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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28 |
開講科目名 /Course |
経営特殊研究(企業論)/MANAGEMENT(AFFAIRS OF THE FIRM) |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
平井 岳哉 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 講義科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平井 岳哉 | 経営学科/MANAGEMENT |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本授業は、第2次大戦後の日本の主要産業の発展経過を概観して、各産業の成長および衰退の要因を経営理論と関連させながら考察?理解することを目的としている。あわせて各産業の推移を規定する日本企業の行動原理や事業環境などの諸条件をここでは「産業環境」と名付け、その諸条件の概要を把握する。 授業では、代表的企業を取り上げ、①成長もしくは衰退などの具体的な経緯の把握を行うとともに、②その変化を説明する背景?要因?理論の考察を行う。 本科目の履修を通じて、ディプロマ?ポリシー(学位授与方針)にあるように、専門分野における高度な情報を持ち、それらを網羅的に関連付けられる高度な研究能力、ならびに現実の社会や組織が直面している諸問題に対して解決策を提案できる能力の涵養を目指している。 カリキュラム?ポリシーからみると、大学院経済学研究科博士後期課程における経営特殊研究分野の講義科目として、経営分野における専門的な知識、ならびに経営学関係の諸理論について蓄積を図っていきたい。履修者の博士論文の作成も促していきたい。 修了後、自ら問題意識を持ち、その課題に対して分析や調査によって提案?解決を行うなど、研究者として自立的に研究活動が行えるようになることを期待したい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業方法は、対面での講義形式を想定している。(授業方法について備考欄で追記) manabaでの、資料の事前配布を予定している。 博士論文の作成を想定して、履修者が作成した文書がある場合はその報告と質疑応答、論点整理を随時行う。履修者は、自分の研究テーマを設定の上、論文などの作成に励んでほしい。 並行して、授業では、戦後日本の主要産業の動向を考察する。個々の産業テーマごとに、授業担当者が推薦する事例文献等を履修者に事前提示する。授業では、理論的背景や企業事例をあげながら説明する。その際、新聞や経済雑誌における事例の紹介や解説も取り入れていきたい。 授業で課題の設定を行った場合には、次回の授業においてその内容をフィードバックする形で概要の解説を行うつもりである。 話し合いの時間を随時設けるつもりなので、主体的に論理などを発見?考察する積極的な授業参画意識を履修者にはもってほしい。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
履修者には、次回の授業項目についてテキストなどの文献を事前に読んでおいてほしい。2時間程度はかかるものと推測している。 上記以外に、事前?事後の両面において、経済雑誌、新聞等における企業の最新情報を日常的に入手しておくことが求められる。各回の授業内容に関連すると思われる経済雑誌、新聞等の該当箇所を毎週最低2時間程度をかけて読んでおいてほしい。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
評価は、毎週の講義での報告や質疑応答など授業参画の度合いを100%とします。このうち、事前?事後の学習ノートがあれば、それを提示して下さい。成績評価にあたって80%のウェイトを置きたいと思います。 評価のポイントは、①授業内容に基づいていること、②各制度などの全体的な概要把握として、定義、理論的背景、長所?短所、近年の動向などを一連の流れの中で理解していること、②説明における論理性があることなどである。 |
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備考 /Notes |
感染症の流行状況をみながら、授業方法については臨機応変に対応していくつもりである。 対面での授業が不可能になった場合には、遠隔(Zoom)によるリアルタイム配信の実施を想定している。 |
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関連科目 /Related Subjects |
経営特殊研究における経営管理論、経済史特殊研究における日本経済史など。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
経営学についての博士レベルの知識を修得し,経営に関連する諸問題を精密に分析できるようにする. |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 戦後日本の経済発展の概観 | 戦後日本の経済発展と衰退の概要を理解できるようにする。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
2 | 産業環境①(横の企業集団) | 戦後の日本企業の成長に関係した横の企業集団について理解を深める。三井グループ、三菱グループなどの横の企業集団が果たした役割など。 | 各回の授業内容に関連する参考文献、経済雑誌、新聞等の該当箇所を読んでおく。 |
3 | 産業環境②(メインバンク) | 戦後の日本企業の成長に関係したメインバンク制について理解を深める。メインバンクの果たした役割など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
4 | 産業環境③(労務人事制度) | 戦後の日本企業の成長に関係した企業内の労務人事制度について理解を深める。終身雇用、年功賃金、福利厚生などが果たした役割など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
5 | 産業環境④(企業統治) | 戦後の日本企業の成長に関係した企業統治のあり方について理解を深める。経営者優位と株主優位の考え方など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
6 | 産業環境⑤(産業政策) | 戦後の日本企業の成長に関係した政府の産業政策について理解を深める。成功した産業政策、失敗した産業政策など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
7 | 鉄鋼 | 戦後の鉄鋼産業の発展とその後の推移について理解を深める。川崎製鉄を中心に。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
8 | 自動車①(トヨタ生産システム) | 戦後の自動車産業の成長に関係したトヨタ生産システムについて理解を深める。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
9 | 自動車②(系列取引) | 戦後の自動車産業の成長に関係した協力会社との系列取引について理解を深める。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
10 | 電機①(縦の企業集団) | 戦後の電機産業の成長に関係した縦の企業集団について理解を深める。子会社と親会社など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
11 | 電機②(垂直一貫と水平分業) | 戦後の電機産業の成長に関係した垂直一貫とその後の水平分業体制への変化について理解を深める。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
12 | 石油 | 戦後の石油産業の発展とその後の推移について理解を深める。世界の石油ビジネスモデルと日本の石油ビジネスの違いなど。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
13 | トイレタリー | 戦後のトイレタリー産業の成長とその後の推移について理解を深める。特に問屋もしくは販売会社による流通戦略について。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
14 | アパレル | 戦後のアパレル産業の成長とその後の推移について理解を深める。オンワード、三陽商会などを中心に。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
15 | 商社 | 戦後の商社業界の成長とその後の推移について理解を深める。三井物産と三菱商事、伊藤忠商事などを中心に。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
16 | 流通①(スーパーマーケット) | 戦後のスーパーマーケットの成長とその後の推移について理解を深める。ダイエーとイトーヨーカ堂、ジャスコなどを中心に。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
17 | 流通②(コンビニエンスストア) | コンビニエンスストアの成長とその後の推移について理解を深める。セブンイレブンを中心に。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
18 | ビール | 戦後のビール産業の成長とその後の推移について理解を深める。キリンとアサヒを中心に。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
19 | ゲーム | ゲーム産業の成長とその後の推移について理解を深める。任天堂とソニーを中心に。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
20 | ソフト?コンテンツ | ソフト?コンテンツ?アプリ等の産業の成長とその後の推移について理解を深める。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
21 | 新産業(イノベーション) | 新産業創造などイノベーションについて理解を深める。宅急便、家庭用警備(セキュリティ)などの新興産業。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
22 | 産業環境⑥(ガラパゴス化) | 日本企業のイノベーションのジレンマ?ガラパゴス化などについて理解を深める。日本企業における失敗など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
23 | 産業環境⑦(ものづくり系の変化) | 企業におけるものづくりの考え方の変遷(組織内部か外部としての市場か)について理解を深める。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
24 | 産業環境⑧(アーキテクチャー) | 生産におけるモジュラー化の動向について理解を深める。モジュラー方式の成立要件と効果など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
25 | 産業環境⑨(リストラクチャリング) | 企業再編手法としてのリストラクチャリングについて理解を深める。その概要と効果、そして問題点など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
26 | 産業環境⑩(持株会社) | 企業再編手法としての持株会社の活用法について理解を深める。純粋持株会社と事業持株会社などの比較。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
27 | 産業環境?(経営者企業) | 大企業の多くを占める経営者企業について理解を深める。サラリーマン企業と家族企業の比較など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |
28 | 産業環境?(家族企業) | 家族企業の特徴とその動向について理解を深める。家族経営者の存在と家族企業存続のための経営工夫など。 | 事前?事後に授業に関連する参考文献等を読んで内容を理解してほしい。(2時間) このほか、毎週、授業に関係する経済雑誌や新聞等の該当箇所を読んで、企業の最新動向などを理解してほしい。(2時間) |