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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28 |
開講科目名 /Course |
ドイツ文化演習/SEMINAR IN GERMAN CULTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
木村 佐千子 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 専攻科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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木村 佐千子 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
「J. S. バッハのカンタータ」 J. S. バッハのカンタータの成立史、手稿資料、歌詞、様式などについて、下の文献等を読みながら、総合的に研究します。 Alfred Dürr, Die Kantaten von Johann Sebastian Bach, Kassel: Bärenreiter, 1971 Hans-Joachim Schulze, Die Bach-Kantaten, Leipzig: Evangelische Verlagsanstalt, 2006 Christoph Wolff hrsg., Die Welt der Bach Kantaten, Kassel: Bärenreiter, 1996- Friedhelm Krummacher, Johann Sebastian Bach: Die Kantaten und Passionen, Kassel: Bärenreiter, 2018 新バッハ全集(Neue Bach-Ausgabe)の校訂報告書 DP、CPの「文化」分野における研究能力を高める授業です。ドイツ語圏の音楽に関し、先行研究にもとづいて問題設定をおこない、研究する力を身につけるとともに、ドイツ語の運用能力の向上もはかります。 歌詞を読むことで、18世紀のドイツ語にもふれていただきたいと思います。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
演習科目です。 対面授業を予定しています。 履修者を主体として進めていきます。履修者人数によりますが、研究発表とその後の質疑応答、口頭でのフィードバックという形式を考えています。 参加者の関心によって、相談のうえ内容を変更することもありますので、参加希望者は必ず初回の授業に出席してください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
事前学修:文献の指定箇所を読み、関連する楽曲について調べてください。予習の時間は、読むスピードによりますが、1~3時間程度と考えられます(目安として120分前後)。楽曲は、歌詞を見ながら楽しんで鑑賞しておいていただければと思います(約30分)。 事後学修:授業内容にもとづき、復習をしてください(60分)。また、内容理解が深まったところで、あらためて作品鑑賞をしてください(30分)。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
平常点100%(研究発表の内容、積極的な授業参加?発言など) ドイツ語文献を用いて音楽について研究できる能力を身に付けることを評価の対象とします。 授業への積極的な参加を重視します。 |
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備考 /Notes |
日本語の参考文献: 樋口隆一『バッハ カンタータ研究』音楽之友社、1987年 小学館『バッハ全集』 ほか |
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関連科目 /Related Subjects |
「履修系統図」にもとづき、関連科目「ドイツ文化研究」の履修を行ってください。 共通科目「芸術論」の履修もお勧めします。 |
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到達目標 /Learning Goal |
自分の研究に関連する文献を理解し、修士論文のテーマを決定し、執筆できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 授業内容の説明 | 本演習の内容を概観します。 | |
2 | バッハのカンタータについての基礎知識 カンタータとは |
カンタータとはどのような曲種なのか、実際の曲例を鑑賞しながら学びます。 | |
3 | バッハのカンタータについての基礎知識 研究史概観 |
これまでに出版されているバッハのカンタータ研究文献を概観します。 | |
4 | バッハのカンタータについての基礎知識 カンタータのテクスト等 |
バッハのカンタータの歌詞、演奏機会等の基本情報について学びます。 | |
5 | ミュールハウゼン時代までのカンタータ BWV 4、150 |
初期カンタータを1曲ずつみていきます。第4、150番をとりあげる予定です。 |
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6 | ミュールハウゼン時代までのカンタータ BWV 196、71 |
カンタータ第196、71番をとりあげます。 | |
7 | ミュールハウゼン時代までのカンタータ BWV 131、106 |
カンタータ第131、106番をとりあげます。 |
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8 | ヴァイマール時代のカンタータ 概観 |
ヴァイマールの楽士長になると、バッハは職務として4週間に1曲のカンタータを作曲します。それらのヴァイマール時代のカンタータをみていきます。 | |
9 | ヴァイマール時代のカンタータ BWV 199、18 |
ヴァイマール時代のカンタータ第199、18番をとり上げます。 | |
10 | ヴァイマール時代のカンタータ BWV 208 狩のカンタータ |
世俗カンタータ2曲をとりあげます。 |
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11 | ヴァイマール時代のカンタータ BWV 182、12 |
カンタータ第182、12番をとりあげます。 |
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12 | ヴァイマール時代のカンタータ BWV 172、21 |
カンタータ第172、21番をとりあげます。 |
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13 | ヴァイマール時代のカンタータ BWV 61、63 |
待降節、クリスマスのカンタータをとりあげます。 |
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14 | ヴァイマール時代のカンタータ これまでにとりあげていない作品 |
ヴァイマール時代の総括を行います。 |
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15 | 春学期の復習、秋学期の導入 | 春学期に学んだ内容を復習し、秋学期の内容を概観します。 | |
16 | ケーテン時代の世俗カンタータ 概観 |
ケーテンの宮廷楽長をつとめていた期間、バッハは職務としては教会音楽を作曲しませんでした。この期間に書いた世俗カンタータをみていきます。 | |
17 | ケーテン時代の世俗カンタータ 具体例の鑑賞 |
ケーテン時代の世俗カンタータをみていきます。 | |
18 | ライプツィヒ時代のカンタータ 概観 |
ライプツィヒ時代のバッハは、トーマス?カントルとして、毎週日曜日?祝祭日の礼拝のためにカンタータを作曲?演奏していました。この期間にかかれた多数のカンタータをみていきます。 | |
19 | ライプツィヒ時代のカンタータ 1723年のライプツィヒ就任前後に作曲されたカンタータ |
ライプツィヒのトーマス?カントル採用試験で演奏されたと考えられる作品などをとりあげます。 |
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20 | ライプツィヒ時代のカンタータ 1723年の待降節?降誕節のカンタータ |
ライプツィヒ時代はじめのカンタータを見ていきます。 |
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21 | ライプツィヒ時代のカンタータ 1724年前半のカンタータ |
ライプツィヒ時代の2年目カンタータを見ていきます。 |
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22 | ライプツィヒ時代のカンタータ コラール?カンタータ年巻概観 |
ライプツィヒ時代のコラール?カンタータについて学びます。 |
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23 | ライプツィヒ時代のカンタータ コラール?カンタータ年巻のはじめのカンタータ |
ライプツィヒ時代のコラール?カンタータを見ていきます。 |
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24 | ライプツィヒ時代のカンタータ 1724~25年初めのコラール?カンタータ年巻 |
引き続きコラール?カンタータを見ていきます。 |
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25 | ライプツィヒ時代のカンタータ 1725年のカンタータ |
1725年に作曲されたカンタータを見ていきます。 |
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26 | ライプツィヒ時代のカンタータ 1726~29年のカンタータ |
ライプツィヒ時代3年目からのカンタータを見ていきます。 |
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27 | ライプツィヒ時代のカンタータ 1730年以降のカンタータ |
カンタータの創作が不定期になった時期の作品を見ていきます。 |
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28 | まとめ | 1年間の学修のまとめを行います。 |