴史学の接点を探る。 | |
19 | 国際政治学と国際法 | 国際政治学と国際法の接点を探る。 | |
20 | アジアの国際政治思想(1)ー古代中国ー | 西洋思想との比較検討をする。 | |
21 | アジアの国際政治思想(2)-近代?現代ー | 西洋思想との比較検討をする。 | |
22 | アメリカの国際政治学 | 西洋中心に発展してきた国際政治学の普遍性について議論する。 | |
23 | イギリスの国際政治学 | 西洋中心に発展してきた国際政治学の普遍性について議論する。 | |
24 | フランスの国際政治学 | 西洋中心に発展してきた国際政治学の普遍性について議論する。 | |
25 | 北欧の国際政治学 | 西洋中心に発展してきた国際政治学の普遍性について議論する。 | |
26 | 日本における国際関係論(1)-戦前ー | 西洋中心に発展してきた国際政治学の普遍性について議論する。 | |
27 | 日本における国際関係論(2)ー戦後ー | 西洋中心に発展してきた国際政治学の普遍性について議論する。 | |
28 | まとめ | 今日の国際政治学の在り方と日本の学問的立ち位置を議論する。 |