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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2023/08/29 現在/As of 2023/08/29 |
開講科目名 /Course |
東アジア?中国経済論b(環経学科用)/EAST ASIAN AND CHINESE ECONOMY(B) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部国際環境経済学科/ECONOMICS ECONOMICS ON SUSTAINABILITY |
ターム?学期 /Term?Semester |
2023年度/2023 Academic Year 秋学期/FALL SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
木2/Thu 2 |
開講区分 /semester offered |
秋学期/Fall |
単位数 /Credits |
2.0 |
学年 /Year |
1,2,3,4 |
主担当教員 /Main Instructor |
全 載旭/CHUN Chai Wook |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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全 載旭/CHUN Chai Wook | 経済学科/ECONOMICS |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
この授業は経済学部の学位授与方針(DP)に掲げる学位の裏付けとなる「能力」1、経済学科のDPのその「能力」1?2を養成することを目的にする。 経済学科の教育課程の編成?実施方針(CP)に掲載されている学科専門科目群として第1学年から第4学年に配置され、経済学の専門的な知識を習得するための科目であるという教育目標に向けて授業を行う。 「東アジア?中国経済論b」では、春学期の「東アジア?中国経済論a」で学んだ中国の国民経済発展の基本的なメカニズムを前提に、国際経済との融合が、中国経済に与えたインパクトについて論じる。そのうえで、経済成長と国際経済との融合が中国の政治?経済?社会にもたらしている諸問題について考察する。 日本にとって中国は2002年より最大輸入相手国となり、輸出においても2009年より米国を抜いて最大相手国となっている。中国にとって日本は最大の輸入相手国であり、米国に次ぐ第2位の輸出相手国である。中国は日本にとって、好き嫌いでつきあうかどうかを決められる存在ではなく、いかなる摩擦があろうとも経済面で不可分の関係にあることを理解されたい。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
この授業は講義形式で、対面授業を行う。具体的なことは最初の授業で説明する。 ただし、コロナ感染者の状況によって、ZOOM(リアルタイム)を利用して授業を行う可能性もある。 遠隔の授業の場合は、その時間(木曜日2限)に必ず出席してください。ZOOM「ID」、「パスワード」などはParTaⅡの「お知らせ一覧」で確認すること。 授業中に学生に質問し、それを説明してもらったりする過程で講義内容に対して理解力が高められるように授業を行う。レポートの課題に対しては解説を行う。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
受講前にテキストの授業内容を予習しておき、また受講後には授業の内容を復習しておいてほしい。事前学修は2時間、事後学修は2時間を目安とする。なお東アジア経済に関する時事的な話題にも関心を持ち、新聞を読むようにして世界経済の動向を把握して頂きたい。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
授業で学んだ内容をどの程度理解しているのかを評価する。 試験 (80%)、レポート (20%)で評価する予定である。。 試験は期末試験で授業内容全体の中から出題する。レポートの具体的な課題は授業中に提示する。 |
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関連科目 /Related Subjects |
「開発経済学」、「国際経済関連」の科目を履修することが望ましい。 | ||||||||||
備考 /Notes |
必要に応じて、適宜資料を配布する。 | ||||||||||
到達目標 /Learning Goal |
東アジア?中国経済に関する専門知識を習得し、現代東アジア?中国経済の構造等について分析のうえ、解説できるようにする。 |
回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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1 | 金融改革はどこまで進んだか? | 1978年に始まった改革?開放政策の実施後、中国は金融大国と呼べるほど国際金融市場でのプレゼンスを高めている。このプレゼンスの背景にある巨額の外貨準備高と経常収支の黒字の推移を考察する。 | |
2 | 金融イノベーションとマネーフローの変化 | 中国の金融制度の改革はまだ完了していないが、最大の資本輸出国としての余剰資金はどこから生まれたのか、どのように経済に循環しているのかを説明する。 | |
3 | 外需依存型成長からの転換は可能か? | 中国の対外貿易発展の経緯を説明し、日本と比較しながら国際貿易が果たした役割について検討する。 | |
4 | 国際貿易とその役割 | 改革?開放以前の中国の貿易は大きく制約されていた。しかし1978年の改革?開放によってそれは大きく発展してきた。貿易が国民経済に及ぼした影響を明らかにする。 | |
5 | 外資は何をもたらしたか? | 外資導入にともなって大量の技術導入が行われ、外資導入は技術移転の主要なチャンネルとなっている。導入されたその技術がいかに消化?吸収され、他部門へ伝播していったのかを説明する。 | |
6 | 外資の役割と評価 | 技術導入の現状を契約額と業種別の推移を把握し、その問題点についても説明する。 | |
7 | 米中間の対立は乗り越えられるか? | 米中経済関係がどのように深まってきたのか、また両国間の問題点を概説する。 | |
8 | 二大国家の相互依存と競争 | 経済的相互依存関係の深化が大きな役割をはたしてきたことを明らかにする。 | |
9 | 米中関係と国際経済秩序 | 冷戦終息後、米国は唯一の超大国として覇権を維持してきたが、中国など新興国の台頭などの情勢変化に対応する国際戦略をどのように構築してきたのかを概観する。 | |
10 | 日中関係はいかにあるべきか? | 近年日中両国の間では対立が深まっている。両国はいまでは世界最大の経済圏である地域経済のさらなる発展のために地域協力を強化し、新しい東アジア社会の創造の主体になることについて説明する。 | |
11 | 21世紀の東アジア | 中国経済の動向は21世紀の世界経済の新たな秩序を左右する最大のファクターの一つである。中国を成長の核において発展する東アジアは今後どのような地域秩序を創り出せるのかを概説する。 | |
12 | 持続成長は可能か? | 経済成長とは何か、持続可能な発展とは何かについて勉強し、中国経済の持続可能性について検討する。 | |
13 | 開発は環境と両立しうるか | 経済成長は財の生産と消費の拡大に現れる一方、天然資源などの需要が急増し、排気ガス?排水など汚染物質の排気量が増大する過程でもある。こうした経済成長のための開発と環境を同時に解決するための方法を検討する | |
14 | 成長の果実は誰の手に? | 中国の改革?開放による経済成長が社会と政治に与える影響について概観する。 |