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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
英語授業特殊研究/TOPICS IN ENGLISH LANGUAGE EDUCATION
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
水3/Wed 3
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
青栁 真紀子
科目区分
/Course Group
大学院科目 専攻科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
青栁 真紀子 英語学科/ENGLISH
授業の目的?内容
/Course Objectives
日本の英語教育における音声教育の意義を考察し,その方法論を探求する。

指導対象は制限しないが,主に日本の中学校,高等学校の標準的教育課程を前提とする。

まず,英語音声の音声学的?音韻論的な枠組みを確認する。次に外国語習得の観点から必要となる学習項目の選択と,その項目指導の優先順位について考察し,さらにはその指導法について検討する。


* この科目は、外国語学研究科博士前期課程の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「語学?外国語教育の研究の発展に資するとともに、高度の専門性を有する職業に必要な学識?能力」を育成することを念頭におき、とりわけ、音声言語教育に関連して「適切な問題設定をおこない、必要な先行研究の成果やデータを収集?分析できる能力」を育成することを目的とする。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
本科目は演習形式で行い、事前に指定される論文や文献の精読を元に解説をし、議論を行い、事後に発展問題やミニレポートによる確認を行う。

課題やその他準備の内容は授業における発表で確認し、その都度フィードバックを行う。

本科目は,受講者の専攻によっては「英語学研究(音声学?音韻論)」と合併になる場合もある。その際は,音声学と音韻論の理論研究と教育的実践の検討を順次または並行して行う。

学部の「英語の音声」「音声?音韻論」,またはそれに相当する基礎および専門科目を既習の上,受講すること。

*本科目は基本的に対面授業とするが、新型コロナ感染状況によっては、適宜,授業形態を変更する可能性がある。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
事前: 指定される論文等の文献を精読し、問題点の整理や議論に準備をする。
事後: 課題(まとめ、練習問題、調査)による確認をし、各自の調査テーマに関連、
    発展させる。

本授業そのもののための学修は、毎週4時間程度は必要となるが、自らの研究と関連することが多く、総合的な研究としては、その学修、調査、作業などに毎日数時間が必要だと思われる。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Second Language Speech -- Theory and Practice
著者
/Author name
Calantoni, L. Steele, J. & Escudero, P.
出版社
/Publisher
Cambridge Univ. Press
ISBN
/ISBN
2019
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
Applied English Phonology
著者
/Author name
Yavas, M.
出版社
/Publisher
Blackwell
ISBN
/ISBN
2006
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
Teaching Pronunciation: A Reference for Teachers of English to Speakers of Other Languages
著者
/Author name
M. Celce-Murcia, et al.
出版社
/Publisher
Cambridge Univ. Press
ISBN
/ISBN
1996
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
Introducing Phonetics and Phonology
著者
/Author name
Davenport, M, & Hannah, S.J.
出版社/URL
/Publisher
Arnold
ISBN
/ISBN
1998
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
音韻論
著者
/Author name
菅原真理子編
出版社/URL
/Publisher
朝倉書店
ISBN
/ISBN
2014
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
日常言語に潜む音法則
著者
/Author name
田中伸一
出版社/URL
/Publisher
開拓社
ISBN
/ISBN
2009
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
授業課題(50%)と学期末のペーパー(50%)の総合評価とする。
備考
/Notes
その他参考文献: 安井泉(1992)『音声学』 開拓社
関連科目
/Related Subjects
既習要件
「英語の音声」 音声学入門(火4)
「音声?音韻論a/b」音声学中級/音韻論入門(木3)

おすすめ科目
「英語専門講読I/II」母語獲得とL1/L2習得の基礎
到達目標
/Learning Goal
英語教育に関する理論と実践を学び、高度な授業展開ができるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 (Spring Semester)
Introduction
世界の英語、学習指導要領内の音声項目
2 Ch 1 Phonetics 分節音と韻律の指導
3 Ch 2 Phonology 音声知覚と音韻認識
4 Ch 3 English consonants 子音の指導
5 Ch 4 English vowels 母音の指導
6 Review exercises 分節音指導の意味
7 Ch 6 Syllables (1) Sonority, Vowel
& boundary
聞こえの階層、音節構造と母音種、音節境界
8 Ch 6 Syllables (2) Structure and
acquisition
音節構造と習得
9 Ch 7 Rhythm and intonation 等時性、文アクセントとイントネーションの指導
10 Stress rules of English 語強勢の指導(アクセントと音節構造と母音種、副アクセント)
11 Rhythm features of English リズム?弱化の指導(フットとリズム規則, 音節構造と言語リズム、英語の音節とモーラ, 日本語のそれら)
12 Syllables and Morae 日本語の拍リズムの干渉
13 Ch 8: L1/L2 phonology L2の音声知覚と音素認識
14 Ch 8 (2) Markedness in acquisition 有標性とL1音声獲得?L2/FL音声習得、L1干渉、中間言語
15 (Fall)
Functions of intonation (1)
Linguistic
イントネーションの指導の意味
16 Functions of intonation (2)
Para-linguistic
イントネーション指導の範囲
17 Sounds and grammar (1) Phonology 音韻表示と音声実現
18 Sounds and grammar (2) Syntax 統語構造と音声
19 Sounds and grammar (3) Semantics 意味?情報構造と音声
20 Review exercises 韻律の指導の意味、各自トピック中間発表
21 Features and natural class 弁別素性と余剰素性、指導の範囲
22 D-Ch 8 Alterations, processes
and rules
音韻交替と規則
23 OT (1) Constraints 忠実性と有標性
24 OT (2) Acquisition 制約の順序、獲得順序と中間言語の出現
25 Phonology and phonetics (1)
Category
音声の連続性と範疇知覚
26 Phonology and phonetics (2)
Perception
L2音声知覚、知覚同化、範疇形成
27 Phonology and phonetics (3)
Production
L2音声産出、知覚との関係
28 Multi-modal perception;
Presentations
音声と他モダリティ、個別トピックの発表

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