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シラバス参照/View Syllabus

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る/Return to the Course List 2022/03/28 現在/As of 2022/03/28

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
ドイツ文学特殊演習/SEMINAR IN GERMAN LITERATURE
開講所属
/Course Offered by
大学院/
ターム?学期
/Term?Semester
2022年度/2022 Academic Year  春学期/SPRING SEMESTER
曜限
/Day, Period
火5/Tue 5
開講区分
/semester offered
通年/Yearlong
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
工藤 達也
科目区分
/Course Group
大学院科目 専攻科目

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
工藤 達也 ドイツ語学科/GERMAN
授業の目的?内容
/Course Objectives
「グノーシス主義と現代文学?思想」をテーマにテクストの講読と発表を行う。ユングの精神分析や政治的グノーシスとしてカール?シュミットやブルーメンベルク、そしてユダヤ学者タウベス等のテクストなども積極的に扱う。
この講義を通して語学?文学?文化?外国語教育分野における専門家レベルまで研究能力を高め、またドイツ語の高度な運用能力を育成することを通して国際感覚を養うこととする(CP)。また深遠な思想的原典テクストを理解を通し、多様な異文化の理解するための寛容的態度を形成し、国際標準に足る人格形成を目指す(DP)。
授業の形式?方法と履修上の注意
/Teaching method and Attention the course
演習形式を通して原典を批判的に扱い対面授業による指導を行う。ドイツ語原文を日本語に訳し、テクストの理解度を教員が吟味し、またテクストのコンテクストを支える背景について説明しその都度参考資料は指示し、履修生に調査と発表を課する。教員は内容理解を測るため口頭で意見を聞くなどの対話形式を採用する。また後から質問があればManabaなどで授業時間外にも受け付け、回答する。
コロナ状況下で出席が困難な場合はオンデマンドでその日の授業の録画を提供するなどして工夫する。
事前?事後学修の内容
/Before After Study
ドイツ語原文テクストを意味内容をあらかじめ予習検討し発表、それを授業中教員が評価し間違いがあれば訂正する。授業後に学生は自習で再検討し質問があれば次回の授業で行う。事前準備としてはテクスト訳出だけでも2時間くらいは最低準備としてかかる。事後についてはレポートを課して成果を測る。その際、テクストの引用の正確さのみならず、専門的研究レベルの高度なリタラシーとして博士論文の成果に至るまでの準備として、論理性と根拠の明示も基準とする。文章力と読解力は切り離して評価できないが、それぞれ50%と均衡させ平常点を出す。
テキスト1
/Textbooks1
書籍名
/Title
Gesammelte Werke..
著者
/Author name
Carl Gustav Jung
出版社
/Publisher
Rascher, Zürich / Walter, Olten
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト2
/Textbooks2
書籍名
/Title
Die Legitimität der Neuzeit
著者
/Author name
Hans Blumenberg
出版社
/Publisher
Suhrkamp
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
テキスト3
/Textbooks3
書籍名
/Title
著者
/Author name
出版社
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等1
/References1
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等2
/References2
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
参考文献等3
/References3
書籍名/???名
/Title
著者
/Author name
出版社/URL
/Publisher
ISBN
/ISBN
その他(任意)
/other
評価方法
/Evaluation
上記にある通り、授業時に発表をしてもらい、それを平常点として評価。また年度の終わりには論文形式のレポートを書いてもらい、期末点として評価(60%)。平常点(40%)と期末点を総合的に考慮して成績をつける。
備考
/Notes
テクストは原典を抜粋し、コピーを配布する。なお翻訳や参考図書がある場合は、紹介する。
関連科目
/Related Subjects
到達目標
/Learning Goal
ドイツ文学の当該領域における高度な文献読解力と研究能力を得られるようにする。

/Time
授業計画(主題の設定)
/Class schedule
授業の内容
/Contents of class
事前?事後学修の内容
/Before After Study
1 グノーシス概説(1)ーパウロ テクスト講読と討論:ハンス?ヨナスの著作の検討 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
2 グノーシス概説(2)ー反ユダヤ主義 テクスト講読と討論:ハンス?ヨナスの著作の検討補説 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
3 グノーシスと神学-古代キリスト教とグノーシス テクスト講読と討論:アウグスティヌスとの関連 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
4 グノーシスと神学-古代グノーシスと神秘主義 テクスト講読と討論:新プラトン主義について検討 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
5 反ユダヤ主義(1)ー偽神としての創造者 テクスト講読と討論:二重化された世界と内面性をテーマに テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
6 反ユダヤ主義(2)ー旧約と新約 テクスト講読と討論:律法の否定とグノーシス テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
7 グノーシスと神秘主義(1)ーキリスト教の神秘主義 テクスト講読と討論:中世の神秘主義におけるグノーシス テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
8 グノーシスと神秘主義(2)ーキリスト教の神秘主義補説 テクスト講読と討論:中世から近世(ルネッサンス)に至るまでの神秘主義 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
9 グノーシスと神秘主義(3)ーユダヤ神秘主義 テクスト講読と討論:カバラとグノーシス テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
10 グノーシスと哲学(1)ー近世哲学 テクスト講読と討論:近世におけるグノーシスの復活について テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
11 グノーシスと哲学(2)ー自己主張とグノーシス テクスト講読と討論:自我の哲学とグノーシス テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
12 グノーシスと哲学(3)ー近代哲学とグノーシス テクスト講読と討論:自我の哲学とグノーシス補足(デカルト) テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
13 グノーシスと近代-ロマン主義(1)ー近代文学とグノーシス ドイツ語テクスト原典講読と討論:ゲーテ『ファウスト第二部』と錬金術 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
14 グノーシスと近代ーロマン主義(2)ー近代文学とグノーシス補説 ドイツ語テクスト原典講読と討論:ノヴァーリス『青い花』グノーシス的教養小説 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
15 グノーシスと近代ー母権論(1)ーロマン派の考古学 ドイツ語テクスト原典講読と討論:バッハオーフェン『母権論』解説 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
16 グノーシスと近代ー母権論(2)ーバッハオーフェンの影響史 ドイツ語テクスト原典講読と討論:ベンヤミン『バッハオーフェン』読解 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
17 グノーシスと政治(1)ーカール?シュミット初期 ドイツ語テクスト原典講読と討論:シュミットの「敵」である「母たち」的なもの テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
18 グノーシスと政治(2)ー『政治神学』について ドイツ語テクスト原典講読と討論:政治的カリスマと反ユダヤ主義 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
19 グノーシスと政治(3)ーカール?シュミット補説 ドイツ語テクスト原典講読と討論:デリダの『友愛』とシュミット テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
20 現代的グノーシス-ユング(1)ー集合的無意識 ドイツ語テクスト原典講読と討論:対立を結びつける宥和の「知見?グノーシス」 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
21 現代的グノーシス-ユング(2)ー心理学的技法としての錬金術 ドイツ語テクスト原典講読と討論:内向の徹底と再生としての個性化について解説 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
22 現代的グノーシス-ユング(3)ーユング批判 ドイツ語テクスト原典講読と討論:フロイトとフランクフルト学派について検討 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
23 現代的グノーシス-クラーゲス(1)ー形象世界の現実 ドイツ語テクスト原典講読と討論:クラーゲス『宇宙創造的エロス』読解 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
24 現代的グノーシス-クラーゲス(2)ー「現代」批判 ドイツ語テクスト原典講読と討論:神話の再生と現代の克復に関して解説 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
25 現代的グノーシス(1)-シュミット再び ドイツ語テクスト原典講読と討論:シュミットと神話文学の関連 テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
26 現代的グノーシス(2)-クラーゲス再び ドイツ語テクスト原典講読と討論:ミュンヘン宇宙派とゲオルゲ?クライス テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
27 グノーシス批判(1)ーブルーメンベルク ドイツ語テクスト原典講読と討論:『近代の正統性』におけるグノーシスの扱い テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習
28 グノーシス批判(2)ーブルーメンベルク補説 ドイツ語テクスト原典講読と討論:『近代の正統性』の「自己主張」と反グノーシス テクストの予習と発表準備。レポートのための整理?復習

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