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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
英語専門講読 Ⅰ/ADVANCED THEMATIC READING Ⅰ |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
土2/Sat 2 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
石川 幸子 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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石川 幸子 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
従来、紛争と開発は、個別の学問領域として捉えられていたが、冷戦終焉後の国内紛争の増加に伴い、紛争と開発の密接な関係性が注目されるに至った。世界は、紛争と開発についてそれぞれ単独で解決することが困難であるという状況に直面しており、様々な観点から研究?実践が進められている。 本授業では、「紛争と開発」をテーマとした専門書を読み進めながら、紛争と開発のリンクを明らかにし、紛争と開発のインパクトを互いに受け合う主要なアクター、理論、並びに近年の傾向について学ぶことを目的とする。特に、紛争と開発にかかる先進国と発展途上国の視点の違いに着目し、両者の関係が及ぼす正負の影響を理解し、理想的かつ維持可能な平和構築の在り方を考えることに重点を置く。 将来、国際機関やNGOにおいて開発、平和構築分野の仕事を目指す学生は勿論のこと、これらの課題に関心と意欲のある学生の受講が望ましい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
本授業は、基本的に教科書の精読とサマリーの作成という学生の作業とグループ?ディスカッションを含むZoom授業を混ぜたハイブリッド方式で進める。. オリエンテーション(第1回)は、Zoom授業を行う。第2回は第1回授業の復習も兼ねてテキストの内容に則ったPDF資料を配布。その後は、基本的に2週間で一つの単元を学習することとし、 各単元の要約をレポート(A4一枚)として提出する。各章の終わりには、Zoom授業で学習内容を確認し、グループ?ディスカッションを行う(第7回、及び第14回)。春学期は、教科書のIntroduction chapter, 及びChapter 1を履修する。全体を通して、レポート提出は5回、Zoom授業は初回を含め3回を予定。授業に関する連絡、及びレポートの提出等は、manabaを使用する。 本授業を履修する学生は、全期間を通して教材の読み込み、及びレポートの作成を行うことが求められることを予め理解しておくこと。 また、テキストは、事前にAmazonでペーパーバック版、またはKindle版を購入することが望ましい(輸入に時間を要すること、及び価格が高額になるので、大学の書店では扱っていないので注意のこと)。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
授業は、テキストの内容についての理解力を養うため、要約作成を中心に行うので、本来の授業時間に拘わらず各自で計画的に学習を進めること(3時間)。また、Zoom授業では、発言を重視するので、予め当該ChapterのDiscussion Questionsの回答を考えて授業に臨むこと(1時間)。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
春学期は、提出されたレポート(70%)、及びZoom授業の参加度(30%)を総合的に判断して評価する。。レポートについては、2回提出がない場合、または提出期限内に提出できなかった場合、評価は不可となるので注意すること。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
昨年度までの秋学期「国際関係特殊講義b」を既に受講しているか、または、今年度秋学期の同講義を受講することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
分野の専門性をもった英文マテリアル(資料)を講読、読解できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | Orientation for “Conflict and Development” | 授業全体についての説明を行うとともに、紛争と開発を個別に研究するのではなく、一緒に考えることの重要性につきブレインストーミングを行う。PDF(またはパワポ)資料参照。 | |
2 | Introduction Chapter | 紛争と開発との関係を理解する上で基礎となる5つの前提について理解し、それらの前提が、パワー(権力)によってどのように変化させられるのかについて考察する。(テキスト及びPDF資料) | |
3 | Evolution of Development Theory (Part 1) | (p.10-19) 従来の開発学の理論から紛争との関係を重視するようになるまでの約半世紀にわたる開発理論の変遷を学び、新自由主義の考え方が紛争解決に与える影響を理解する。 | |
4 | Evolution of Development Theory (Part 2) | (p.10-19) 各自要約ペーパーを準備、提出する。提出期間は、5月4-8日(GWを考慮)。 | |
5 | Evolution of Conflict Theory (Part 1) | (p.19-24) 近年、紛争(特に内戦)に関する一般的理論を探る努力が主流化していることを理解し、紛争解決の立場からどのように開発が関与しているのかについて考察する。 | |
6 | Evolution of Conflict Theory (Part 2) | (p.19-24) 各自要約ペーパーを準備、提出する。提出期間は、5月18-20日。 | |
7 | Zoom class for Introduction Chapter | 履修生提出の要約レポートをレビューしながら、Introduction Chapterの内容について補足説明を行うとともに、p.28のDiscussion Questionsについてグル―プでの検討?発 | |
8 | Chapter 1: Conflict Causation and Escalation 他(1) | (p.34-38) Economics and civil warの前まで)現在、世界で論じられている紛争原因及びエスカレーションの理論について理解する。 | |
9 | Chapter 1: Conflict Causation and Escalation 他(2) | (p.34-38) 各自要約ペーパーを準備、提出する。提出期間は、6月8-10日。 | |
10 | Chapter 1: Economics and civil war 他(Part 1) | (p.38-44) 国内紛争の原因、長期化の要因について理解する。 | |
11 | Chapter 1: Economics and civil war 他(Part 2) | (p.38-44) 各自要約ペーパーを準備、提出する。提出期間は、6月22-24日。 | |
12 | Chapter 1: Corruption 他 (Part 1) | (p45-53) 汚職、腐敗の概念について途上国の立場から考えてみる。また、国際的な援助と汚職の関係性について理解する。 | |
13 | Chapter 1: Corruption 他 (Part 2) | (p.45-53) 各自要約ペーパーを準備、提出する。提出期間は、7月6-8日。 | |
14 | Zoom class for Chapter 1 | 履修生提出の要約レポートをレビューしながら、Chapter 1の内容について補足説明を行うとともに、p.54のDiscussion Questionsについてグル―プでの検討?発表を行う。 |