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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
政治学総論a(経済学科用)/PRINCIPLES OF POLITICAL SCIENCE(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部経済学科/ECONOMICS ECONOMICS |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
杉田 孝夫 |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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杉田 孝夫 | 法律学科/LAW |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
政治の世界は古来より支配の学でした。治者と被治者とが身分的に異なっていた時代にあっては、支配身分による「よき統治」のための学問であったと言えます。しかし治者と被治者が原理的に同一であるとされるデモクラシーの時代である現代においては、市民は、共通の法に従うという意味で被治者でありつつ、共通の法をつくり遂行していくためのわれわれの代理人たる治者を選ぶ選挙人であり、政治過程を監視し評価する政治主体です。 政治に対する深い洞察力が求められるのは、政治家や行政官などの専門家だけではありません。それ以上に政治社会の構成主体である市民こそ政治についての教養を身に着ける必要があります。そのような意味で、政治学は私たち市民の教養の学です。しかしそれは決して抽象的で難解な知ではありません。むしろ私たちの日常の生活感覚に根差すものであり、かつよき生を求めて私たちの日常生活の諸関係の在り方をたえず反省的に捉える公共的な知です。本講義はそのような知の技法を身につけることをめざします。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
授業形式と方法: 授業形態:原則的には教室での対面授業 初回の授業の構成は「講義?質疑応答?講義?質疑応答?リアクションペーパーの作成提出」 次回の授業の構成は「リアクションペーパーへの応答?講義?質疑応答?講義?質疑応答?リアクションペーパーの作成提出」以下、このサイクルで進める。これによって双方向の授業形式を確保します。 なお当日の講義ノートおよび資料はmanabaにアップロードします。 その週のリアクションペーパーでの質問に対する応答は翌週の講義の冒頭で応答します。 授業に関する情報の授受は基本的にmanabaを通じて行います。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
あらかじめ授業内容に対応する教科書の該当箇所を読んで、講義に臨むと関心も理解も深まります。図書館で、関連文献を閲覧することを薦めます。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
毎回のリアクションペーパー、および最終レポートを3点満点で採点し、リアクションペーパー42点+学期末試験60点の102点満点として素点をそのまま評価点とする。 |
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関連科目 /Related Subjects |
後期開講科目「政治学概説II」を続けて履修することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
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到達目標 /Learning Goal |
政治学の知識を習得し、近代日本の政治システム、国際政治、政治過程などにおける問題点について分析のうえ、自らの見解を提示できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 政治とは何か | 政治とは人間の複数存在性にもとづく ものの見方としての政治 世事が現れるとき、政治が隠れるとき |
教科書 第1章 政治 |
2 | 権力とは何か | 権力の諸形態 意図と構造 |
教科書 第2章 権力 |
3 | 国家?主権?国民の概念 | 近代の政治を理解するための基本 国家 主権 国民 |
講義資料参照 |
4 | 自由と自由主義 | 歴史的構築物としてのリベラリズム 自然権の原理 自然的自由の秩序 |
教科書 第3章 リベラリズムの展開 1自然権のリベラリズムから功利のリベラリズムへ |
5 | 古典的自由主義から功利主義的自由主義へ | 功利の原理 自由放任と社会改革 |
教科書 第3章 リベラリズムの展開 1自然権のリベラリズムから功利のリベラリズムへ |
6 | 人格主義的自由主義 | ミルとグリーン 自由と多様性 市民の陶冶 積極的自由と国家の道徳的機能 |
教科書 第3章 リベラリズムの展開 2人格発展のリベラリズム |
7 | 社会有機体論 | 個人主義から集産主義へ 平等な自由の原理 適者生存 個人主義の問題 公共の福祉 調和の原理 再配分 |
教科書 第3章 リベラリズムの展開 3社会有機体論 |
8 | 福祉国家とその批判 | 自由放任主義の終焉と福祉国家の構想 集産主義批判と福祉国家批判 社会正義の幻想 |
教科書 第3章 リベラリズムの展開 4福祉国家とその批判 |
9 | 二つの自由の概念 | 自由の本質と二つの自由 積極的自由の意味転換 リベラリズムと全体主義 自由の概念と政治の構想 |
教科書 第4章 現代の自由論 1二つの自由の概念 |
10 | 自律性の条件 | 自律としての自由 行使概念と機会概念 個人と共同体 道徳性と合理性 参加と同質化 自由の具体的条件 福祉リベラリズム |
教科書 第4章 現代の自由論 2自律性の条件 |
11 | 主体と自由と権力 | 権力と自由 主体化する権力 自由の戦略としての「実存の美学」 |
教科書 第4章 現代の自由論 3主体と自由?権力 |
12 | ロールズの正義論とアメリカの自由主義 | ロールズ「正義論」の歴史的意義 ロールズ「正義論」の構成原理 |
教科書 第5章 平等 1.ロールズの「正義論」とアメリカのリベラリズム |
13 | ロールズの『正義論』 | 『正義論』と正義のニ原理 原初状態と無知のベール 不確実状況とマキシミン?ルール |
教科書 第5章 平等 2.ロールズの『正義論』 |
14 | リバタリアニズムとコミュニタリアニズム | リバタリアニズム コミュニタリアニズム 資源主義 福利主義 |
教科書 第5章 平等 3.リバタリアニズムとコミュニタリアニズム 4.資源主義 5.福利主義 |