シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
テクスト研究(現代社会?歴史) b/TEXT STUDIES (GERMAN MODERN SOCIETY AND HISTORY) b |
---|---|
開講所属 /Course Offered by |
外国語学部ドイツ語学科/FOREIGN LANGUAGES GERMAN |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金5/Fri 5 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
秋山 大輔 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
秋山 大輔 | ドイツ語学科/GERMAN |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
【はじめに】 授業における生成AIの取り扱いの是非は、次のミヒャエル?エンデのエセーが言い得て妙だと考えます: Ich lese in einem Fachbuch, daß früher oder später Computer das Schreiben von Romanen, Gedichten und Dramen übernehmen können, und zwar werden sie es besser und vor allem schneller machen als jeder menschliche Autor. Denn, so argumentiert der Fachmann, was ist ein gutes Gedicht anderes, als eine optimale Zusammenfügung von Bausteinen, die alle vorher schon bestanden haben, also von Wörtern, Metaphern, Sprachmelodie, Gedanken usw. Zwar sind wir gegenwärtig noch nicht so weit, aber in einer nicht fernen Zukunft wird die Entwicklung diesen Punkt erreicht haben. Dann wird man alle erforderlichen Komponenten sammeln und einspeichern können. Dasselbe gilt natürlich auch für die Musik und andere Künste. Nun gut, möchte ich erwidern, aber die Sache hat einen Haken: Wer entscheidet, was «optimal» ist? Der Computer? (Michael Ende: Optimal. In: Zettelkasten. Hrsg. von Roman Hocke München 2011. S. 216.) 便利なものを使うことは現代人の嗜みでしょう。その一方で重要なのは匙加減であり、私は、本講座を履修する方には主体的に課題に取り組むことを期待します。 【授業の内容】 日本語とドイツ語で小説を発表し、シャミッソー賞(1996年)やクライスト賞(2016年)を受賞するなどドイツでも非常に高く評価されている多和田葉子(1960-)のドイツ語で書かれた第一エセー集Talisman(1996)の中から、TalismanとRothenburg ob der Tauber: Ein deutsches Rätselを講読します。彼女独特の異化、すなわち他者の視点を通して私たちが生きる現代社会を切り取ることに加え、日独文化比較論としても興味深い内容になることを期待します。  ̄ ※本講座は、外国語学部ドイツ語学科の学位授与方針(DP)ならびに教育課程の編成?実施方針(CP)が示す「修得された高度な語学能力を活かし、ドイツ語圏の社会の多様な専門領域に関する知識を体系的かつ横断的に修得」することを目指します。 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
【授業の形式】 一.願わくは各々の授業担当者がシラバスを記す際に「よい例」とされるマニュアルにおよそ従って私がまとめた次項の「事前?事後学修の内容」に則って各自が事前に準備した上で教室にやって来ることです。そして教室ではゆめゆめ恥じらいの色を見せることなくその成果を発表してください。なぜなら本講座(の討論)は、それではじめて成り立つものだからです。 一.授業終了後、manaba に授業プロトコルをアップロードします。これは「課題(試験やレポート、事前?事後学修の内容等)に対する授業期間中のフィードバック(解説、コメント等)」を兼ねるものです。 【履修上の注意】 一.私は、本講座に関心があれば、履修する方の「現代社会?歴史」「言語?文学?思想」「芸術?文化」という各研究コースはおろか学年も問いません。むしろ顔ぶれがハイブリッドになることを期待します。 一.私は、本講座を履修するにあたり「応用ドイツ語Ⅱ」や「総合ドイツ語Ⅳ」の成績が「A」以上、あるいは「B」以下という括りよりずっと大切なことは、本講座でドイツ語学科で勉強してきたドイツ語基礎の内容を用いてドイツ語で書かれたまとまった分量のテクストを精確に読めるようになりたいという情熱があり、それを最後まで持ち続けられることだと考えます。  ̄ ※未修クラスで「総合ドイツ語Ⅳ」または「応用ドイツ語Ⅱ」の成績が「A」以上の学生と既修クラスの学生を主な対象とします。 (但し、未修クラスの学生で成績が「B」以下でも履修可) |
||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
【事前?事後学修の内容】 一.テクストの指定範囲を事前に熟読し、登場人物や事項について下調べしておくこと。(1時間) 一.manaba で事前に配付する資料に目を通したうえで、ワークシートに取り組むこと。(1時間) 一.事前学修として、テクストの該当ページを毎回必ず読み、専門用語の意味等を理解しておくこと。(1時間) 一.授業後はノートを整理する。わからない用語は他者に説明できるようになるまで調べる。また、講義や討論を踏まえて、改めて作品を読む。(1時間) と、ここまで「事前?事後学修の内容」の「良い例」とされるマニュアルにおよそ従って記しました。しかし箸の上げ下ろしまで口を差し挟むのは、「結句」私の流儀ではありません。なぜなら本講座で主体的に課題に取り組む方は、「どうで」事前?事後に何をどれくらいすれば本講座でDeutschkenntnisseを引き上げられるのかを自ずと感じ取り、次第にその取り組み方を習慣にさえできるはずだからです。 |
||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
|
||||||||||
テキスト2 /Textbooks2 |
|
||||||||||
テキスト3 /Textbooks3 |
|
||||||||||
参考文献等1 /References1 |
|
||||||||||
参考文献等2 /References2 |
|
||||||||||
参考文献等3 /References3 |
|
||||||||||
評価方法 /Evaluation |
【評価方法】 本講座ではその性格上、原則的に平常点によって成績を評価します。ただし言うまでもなくこれは出席すればそれで事足りるという安易なものではありません。私は、授業に臨むにあたり、緻密に準備することを当たり前のこととして要求します。その成果は、授業ごとに複数回の順番が巡って来る日本語訳や、場合によってはレジュメを準備した上での口頭発表(①)、そのテクストの講読を受けての討論(②)の中で表れますので、毎回のそれらの出来により自ずと成績を評価できるという塩梅です(①+②→平常点100%)。「原則的に平常点によって成績を評価する」とはこの謂いです。したがって出席していたものの傍観者であり続けた(例えば、「体を起こすことさえままならず、ただそこにいるだけ」であることや、「ただそこにいて、何かしら考える振りをしているだけ」であることを指します)ために、上記の評価方法で合格しない場合には、不合格(「F」)になることをご承知おきください。 【その他】 一.本講座を履修する方が比較的多い場合には、成績評価の方法を一部変更し、平常点(50%)に加え、学期末試験を実施したり(25 od. 50%)、学期末レポート(25 od. 50%)を課したりする場合があります。 一.3回以上欠席した場合は、自動的に不合格になります。(※但し、その理由がインフルエンザや新型コロナウィルスに関連する場合にはその限りではありません。) 一.断りなく欠席した場合(=無断欠席)は、履修を放棄したものとみなし、その時点で自動的に不合格になります。 |
||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
|||||||||||
備考 /Notes |
【その他】 一.2023年度秋学期開始前のシラバス(授業内容)や履修に関するお問い合わせは、次のメールアドレスにお寄せください:akiyamadaisuke@hotmail.com 一.本講座では、選択必修科目の単位の数合わせではなく、「半年後の、1年後の自分のなりたい姿」を思い描きながら努力し続けられる学生を求めています。 |
||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
専門的なドイツ語テクストを講読し、現代社会?歴史に関する分野について背景知識を含めて総合的に研究し、分析を行い見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
---|---|---|---|
1 | Einführung | 導入です。テクストの大まかな内容や次回以降の授業の進め方を説明します。但し履修者の顔ぶれによっては初回からテクストを講読します。 | |
2 | Talisman S. 53 L. 1-S. 54 L. 8 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
3 | Talisman S. 54 L. 9-S. 55 L. 24 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
4 | Talisman S. 55 L. 25-S. 56 L. 30 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
5 | Talisman S. 57 L. 1-S. 58 L. 14 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
6 | Rothenburg o. d. T.... S. 29 L. 1-S. 30 L. 25 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
7 | Rothenburg o. d. T.... S. 30 L. 26-S. 32 L. 8 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
8 | Rothenburg o. d. T.... S. 32 L. 9-S. 33 L. 28 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
9 | Rothenburg o. d. T.... S. 33 L. 29-S. 34 L. 30 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
10 | Rothenburg o. d. T.... S. 35 L. 1-S. 36 L. 18 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
11 | Rothenburg o. d. T.... S. 36 L. 19-S. 37 L. 30 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
12 | Rothenburg o. d. T.... S. 38 L. 1-S. 39 L. 1 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
13 | Rothenburg o. d. T.... S. 39 L. 2-30 | テクストの左記の頁を各自が事前に講読(=準備)し、授業ではその成果を発表した上で討論します。 | ※「詳細情報」に記した「事前?事後学修の内容」をご参照ください。 |
14 | Unbekannt | 未定です。講読の進捗状況によります。 |