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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
英語学入門/INTRODUCTION TO ENGLISH LINGUISTICS |
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開講所属 /Course Offered by |
外国語学部英語学科/FOREIGN LANGUAGES ENGLISH |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火3/Tue 3 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
小早川 暁 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小早川 暁 | 英語学科/ENGLISH |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
英語の子音?母音の仕組み、アクセント位置と音節構造の関係、大母音推移などの英語の歴史的変化、派生語?合成語などの成り立ち、文の必須要素と付加的要素の区別、等位接続構造、倒置文などの文法事項、文の意味、発話の意図などを言語学的に分析することによって、言語が緻密な構造を持っていること、そして「人間の言語はどれも同じ」と言ってもいいほど共通性があることを見ていく。扱うデータは英語が中心だが、日本語に見られる同様の現象も積極的に取り上げていく。さらに、実際的な英文和訳、作文などでも言語を分析的にとらえる能力が非常に役に立つことも実感してもらう。(なお、授業計画は暫定的なものである。) 英語学科のDP、CPのいう英語の「4技能」を支える英語学の発想法と考え方を身につけることを目的とする。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業は講義形式で行い、適宜レポート課題を課す。課題の提出自体は加点の対象とならないが、未提出や不十分な課題は減点の対象となる。 課題に対するフィードバックは講義中になされる。 履修登録者が100名を超えることが見込まれる授業であるため、授業形態は、オンデマンド配信型遠隔授業ないしZoomによるライブ配信型遠隔授業のいずれか、ないしその組み合わせで行うことを基本とするが、必要に応じて対面授業を行う。(対面授業の場合、これと併せてライブ配信?録画配信を行うことはない。) 授業連絡等はmanabaによる。 授業に関する質問等にはmanabaを利用されたい。授業担当者からの返信もmanabaに掲載することとし、受講生の間で情報共有する。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
講義の予習に2時間以上、復習に2時間以上の授業時間外学修を必要とする。それぞれの内容については授業計画詳細を参照のこと。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
配布資料の内容の理解の程度が評価の対象となる。評価は、学期末に実施する試験ないしレポート課題(100点満点)による。ただし、課題の未提出やオンデマンド配信型遠隔授業の未視聴については、学期末の試験の得点から一回あたり10点を減ずる。例えば、学期末の試験の結果が80点であっても、課題の未提出が3回あれば不合格となり、単位の取得はできない。(出席や課題の提出自体が加点の対象となることはない。)なお、試験では日本語による解答が求められる。 | ||||||||||
関連科目 /Related Subjects |
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備考 /Notes |
対面授業の場合、辞書としての利用も含め、スマホ等の利用は授業中、認めていない。授業への遅刻?欠席については1回あたり10点を試験の結果から減ずる。私語などの授業態度不良についても同様である。成績評価にあたり、卒業年次生であることや就職が決まっていることなどが考慮されることはない。また、正規の成績発表に先立って成績を知らせることはしていないし、非正規の「救済措置」を講じることもない。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
英語の音声学?音韻論?形態論?統語論?意味論?語用論といった英語学の基礎理論を学び、分析?論証できる能力を身につける。英語の歴史的変遷及ひ゛国際共通語としての英語の実態について理解する。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 無意識の言語知識について | 言語に関する私たちの知識に何がふくまれるか考察する。 | |
2 | 英語の音声の仕組み | 英語の子音、母音の発音がどのような素性で記述されるか学ぶ。 | |
3 | 英語の歴史的変遷 | スペルの発音が遊離した原因の1つである大母音推移という歴史的変化などについて学ぶ。 | |
4 | 英語の派生語 | 代表的な派生接辞を取り上げ、語幹と派生語の品詞、意味関係について分析する。 | |
5 | 英語の合成語 | 派生語、合成語、句の違いを理解した後、合成語の品詞、意味がその構成要素とどのような関係にあるか学ぶ。 | |
6 | 英語の音節構造とアクセント | 日英語の名詞のアクセント位置と音節構造の関係について学ぶ。 | |
7 | 音声?語彙に関するまとめ | 6週目までの内容にかんして中間テストを行う予定である。 | |
8 | 基本的動詞句 | 動詞句内の前置詞句が連用修飾する場合と連体修飾の場合について学ぶ。 | |
9 | 動詞句の必須要素と付加要素 | 動詞句内の要素がどこまで省略可能か、また、do soなどの代用表現でどのような置き換えが可能か学ぶ。 | |
10 | 等位接続構造 | andは中1で導入される単語であるが、それが作る構造の理解は難しい。9週で学んだ動詞句の構造を応用して、3種類の等位接続構造について学ぶ。 | |
11 | 不連続な依存関係 | 重い要素の後置や否定表現の前置などの構文について学ぶ。 | |
12 | 文の意味 | 文全体の意味がその構成素からどのように決まるかについて学ぶ。 | |
13 | 発話の意味 | 発話における前提や文脈との関係などについて学ぶ。 | |
14 | 子供の言語獲得と国際共通語としての英語 | 子供の言語獲得過程及び各地域で使われる英語の間の相違点について、内容語?機能語の区別から考察する。 |