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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語学演習/SEMINAR IN ENGLISH LINGUISTICS
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水3/Wed 3
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
安井 美代子
科目区分
/Course Group
大学院科目 専攻科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
安井 美代子 英語学科/ENGLISH
授業の目的?内容
/Course Objectives
この科目は、外国語学研究科博士前期課程の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「実践的な言語運用能力と国際社会の多様性を理解する態度」と「語学分野において、適切な問題設定を行い、必要な先行研究の成果やデータを収集?分析できる能力」、とりわけ日英語の比較統語研究におけるこれらの能力を高めることを目的とする。具体的には日本語の受動文に関する論文を精読し、日本語特有といわれる間接受動構文などを普遍文法の観点から分析していく。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
対面の演習形式で授業を行う。履修者には授業で課された論文の内容をレポートし、そのciritical reviewを各学期に3回書いてもらう。レポートはManabaに提出し、フィードバックはManaba及び対面授業で行う。
Shibatani, M. 1990. The syntax of agglutinative morphology. In The languages of Japan. CUP.
Fukuda, S. 2006. Japanese passives, external arguments, and structural case. San Diego Linguistic Papers 2:86-133.
Kuroda, S.Y. 1979. ‘On Japanese passives,’ In G.Bedell, E. Kobayashi, and M, Muraki (eds.), Exploration in Linguistics: Papers in Honor of Kazuko Inoue, Kenkyusha: Tokyo.
Kubo, M. 1992. Japanese passives. In Working Papers of the Department of Language and Cultures, vol. 23, University of Hokkaido.
Miyagawa, S. 1989. A Uniform Approach to the Passive. In Structure and Case Marking in Japanese: Syntax and Semantics, 22. pp.147-198.
Nishigauchi, Taisuke. 1993. Long distance passive. In Japanese syntax in comparative grammar , ed. Nobuko Hasegawa, 79-1 14. Tokyo: Kuroshio.
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前に課された論文の精読をする(2時間)。事後に論文の読み進めた部分のcritical reviewに取り組む(2時間)。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
なし。授業の形式?方法を参照。
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
評価は論文のレポーター(30%)と論文のcritical review(70%)による。
備考
/Notes
関連科目
/Related Subjects
到達目標
/Learning Goal
英語学に関する修士論文のテーマを決定し、執筆できるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 春学期
Shibatani (1990): (non)-uniform analyses
受動文に関する2つの大きな分析の流れを理解する
2 Shibatani (1990): properties of passive subjects  受動文の主語の性質を理解する
3 Shibatani (1990): properties of agent phrases 受動文の動作主句の性質を理解する
4 Kuroda (1979): ni & niyotte 受動文の動作主と意味解釈の関係を理解する
5 Kuroda (1979): passive subject 受動文の主語の基底位置について理解する
6 Kuroda (1979): critical review Kuroda論文の主張を理解し、批判的に検討する
7 Kubo(1992): gapped and gapless passives 空所のあるなしによる受動文の分類を理解する
8 Kubo (1992):  niyotte 受動文の2分類と動作主の関係を理解する
9 Kubo(1992): critical review Kubo論文の主張を理解し、批判的に検討する
10 Fukuda (2006): three kinds of passives 日本語の受動文の3分類について理解する
11 Fukuda (2006): active and passive voices voice headsによる統一的分析を理解する
12 Fukuda (2006): critical review Fukuda論文の主張を理解し、批判的に検討する
13 春学期に読んだ4論文の主張の関連性 4論文の関連性に関する講義を理解し、批判的に検討する
14 春学期のまとめ 4論文に基づいて説明的に妥当な受動文の分析を試みる
15 Miyagawa (1989): causative and passive 受動文における使役形態素の振る舞いを理解する
16 Miyagawa (1989): gar and passive 受動文における「がる」の振る舞いを理解する
17 Miyagawa (1989): critical review Miyagawa論文の主張を理解し、批判的に検討する
18 Nishigauchi (1993): long distance passive 介在する動詞の性質と長距離受動文の関係について理解する
19 Nishigauchi (1993): aspectual verbs 受動態素の意味の多様性について理解する
20 Nishigauchi (1993): critical review Nishigauchi 論文の主張を理解し、批判的に検討する
21 Hoshi (1999): an overview of Japanese passives 日本語の受け身構文研究の流れを理解する
22 Hoshi (1999): excorpotation 受動形態素が動詞から離脱できるという分析を理解する
23 Hoshi (1999): critical review Hoshi論文の主張を理解し、批判的に検討する
24 Yasui (2014): passive-like transitive construction 「自宅を焼いてしまった」などの他動詞構文の性質を理解する
25 Yasui (2014): an analysis of passives with pro Jaeggli (1986)に沿った日本語の受動文の可能性を理解する
26 Yasui (2014): critical review Yasui 論文の主張を理解し、批判的に検討する
27 秋学期に読んだ4論文の主張の関連性 4論文の関連性に関する講義を理解し、批判的に検討する
28 秋学期のまとめ 8論文に基づいて、説明的に妥当な受動文の分析を試みる

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