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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
テクスト研究(現代社会?歴史) a/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) a |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金5/Fri 5 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
秋山 大輔 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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秋山 大輔 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
【はじめに】 本講座は「未修クラスで『総合ドイツ語Ⅳ』または『応用ドイツ語Ⅱ』の成績が『A』以上の学生と既修クラスの学生を主な対象とします。(但し、未修クラスの学生で成績が『B』以下でも履修可」という緩やかな括りが設定されています。しかし私にとってはそれは取るに足らないことであり、私がそのことより重要だと考える本講座を履修する上での必要条件は、ドイツ語(を勉強すること)が好きで情熱があることです。 【授業の目的】 「基礎ドイツ語」(と「応用ドイツ語」)で学習した内容が定着しているか否かを折に触れ確認しながら、ドイツ語で書かれたまとまった分量のテクストを精確に読めるようになることが本講座の狙いです。(※その他のことについては、「到達目標」の欄をご覧ください。) 【授業の内容】 ルーマニアのドイツ系少数民族の小邑出身で、2009年にノーベル文学賞を受賞した小説家ヘルタ?ミュラー(1953-)のJedes Wort weiß etwas vom Teufelskreisを講読します。これは彼女の2009年12月8日のストックホルムにおけるノーベル文学賞の受賞講演です。 ヘルタ?ミュラーは大学でドイツ文学とルーマニア文学を専攻し、ルーマニア西部の都市ティミショアラの金属工場でドイツ語の技術翻訳者になりました。しかし彼女はチャウシェスク大統領の独裁政権下(1974-1989)で、彼の秘密情報機関セクリターテへの協力を拒否したため、その職場を追放されるという憂き目に遭いました。その後も彼女はセクリターテによる過酷な監視と誹謗中傷に晒され続けましたが、その日常の中で彼女を支えたのが、処女短篇集Niederungen(1982)に始まる小説群に結晶した言葉たちでした。 私たちは近代化の成れの果てとしての現代社会のさまざまな宿痾と共存しながら生きて行かなければなりません。その状況の中で私たちはどのように生きて行けばよいのか、この問題を解く手がかりを彼女の言葉たちから得られないかを考察します。  ̄ ※本講座は、外国語学部ドイツ語学科の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「修得された高度な語学能力を活かし、ドイツ語圏の社会の多様な専門領域に関する知識を体系的かつ横断的に修得」することを目指します。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
【授業の形式?方法】 一.本講座は対面形式で授業を実施します。 一.本講座におけるマスクの着用については、「本学におけるマスク着用方針について」(獨協大学のホームページ上で2023年3月13日に発表)に「順じる」こととします。その一方で、哀しい哉、必ずしも人気講座であるとは言えず、したがって例年通りであれば履修者数が比較的少ないとはいえ、よりによって好んで狭い教室を選んだ本講座では、私は今しばらく「より効果的な感染予防のためウレタンや布製ではなく『不織布マスク』の着用」が賢明なのではないかという印象を受けます。(※性能評価に関連して、米国の医療用マスクに使用される材料の性能を示す「ASTM F2100-19(レベル1)」相当の基準を満たしているものが望ましい。) 一.願わくは各々の授業担当者がシラバスを記す際に「よい例」とされるマニュアルにおよそ従って私がまとめた次項の「事前?事後学修の内容」に則って各自が事前に準備した上で教室にやって来ることです。そして教室ではゆめゆめ恥じらいの色を見せることなくその成果を発表してください。なぜなら本講座(の討論)は、それではじめて成り立つものだからです。 一.授業終了後、manaba に授業プロトコルをアップロードします。これは「課題(試験やレポート、事前?事後学修の内容等)に対する授業期間中のフィードバック(解説、コメント等)」を兼ねるものです。 【履修上の注意】 一.私は、本講座に関心があれば、履修する方の「現代社会?歴史」「言語?文学?思想」「芸術?文化」という各研究コースはおろか学年も問いません。むしろ顔ぶれがハイブリッドになることを期待します。 一.私は、本講座を履修するにあたり「応用ドイツ語Ⅱ」や「総合ドイツ語Ⅳ」の成績が「A」以上、あるいは「B」以下という括りよりずっと大切なことは、本講座でドイツ語学科で勉強してきたドイツ語基礎の内容を用いてドイツ語で書かれたまとまった分量のテクストを精確に読めるようになりたいという情熱があり、それを最後まで持ち続けられることだと考えます。  ̄ ※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「A」以上の学生と既修クラスの学生を主な対象とします。 (但し、未修クラスの学生で成績が「B」以下でも履修可) |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
【事前?事後学修の内容】 一.テクストの指定範囲を事前に熟読し、登場人物や事項について下調べしておくこと。(1時間) 一.manaba で事前に配付する資料に目を通したうえで、ワークシートに取り組むこと。(1時間) 一.事前学修として、テクストの該当ページを毎回必ず読み、専門用語の意味等を理解しておくこと。(1時間) 一.授業後はノートを整理する。わからない用語は他者に説明できるようになるまで調べる。また、講義や討論を踏まえて、改めて作品を読む。(1時間) と、ここまで「事前?事後学修の内容」の「良い例」とされるマニュアルにおよそ従って記しました。しかし箸の上げ下ろしまで口を差し挟むのは、「結句」私の流儀ではありません。なぜなら本講座を楽しみにして教室にやって来る方は、「どうで」事前?事後に何をどれくらいすれば本講座でDeutschkenntnisseを引き上げられるのかを自ずと感じ取り、次第にその取り組み方を習慣にさえできるはずだからです。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
【評価方法】 本講座ではその性格上、原則的に平常点によって成績を評価します。ただし言うまでもなくこれは出席すればそれで事足りるという安易なものではありません。私は、授業に臨むにあたり、緻密に準備することを当たり前のこととして要求します。その成果は、授業ごとに複数回の順番が巡って来る日本語訳や、場合によってはレジュメを準備した上での口頭発表(①)、そのテクストの講読を受けての討論(②)の中で表れますので、毎回のそれらの出来により自ずと成績を評価できるという塩梅です(①+②→平常点100%)。「原則的に平常点によって成績を評価する」とはこの謂いです。したがって出席していたものの傍観者であり続けた(例えば、「体を起こすことさえままならず、ただそこにいるだけ」であることや、「ただそこにいて、何かしら考える振りをしているだけ」であることを指します)ために、上記の評価方法で合格しない場合には、不合格(「F」)になることをご承知おきください。 【その他】 一.本講座を履修する方が比較的多い場合には、成績評価の方法を一部変更し、平常点(50%)に加え、学期末試験を実施したり(25 od. 50%)、学期末レポート(25 od. 50%)を課したりする場合があります。 一.3回以上欠席した場合は、自動的に不合格になります。(※但し、その理由が新型コロナウィルスに関連する場合にはその限りではありません。) 一.断りなく欠席した場合(=無断欠席)は、履修を放棄したものとみなし、その時点で自動的に不合格になります。 |
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関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
【その他】 一.2023年度春学期開始前のシラバス(授業内容)や履修に関するお問い合わせは、次のメールアドレスにお寄せください:akiyamadaisuke@hotmail.com 一.本講座では、選択必修科目の単位の数合わせではなく、「半年後の、1年後の自分のなりたい姿」を思い描きながら努力し続けられる学生を求めています。 |
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到達目標 /Learning Goal |
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会?歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | Jedes Wort weiß... S. 7. L. 1-17 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
2 | Jedes Wort weiß... S. 7. L. 17-S. 8 L. 20 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
3 | Jedes Wort weiß... S. 8. L. 21-S. 9 L. 24 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
4 | Jedes Wort weiß... S. 9. L. 25-S.10. L. 27 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
5 | Jedes Wort weiß... S. 10. L. 28-S. 12 L. 3 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
6 | Jedes Wort weiß... S. 12. L. 4-S. 13. L. 12 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
7 | Jedes Wort weiß... S. 13. L. 13-S. 14 L. 15 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
8 | Jedes Wort weiß... S. 14. L. 16-S. 15 L. 6 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
9 | Jedes Wort weiß... S. 15. L. 7-S. 15 L. 28 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
10 | Jedes Wort weiß... S. 15. L. 29-S. 16 L. 23 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
11 | Jedes Wort weiß... S. 16. L. 24-S. 17 L. 23 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
12 | Jedes Wort weiß... S. 17 L. 24-S. 19 L. 2 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
13 | Jedes Wort weiß... S. 19. L. 3-S. 20 L. 19 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
14 | Jedes Wort weiß... S. 20. L. 20-S. 21 L. 25 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |