シラバス参照/View Syllabus |
科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
コミュニケーション論特殊講義b/SPECIAL LECTURE ON COMMUNICATION(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
金3/Fri 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
柿田 秀樹 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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柿田 秀樹 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
【視覚文化論】 春学期に、視覚文化論の1アプローチである騙し絵のレトリックを学習したことを踏まえて、理論的な背景を展開していきます。 現在、視覚文化論はコミュニケーション学で最も注目される分野の一つであり、その諸相を歴史と多様なアプローチと共に扱っていきます。1980年代に米国で台頭した視覚文化論は、絵画芸術を中核とする美術(史)の分野に加えて、メディア論やコミュニケーション論、比較文学等の隣接領域を包みつつ、視覚的表象の文化的次元を扱う新たな領域として認知されています。秋学期の講義では、視覚文化論が射程とする様々なトピックを取り上げ、写真、映画、絵画、技術、身体、空間等の視覚性を検討していくことになります。 我々を取り巻く現代世界は、テレビや映画を始め、写真や広告映像等の視覚的なコミュニケーションで溢れています。本講義は、そのような視覚コミュニケーションを理解し分析するのに必要な視覚文化論の知とその抽象概念を学ぶことを目的としています。 本授業は、英語学科の学位授与方針(DP)や教育課程の編成?実施の方針(CP)が示す「メディア?コミュニケーションに関する専門的知識や諸理論を修得し、様々な視点からメディアやコミュニケーションを分析、批判的に読み解き、自らの見解を効果的に表現する」ことの中でも、とりわけ視覚コミュニケーション?レトリック理論に関する思考?理解力を高めることを目的としています。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業はオンラインで行います。メディア?コミュニケーションコースの専門科目ですので、各週の主題にあわせて講義します。 毎週、授業時間帯に講義内容や映像資料を視聴してもらい、そのうえで課題を提出してもらいます。 授業はシラバスに沿って進めていく予定です。毎回教材と一緒に、その日に行うことの順番ややり方と講義内容を記した「講義」ファイルをPortaで配布します。 「講義」ファイルの指示にしたがって配信資料を閲覧し、zoomでの講義も踏まえて教材を読み、課題を進めてください。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートなどに答えて、指定されたサイトで提出してください。教材に関する問いを出すので、その解答を次回授業前日(木曜日)までにファイルで提出してもらいます。講義から2週間後にフィードバックする予定です。 詳細は1週目の授業でお話ししますので、必ず出席してください。1週目の授業に関する指示と必要な情報は、授業数日前にPortaの掲示板で配信しますので、前日迄に必ず確認してください。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
1)コミュニケーション分野の専門科目ですので、毎週それに関する講義をします。講義内容を読んで、課題の設問に答えてください。 2)Portaを通じて、毎週課題を出します。毎回授業の最後にその日の復習となる小テストや小レポートの課題を出すので、Portaを通じて解答のファイルを期日までに提出してください。 3)絵画や写真等の視覚メディアを批評し学習する授業です。課題となる絵画等の閲覧が必須となります。言及される絵画は、ネット上で参照することができるはずです。 4)授業の時間に加えて、事前に1時間、事後に2時間程度(週によっては、事前に2時間、事後に1時間程度)の学修が必要です。授業の前には、次回の課題となる絵画や映画等を閲覧して、次回に講義される予定の専門用語や抽象概念の意味等を諸文献できちんと調べて理解し準備した上で授業に臨み、授業後は課題を解いて当該の課題文を読み直して、各自で必ず復習してください。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業の最終日にまとめの課題(20%)を行う予定です。毎回の小テストの課題(80%)とまとめの課題の結果を合わせて、出席状況も鑑みて総合的に評価します。 課題未提出の欠席は課題の平均点を著しく下げますので、全て提出してください。 |
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関連科目 /Related Subjects |
コミュニケーション論、視覚コミュニケーション論、コミュニケーション論文献セミナー、メディア文化論、イメージ文化論、交流文化論(トランス?ナショナル?メディア論)、交流文化論(ツーリズム特殊講義)、交流文化論(トランスナショナル文化特殊講義) | ||||||||||
備考 /Notes |
テキスト?参考文献:授業で適宜紹介します。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
多様な視点から論じられるコミュニケーション論に関する主題とその諸理論を習得し、分析を行い、見解の提示ができるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | オリエンテーション | 授業に関する概説と指示 | 次週に向けての準備 |
2 | 視覚文化論とは | 視覚文化論の射程する問題 | 授業の復習と絵画の閲覧 |
3 | 視覚技術と身体 | 鏡像段階論とナルキッソス神話について | 授業の復習と絵画(カラヴァッジョなど)の閲覧 |
4 | 視覚技術と身体−身体イメージとナルシシズム | 森村泰昌のセルフポートレートについて | 授業の復習と絵画(森村泰昌など)の閲覧 |
5 | メディアとしての視覚の変容−古典主義時代の視覚 | 17世紀の視覚のメタファーとしての暗室箱について | 授業の復習と絵画(ベラスケスなど)の閲覧 |
6 | メディアとしての視覚の変容−近代の視覚 | 19世紀近代の視覚のメタファーとしてのステレオスコープについて | 授業の復習と絵画(ターナーなど)の閲覧 |
7 | デカルト的遠近法主義 | 視の制度(scopic regime)と視覚の専制的力への批判的視座 | 授業の復習と絵画(ホルバインなど)の閲覧 |
8 | デカルト的遠近法主義への抵抗 | デカルト的遠近法主義を内部から転覆させる描写術とバロックについて | 授業の復習と絵画(アナモルフォーズ画など)の閲覧 |
9 | 眼差しと視線ー見返してくる無意識としての眼差し | 眼差しと視線の区分について | 授業の復習と絵画(アナモルフォーズ画など)の閲覧 |
10 | 眼差しと視線ー眼差しの力 | 視線と監視について | 授業の復習と絵画(フェルメールなど)との閲覧、および映画(『血を吸うカメラ』)のスクリーニング |
11 | 言葉とイメージーフーコーのマグリット解釈、『これはパイプではない』 | カリグラムの解体と言葉とイメージの置換について | 授業の復習と絵画(マグリットなど)の閲覧 |
12 | 言葉とイメージー思想としてのマグリット | 類似の消滅と相似(マグリット、アンディ?ウォホール)ついて | 授業の復習と絵画(アンディ?ウォホールなど)の閲覧 |
13 | イメージのレトリック | イメージに組み込まれたレトリックの力について | 授業の復習と絵画(マグリットなど)の閲覧 |
14 | 総括 | 今学期のまとめ | 授業の復習と今学期全体の復習 |