シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28 |
開講科目名 /Course |
コミュニケーション論研究(D)/STUDIES IN COMMUNICATION(D) |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2022年度/2022 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火1/Tue 1 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
佐々木 輝美 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 専攻科目 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
佐々木 輝美 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
本研究科のディプロマポリシー、およびカリキュラムポリシーで強調されている「言語運用能力」、「国際感覚」、「論文作成能力」の修得をふまえ、以下を目的とする。 目的 マスメディアの効果?影響に関する諸理論を学び、かつそれらの理論を使って具体的な現象を分析できるようになる。 内容 具体的には以下のテーマについて学びます。 1.マスメディアの4つの影響論 2.マスメディアの順機能と逆機能 3.メディアの4つの心理学的効果 4.メディアリテラシ―教育 上記のテーマの学びの順序等については、受講生の状況に応じて調整します。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
あらかじめ配布された資料を読んできていることを前提に、その内容に関するグループディスカッションを行って発表するという反転授業形式で進める。発表にあたっては、重要な用語、内容のサマリー、内容に関連する身近な例を含めるようにすること。発表後に学生からのコメントを受け付けることによりピア?アセスメントを行い、最終的に教員によるコメントを行うことでフィードバックとする。 対面授業を基本とするが、新型コロナウィルスの状況によっては、zoomによるオンライン授業に切り替える可能性もある。 |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
2時間程度をかけて資料の予習を行い、グループディスカッションに備えて資料の中から重要語を選び出し、内容を要約し、かつ内容に関連する身近な具体例を幾つか考えてくること。 授業後も同様に2時間程度をかけて、授業で学んだ重要語、内容の理解を定着させ、学んだ事に関連する身近な具体例を幾つか選び出し、それらについて口頭、及び文書で他者に分かりやすく説明出来るようにして、後日行われる個人発表に備えること。 |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
以下のように評価を行う ?授業内中間レポート(20点×5回=100点)を行い、翌週以降に模範解答を紹介することで次回のレポートに役立てる。 なお、評価においては、授業で学んだことに基づいて実際のコミュニケーション場面を分析できること、そして授業で学んだ理論を実際の場面に応用できることを重視します。 授業活動への参加20%、中間報告40%、最終報告40%による総合評価を行なう。 なお、評価においては、授業で学んだことに基づいて実際の場面を分析できること、そして授業で学んだ理論を実際の場面に応用できることを重視します。 |
||||||||||
備考 /Notes |
その他の参考文献については随時授業内で紹介する | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
コミュニケーション論演習(D) | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
コミュニケーション論に関する文献を読み、より高度な議論ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | 後期授業の内容と方針についての説明 | 授業概要と授業方針を説明する | |
2 | マスメディアの影響論:弾丸理論 |
マスメディアが即時的で強力な効果を持つという考えを学ぶ | 前ページの詳細情報の「事前?事後学修の内容」を参照 |
3 | マスメディアの影響論:限定効果モデル | マスメディアの行動変容への影響は限定的であるという考えを学ぶ | 同上 |
4 | マスメディアの影響論:適度効果モデル | マスメディアが人々の認知や情動に与える影響について学ぶ | 同上 |
5 | マスメディアの影響論:強力効果モデル |
マスメディアが強力な影響力を持つための条件について学ぶ | 同上 |
6 | 中間報告1 | ここまでの内容の中から興味を持ったテーマについての文献を、具体例とともに報告する | 同上 |
7 | マスメディアの役割:環境監視活動における順機能について | マスメディアの環境監視活動(ニュース番組)の順機能について具体例とともに学ぶ | 同上 |
8 | マスメディアの役割:環境監視活動における逆機能について | マスメディアの環境監視活動(ニュース番組)の逆機能について具体例とともに学ぶ | 同上 |
9 | マスメディアの役割:社会調整活動における順機能について | マスメディアの社会調整活動(ニュース解説番組)の順機能について具体例とともに学ぶ | 同上 |
10 | マスメディアの役割:社会調整活動における逆機能について | マスメディアの社会調整活動(ニュース解説番組)の逆機能について具体例とともに学ぶ | 同上 |
11 | マスメディアの役割:文化?娯楽活動における順機能について | マスメディアの文化?娯楽活動の順機能について具体例とともに学ぶ | 同上 |
12 | マスメディアの役割:文化?娯楽活動における逆機能について | マスメディアの文化?娯楽活動の逆機能について具体例とともに学ぶ | 同上 |
13 | マスメディアが社会を分断した具体例 | マスメディアがルワンダの民族分断に与えた影響についてDVDを視聴しながら考える | 同上 |
14 | 中間報告2 | ここまでの内容の中から興味を持ったテーマについての文献を、具体例とともに報告する | 同上 |
15 | 後期授業の内容と方針についての説明 | 授業概要と授業方針を説明する | 同上 |
16 | メディアの心理学的効果論:カタルシス理論 | メディアが心理的浄化作用を生じさせるプロセスについて学ぶ | 同上 |
17 | メディアの心理学的効果論:観察学習理論 | メディアが学習効果を生じさせるプロセスについて学ぶ | 同上 |
18 | 中間報告3 | ここまでの内容の中から興味を持ったテーマについての文献を、具体例とともに報告する | 同上 |
19 | メディアの心理学的効果論:脱感作理論 | メディアが心理的鈍化を生じさせるプロセスについて学ぶ | 同上 |
20 | メディアの心理学的効果論:カルティベーション理論 | 人々がメディア世界の出来事を受け入れてしまうプロセスについて学ぶ | 同上 |
21 | 中間報告4 | ここまでの内容の中から興味を持ったテーマについての文献を、具体例とともに報告する | 同上 |
22 | メディアリテラシー教育:カナダのケース1 カナダにおけるメディアリテラシーの必要性 |
なぜカナダがいち早くメディアリテラシ―教育に注目したのか | 同上 |
23 | メディアリテラシー教育:カナダのケース2 オンタリオ州が開発したメディアリテラシ―教育 |
オンタリオ州におけるメディアリテラシ―教育の内容 | 同上 |
24 | メディアリテラシー教育:イギリスのケース | イギリスのメディアリテラシ―事情 | 同上 |
25 | メディアリテラシー教育:日本のケース | 日本のメディアリテラシ―事情 | 同上 |
26 | マスメディアが社会を分断した具体例 | マスメディアがロシアとウクライナの対立に与えた影響についてDVDを視聴しながら考える | 同上 |
27 | 中間報告5 | ここまでの内容の中から興味を持ったテーマについての文献を、具体例とともに報告する | 同上 |
28 | 1年間のまとめ | 1年間のまとめを行う | 同上 |